入門編

ペット保険のトラブルを防ぐために!補償内容や対象外項目を解説

ペット保険は、ペットの治療費に備えて加入する保険です。
ですが、動物病院でかかった費用が全て補償されるというわけではありません。

助かっていますが、薬だけをもらいにいくなどには対応していないことが少し不便です。(アニコム「どうぶつ健保ふぁみりぃ」、大阪府在住、20代女性)

椎間板ヘルニアなど一部補償されない病気があると聞いているので気になる。
(SBI、大阪府在住、30代女性)

健康診断や爪切りも保険対象にしてほしい。
(アニコム「どうぶつ健保ふぁみりぃ」、神奈川県在住、20代女性)

これらの口コミのように、ペット保険に加入していても場合によっては補償されないことがあります。
保険の仕組みを理解していないと、トラブルに発展しかねないので、事前にしっかり確認しましょう。

・補償範囲を理解する
・補償対象となる治療費に対して保険金が支払われる
・1日あたりの限度額・年間の限度日数(回数)の設定は2タイプに分かれる
・免責金額と待期期間の有無を確認する

「補償範囲」のタイプを理解する

一言でペット保険といっても、商品によって補償する範囲が異なります。
まずは、どんな補償タイプがあるのか理解しておきましょう。

「フルカバータイプ」と「特化型」に分けられる

ペット保険の補償は、人間と同じように通院・入院・手術のカテゴリで分類されます。

ペット保険の補償タイプは、

・通院・入院・手術を補償する「フルカバータイプ」
・入院、手術のみといった補償範囲を限定する「特化型」

に分けられます。

例えば、皮膚病で通院したとき、フルカバータイプのペット保険に加入していると補償の対象となりますが、手術のみの特化型に加入していた場合は補償されません。

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「補償割合」によって保険金が決まる

ペット保険で受け取れる保険金は、加入している商品に設定された補償割合が関わります。
治療費の何割を保険金として支払ってもらえるのかは、各社が提供する商品の内容によって異なります。

補償割合通りの保険金を受け取れない場合がある

補償割合は、治療費の何割を保険金として支払ってもらえるのかを示すものです。

例えば、治療費が10,000円かかり、補償割合が50%だった場合、

10,000円×50%=5,000円(保険金)

この計算のように、保険金は5,000円となります。
ただし、治療費の中に補償対象外の項目が含まれていると、受け取れる保険金額が変わります。

例えば、治療費の10,000円の中に2,000円分の補償対象外が含まれており、補償割合が50%だった場合は、受け取れる保険金が下記のようになります。

(10,000円−2,000円)×50%=4,000円(保険金)

補償対象外項目が治療費に含まれている場合は、対象外となっている費用を除いた金額から計算されます。
なお、各商品に定められた限度額や限度日数(回数)が受け取れる上限となります。

「補償対象外」は商品や保険会社によって異なる

ペット保険には、商品によって補償対象外となる項目が設けられています。
申込み時や継続時に、保険会社の審査によって補償対象外となる条件が追加される場合もあります。

補償対象外になる治療例

補償対象外となる基本的な項目として、健康診断や予防接種などが挙げられます。
保険開始前に発症した病気や先天性(生まれつきの病気)なども、補償対象外となる場合があります。
商品によっては、膝補償対象外として指定されている傷病もあります。

また、申込み時や継続時の保険会社の審査によって、特定疾病不担保というものが付けられる場合があります。
特定疾病不担保とは、ある特定の病気を補償しないという特約です。
特定疾病不担保にあたる病気の治療を行っても、保険金の補償はないので注意が必要です。

「限度額・限度日数(回数)」の設定

ペット保険は1年間で受け取れる保険金の限度額(年間の補償限度総額)が決まっています。
その中で1日あたりの限度額と年間の限度日数(回数)の有無によってタイプが2つに分けられます。
ここでは、それぞれのタイプの特徴と該当するプランの一例をご紹介します。

①定率補償タイプ

補償対象となる治療費を、年間の補償限度総額に達するまで、一定割合(50%・70%など)の補償を受け取ることができるタイプです。
通院・入院・手術に対する1日あたりの限度額と、年間の限度日数(回数)の制限を気にしなくてもいいというメリットがあります。

②定額補償タイプ

補償対象となる治療費を、通院・入院・手術それぞれに設定されている1日あたりの限度額と年間の限度日数(回数)内で、一定割合(50%・70%など)の補償を受けることができるタイプです。
限度額と限度日数(回数)を超えた治療費は自己負担となります。

「免責金額」と「待機期間」の有無

ペット保険によって免責金額や待機期間が設定されているものがあります。
補償に関わってくるポイントなので、免責金額や待機期間の有無も確認しましょう。

「免責金額」によって自己負担が発生する

商品によっては、免責金額が設定されているものもあります。
免責金額とは、治療を受けた際に自己負担する金額です。

例えば、免責金額が3,000円の場合、治療費が2,000円だと保険金は支払われず、全額自己負担となってしまいます。

補償を受けることができない「待機期間」

待機期間とは、保険が開始されても、補償を受け取ることができない一定の期間のことです。

待機期間の有無や日数などは各保険会社の商品によって異なります。
例えば、「病気は保険期間の初日から30日間、ガンは保険期間の初日から120日間」といった待機期間を設けているペット保険があります。

もし、待機期間中に病気を発症した場合、待機期間が終了して動物病院を受診しても補償対象外となるので注意が必要です。

待機期間とは

まとめ

ペット保険は、各保険会社が定めた内容によって、補償されるものと補償されないものが異なります。約款や重要事項説明書などで詳細を確認することで、認識違いでのトラブルを防ぐことにも繋がります。

また、ペット保険の基本的な知識を正確に身に付けることも、ペット保険選びの一助となります。
下記ページも参考に、ペット保険の基礎知識を身に付けておきましょう。

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