症例編

ペット保険|犬や猫の健康診断は補償対象?加入前に必要?

犬や猫の健康を守ることにもつながる健康診断。この健康診断の費用はペット保険で補償されるのでしょうか?
また、ペット保険に加入する前に健康診断を受ける必要はあるのでしょうか?
本記事では、これらの疑問を健康診断にかかる費用等と併せて分かりやすく解説します。

犬や猫の健康診断はペット保険の補償対象外

ペット保険の多くの商品で補償対象外になっている項目のひとつに「健康診断など健康な状態で行う検査費用」があります。
ペット保険は基本的に病気の治療費をカバーするためのものなので、基本的に健康診断は補償対象外となっているようです。

ただし、健康診断で病気が見つかった場合には、その病気が補償対象であれば保険金を請求することができます。
病気の治療において、早期発見・早期治療は大切です。愛する犬や猫に長生きしてもらうためにも、定期的に健康診断は行うようにしましょう。

加入前の健康診断は必要?保険会社の加入条件を確認

ペット保険に加入する際の健康診断は、基本的に不要としている保険会社がほとんどです。
ただし、特定の条件では健康診断を必要としている保険会社もあります。

例えば、プリズムコールでは途中解約や更新不要を行ってからの再加入の場合、年齢問わず健康診断が必要となっています。
アクサダイレクトでは特定の犬種の健康診断が必要です。
いぬとねこの保険では満7歳以上で90%プランに申込む場合は健康診断書の提出が必要です。

このように、プランによっては健康診断が必要になる場合があることも確認しておきましょう。

健康診断が必要になるケースも

基本的に健康診断を不要としているペット保険でも、健康診断が必要になるケースもあります。例えば、ペット保険に加入する前に病気を発症したことがある場合です。
このような場合、保険会社がペット保険に加入できるかどうか引受審査を行う際に、健康診断書等の書類の提出を求められることがあります。
健康診断書の提出をお願いされた場合には、健康診断を受けるようにしましょう。

告知は正確に行うことが大切

ペット保険では、加入前の健康診断が必須ではなく、健康状態の告知のみで加入できることが多いですが、告知は正確に行うことが大切です。
下記の記事では、告知の重要性やもし違反したらどうなるのかを詳しく解説しています。加入前に是非ご一読ください。

ペット保険の告知義務とは?違反してしまった場合どうなるの?ペット保険に加入するうえで欠かせない告知義務。告知義務とは何か、どのような事柄が該当するのでしょうか。「黙っていればバレない?」といった疑問や、告知事項がある場合でも加入できるのかについても解説します。...

犬や猫の健康診断とは

ペット保険では基本的に補償対象外になる健康診断ですが、ペット保険大手のアイペットの契約者の75%がペットに健康診断を受けさせたことがあると回答しています。
同調査によると、獣医師の診察を受けたことで、犬や猫の病気やケガが見つかったことのある飼い主は約35%となっています。
早期の発見、早期の治療を行うためにも、定期的な健康診断を受けてみてはいかがでしょうか。

健康診断にかかる費用

家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(平成27年度)によると、健康診断(1日ドッグ)の費用の中央値は1万4,021円となっており、1万円〜1万5千円と回答した動物病院の割合が最も多くなっています。
一方で中には5000円以下と回答している動物病院や、5万円以上と回答している動物病院もあります。
健康診断の内容や動物病院によって健康診断にかかる費用は異なるため、実際にかかる料金は健康診断を受ける予定の動物病院に問い合わせてみてください。

健康診断の項目

犬や猫の基本的な健康診断の項目は以下のとおりです。

身体検査(視診・触診・聴診)
視診では、口腔内などを獣医が目で見て確認します。触診では、しこりや腫瘍等がないかを手で触って確認します。聴診では、聴診器で呼吸の音などに異常がないかを確認します。

尿検査
尿のpHや尿糖などを検査することで、腎臓や膀胱、前立腺など泌尿器系に異常がないか確認します。糖尿病や腎臓病の早期発見につながることもあります。

糞便検査
顕微鏡等で糞便の状態を検査することで、寄生虫の有無や大腸などの消化器系に異常がないか確認します。

血液検査
主に血球検査と生化学検査が行われます。血球検査では白血球や赤血球等の数や形状に以上がないかを検査することで、貧血などの全身の状態を確認します。
生化学検査では血糖値やコレステロール値などを測定することで、内蔵に異常がないかを確認します。

この他にも、レントゲン検査や超音波検査で全身の状態を確認することもあります。
また、必要に応じて心電図検査、血圧測定、甲状腺ホルモン検査が行われることもあります。
飼っている犬や猫の年齢や健康状態によって必要な検査項目は異なりますので、かかりつけの獣医師に相談しながら検査項目を決めることをオススメします。

健康診断はいつから必要?頻度はどのくらい?

人間と同じように、犬や猫の健康診断も定期的に受けることが大切です。
健康診断を受けはじめる時期の目安ですが、0歳時にはワクチン接種や去勢・避妊手術等で動物病院で健康チェックをしてもらうことも多いので、1歳を基準に以降年1回程度行うと良いかもしれません。
シニア期(6、7歳)以降は年2回、更に高齢になるにつれて頻度は増やしていきましょう。
1年に複数回健康診断を受けるのは多いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、犬や猫の1年は人間の約4年分にあたるともいわれています。高齢時には年に複数回の定期的な健康診断を受けてみてはいかがでしょうか。

まとめ

健康診断は基本的にペット保険の補償対象外となっています。ペット保険加入時に県央診断を求められることはあまりありませんが、定期的な健康診断は病気の早期発見・早期治療に繋がります。
愛する犬や猫に長生きしてもらうためにも、定期的に健康診断を行うようにしましょう。

健康診断以外の補償対象外項目は?

ペット保険では健康診断以外にも費用が補償対象外となるものがあります。
パテラなどの病気や、去勢・避妊手術等に関して保険が適用されるか知りたい方はこちらの記事もご一読ください。

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本記事の内容はすべて2021年6月15日時点のものです。