比較編

爬虫類を飼う時はペット保険の加入がおすすめ!かかりやすい病気や補償内容の比較方法と合わせて解説

集合住宅などでも飼いやすいことから、爬虫類をペットとして迎える人が増えています。しかし、爬虫類は飼育環境によってさまざまな病気にかかってしまうことも。
この記事では、爬虫類がかかりやすい病気や、ペット保険の比較方法について解説します。

爬虫類のペット保険を取り扱っているのは3社!加入時の注意点

爬虫類 ペット保険

最近は、カメやトカゲ、イグアナなど爬虫類をペットとして迎える人が増えています。

一般的に、自宅で飼うペットとして連想されるのは犬や猫ですが、散歩の手間がかからないことや、大きな声で鳴かずに近所に迷惑をかける心配が少ない爬虫類に対して、飼育のしやすさを感じる方も多いようです。

爬虫類を飼う際に、将来的に発生する治療費に備えて加入できるペット保険は3社あります。
まずは、爬虫類のペット保険に加入するときに注意したいポイントについて解説します。

爬虫類の種類によって加入できるペット保険は異なる

爬虫類のペット保険を取り扱う保険会社は、3社あります。
それぞれの会社によって、加入できる爬虫類の種類が異なる上、各社ともかなり限られているため、爬虫類のペット保険を選ぶ際には、まず飼っている種類が補償の対象となっているか確認する必要があります。

保険会社/商品名 適用対象となる爬虫類
アイペット
うちのこキュート
カメ・トカゲ・カメレオン・イグアナなど
アニコム損保
どうぶつ健保はっぴぃ
カメ・トカゲ・ヘビ
SBIプリズム少短
プリズムコール
グリーンプランⅡ
ホワイトプランⅡ
カメ・イグアナ・フトアゴヒゲトカゲ

プリズムコールに関しては、上記に記載のない品種は加入できないと明記されているため、上記以外の品種でペット保険を検討している方は、アニコム・アイペットに関しては問い合わせてみてはいかがでしょうか。

購入時にしか入れない保険も!契約するタイミングによって加入できる保険が異なる

また、ペット保険はいつでも加入できるわけではありません。
商品によっては、ペットを購入する時点で加入しなくてはならないものもあり、すでに飼っている状態からだと入れる保険がさらに限られてしまうため、注意が必要です。

保険会社/商品名 申し込み方法
アイペット
うちのこキュート
ペットショップ等代理店でペットお迎え時のみ申込可能
アニコム損保
どうぶつ健保はっぴぃ
ペットショップ等代理店でペットお迎え時のみ申込可能
SBIプリズム少短
プリズムコールグリーンプランⅡ
ホワイトプランⅡ
WEBまたは郵送で申込可能
(カメ満15歳未満・イグアナ、フトアゴヒゲトカゲ満10歳未満)

これからペットに爬虫類を迎えることを検討してる方は、購入するペットショップが取り扱う保険会社を確認してみることをおすすめします。

健康診断をはじめとした健康体への処置には保険が適用されない

爬虫類に限らず、いずれのペット保険においてもペット保険が適用されるのは、各社が動物ごとに定めた病気やケガに対する通院、入院、手術のみです。

そのため、健康な状態で行う健康診断などには適用されません

爬虫類は見た目だけで体調の変化がわかりにくいことから、定期的に健康診断を受けさせようと考える人も少なくありませんが、ペット保険に加入していても全額自己負担となります。

ただし、健康診断で見つかった病気が補償対象であれば、その治療費に関しては補償を受けることができます
ペットの健康を保つためにも、定期的な健康診断は受けるようにしましょう。

爬虫類がかかりやすい病気|ペット保険で幅広い疾患に備えるのがおすすめ

爬虫類 ペット保険

ペット保険を検討する際には、あらかじめ爬虫類がかかりやすい病気について知っておくことが大切です。飼っているペットに異常がみられた際、症状に関する知識を身につけておけば、迷わずに動物病院を受診できるようになるでしょう。

種類に限らず共通してみられる症状もありますが、代表的な爬虫類がかかりやすい病気についてご紹介します。

カメがかかりやすい病気

長生きする生き物として知られているカメですが、多くの種類で15年から30年前後は生きるため、その分、将来的に治療費が発生する機会もあるでしょう。

まずは、そんなカメがかかりやすい病気についてご紹介します。

水カビ症

皮膚に白いカビが広がったり、甲羅が剥がれたりしてしまう症状がみられるのが水カビ症です。主な原因は水質の悪化や日光浴不足などによって、カメの免疫力が低下したときに細菌が繁殖することで発症します。

くる病(代謝性骨疾患)

与える餌の栄養素の種類や、飼育環境によってカルシウムが不足することで発症するのが代謝性骨疾患です。くる病ともいわれ、カメに限らず爬虫類の多くの種類にみられる症状です。

カメの場合は、成長期によくみられ、骨が脆くなったり曲がったりしてしまいます。

カルシウムが不足した状態が続き、骨が曲がったまま成長してしまうと、あとから治すことができなくなってしまうため、早いタイミングでの対処が求められます。

具体的な治療法としては、カルシウムが多く含まれている餌に変更したり、日光浴をさせる時間を設けたりして、飼育環境を改善するケースが多いです。

肺炎など呼吸器の感染症

細菌感染やウイルスによって、肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすこともあります。
カメの場合は、低酸素の症状がでることが少ない一方で、発症に気付くときには進行してしまっている状態であることが少なくありません。

カメの肺炎治療は、身体の構造上難しいケースが多いため、口を開けて呼吸していたり、半水槽ガメが水に入りたがらないなどの症状がみられたら、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。

卵塞

カメに限らず、母体の中で卵が作られたものの産み出すことができない状態になることを卵塞といいます。

卵が大きすぎて物理的に通過できない状態や、飼育環境、栄養性の疾患などによって産み出せない状態など、具体的な症状はさまざまです。卵塞によって食欲がなくなるなどの症状があらわれることもあります。

注射によって産卵を誘発させる内科的な治療が施される場合もありますが、症状によっては甲羅の腹甲骨を切断し、卵巣と卵管を摘出する外科的な治療が行われる場合もあります。

トカゲがかかりやすい病気

爬虫類の中であれば、トカゲを飼う選択をする人も多いのではないでしょうか。
ここからは、主にトカゲがかかりやすい病気について、その症状や原因を解説します。

脱皮不全

トカゲをはじめ、爬虫類は古くなった表皮の組織を分離するため脱皮をします。
脱皮の頻度は爬虫類の種類や個体差によってさまざまですが、トカゲであれば2〜3週間に1度くらいのペースの種類もいるようです。

脱皮不全は、脱皮をした際に脱皮殻が体の一部に残ったままの状態のことをいい、脱皮殻が残ったままの状態が長く続くと、その部分が壊死してしまうなど生体に深刻なダメージを与えます。

空気の乾燥など飼育環境が原因となるケースが多く、場合によっては生体の体調不良の兆候として起こることもあります。先述した、くる病の症状のひとつとして発症することもありまう。

細菌感染症

呼吸器や消化器が細菌に感染して、炎症を起こすケースです。
例えば呼吸器の場合、急激な気温の低下などを原因に、カメと同様に肺炎を起こすことがあります。トカゲの場合は、口を開けて息をするのが苦しそうな仕草を見せるため、異変に気付いたらすぐに動物病院で診察を受けましょう。

そのほかの原因には、飼育環境によるものが多く、発症を防ぐためには清潔な環境で飼育をすることが重要になります。

骨折や尾切り・脱腸など

トカゲには、生命に危機を感じると自ら尻尾を切ってしまう種類がいます。そのため、過度なストレスを与えないよう注意を払いましょう。
また、ケージに挟んでしまうことや、ケージ内で落下してしまうことが原因で発症する骨折や、細菌感染、ウイルスなどを原因に発症する脱腸など、さまざまな病気が考えられます。

その他|ヘビやイグアナなど爬虫類に共通してみられる疾患

そのほか、爬虫類全般に共通してみられる疾患について解説します。
ここまでに紹介してきた通り、爬虫類はさまざまな病気を発症することがあります。
ペットとして迎える際には、将来起こり得る発症に備えることが大切です。

マウスロット

マウスロットとは、爬虫類にみられる口内炎のことをいいます。
飼育環境が不衛生なことや、体調不良による免疫低下、餌を与える際に口内を傷つけてしまうことが原因で発症するケースが多くあります。

マウスロットを発すようすると、食欲不振や、口からの出血、膿の塊の発生、口が開きっぱなしになるなど、さまざまな形で症状として現れます。
餌を与える際に口内を傷つけないように注意することや、飼育環境を清潔に保つことで予防できるといわれています。

外部寄生虫・内部寄生虫

線虫やダニなどが皮膚に寄生して吸血する外部寄生虫や、体の内蔵に寄生する内部寄生虫にも注意が必要です。外部寄生虫の場合、他の個体にも移ってしまうため、治療費がさらに膨らんでしまうリスクがあり注意が必要です。

内部寄生虫は主に、コオロギなど野生の生体を与えている個体によくみられます。生きたまま与えるのではなく、一度冷凍、解凍してから与えることで寄生虫のリスクを減らすことができます。

拒食

爬虫類は輸入した直後や、飼育環境が変わった際などにストレスから拒食を起こしてしまうことがあります。餌を食べないと免疫力の低下を引き起こし、さまざまな病気の感染リスクが高まってしまうため、飼育環境の整備は特に注意しましょう。

爬虫類のペット保険を比較するときのポイント

爬虫類 ペット保険

爬虫類のペット保険を具体的に比較検討する際には、どのような点に注目したら良いでしょうか。比較する項目や、その考え方について解説します。

対象となる爬虫類の種類や年齢制限

まずは先述した通り、爬虫類のペット保険は種類によって加入できる商品が限られてしまうため、飼っている爬虫類が加入できるペット保険を取り扱っているか、補償対象となる爬虫類を確認しましょう。

そして、飼い始めてからペット保険への加入を検討する際には、新規加入できる年齢も併せて確認しましょう。

補償内容|具体的に受けられる補償を確認する

そして、ペット保険適用時に受けられる補償内容についても確認しましょう。
爬虫類のペット保険を提供している各社の補償内容は、下表の通りです。

保険会社/商品名 補償割合 通院1日(回)あたりの
支払限度額回数(日数)制限
入院1日(回)あたりの
支払限度額回数(日数)制限
手術1日(回)あたりの
支払限度額回数(日数)制限
窓口精算 待機期間 免責金額
アイペット
うちの子キュート
30% 9,000円まで
年間22日まで
9,000円まで
年間22日まで
4万円まで
年間2回まで
あり なし なし
50% 12,000円まで
年間22日まで
12,000円まで
年間22日まで
10万円まで
年間2回まで
あり なし なし
70% 12,000円まで
年間22日まで
30,000円まで
年間22日まで
15万円まで
年間2回まで
あり なし なし
アニコム損保
どうぶつ健保はっぴぃ
50% 10,000円まで
年間20日まで
10,000円まで
年間20日まで
10万円まで
年間2回まで
あり なし なし
70% 14,000円まで
年間20日まで
14,000円まで
年間20日まで
14万円まで
年間2回まで
あり なし なし
SBIプリズム少短
プリズムコール
グリーンプランⅡ
100% 5,000円まで
年間30日まで
5,000円まで
年間60日まで
30,000円まで
年間2回まで
なし ガンは45日間 なし
SBIプリズム少短
プリズムコール
ホワイトプランⅡ
100% 補償なし 10,000円まで
年間30日まで
12万円まで
年間2回まで
なし ガンは45日間 なし

(注)SBIプリズム少短はいずれのプランであっても、ガンに関わる手術は補償対象外です。ただし、ガンに関わる通院、入院保険金は各プランの補償限度額まで補償されます。

ペット保険は、通院・入院・手術それぞれに設定されている1日あたりの限度額や年間の限度額・限度日数(回数)内で、補償対象になる治療費に対して一定割合の補償を受けることができます。

かかった治療費に対してなるべく多くの補償を受けたい場合には、補償割合が100%の保険を選ぶと良いでしょう。

また、プリズムコールのホワイトプランⅡのように、入院や手術に特化して補償を受けられるプランもあり、日常的な通院や治療にかかる費用が補償されない代わりに、月々の掛け金負担を抑えられるメリットがあります。

※ここには保険商品の内容の全てを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。


・アイペット/重要事項説明書
・アニコム損保/重要事項説明書
・SBIプリズム少短/重要事項説明書

保険料|月々または年間でどれくらいの掛け金を負担するのか確認

また、月々または年間でどれくらいの保険料を負担する必要があるのか、保険料について確認しておくことも重要です。
生体の購入費用や、治療や手術が必要になったときにかかり得る費用の見込みから、ペット保険に入って備えるか、貯蓄で備えるか検討すると良いでしょう。

通院・入院・手術にかかる費用を補償してもらえるフルカバー型のペット保険について、各社の保険料は下表の通りです。

保険会社/商品名 払込回数 補償割合100% 補償割合70% 補償割合50% 補償割合30%
アイペット
うちの子キュート
年払 18,710円(トカゲ・カメレオン・イグアナなど)
16,210円(カメ)
14,440円(トカゲ・カメレオン・イグアナなど)
12,750円(カメ)
12,900円(トカゲ・カメレオン・イグアナなど)
11,050円(カメ)
月払 1,610円(トカゲ・カメレオン・イグアナなど)
1,390円(カメ)
1,240円(トカゲ・カメレオン・イグアナなど)
1,090円(カメ)
1,110円(トカゲ・カメレオン・イグアナなど)
950円(カメ)
アニコム損保
どうぶつ健保はっぴぃ
年払 20,220円(トカゲ)
16,800円(カメ)
14,440円(トカゲ)
12,000円(カメ)
月払 1,850円(トカゲ)
1,540円(カメ)
1,320円(トカゲ)
1,100円(カメ)
SBIプリズム少短
プリズムコール
グリーンプランⅡ
年払 28,020円
月払 2,550円

入院や手術に特化したプリズムコールのホワイトプランⅡの保険料は下表の通りです。

保険会社/商品名 払込回数 補償割合100% 補償割合70% 補償割合50% 補償割合30%
SBIプリズム
少短プリズムコール
ホワイトプランⅡ
年払 15,990円
月払 1,450円

【上表の保険料の前提条件】
・各社の保険料表に基づいて作成。
・各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない。

【各社個別の条件】
・アニコム損保どうぶつ健保はっぴぃの保険料は、基本保険料で表示(保険の利用状況によって適用される割増引を考慮していない。)

【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペットの健康状態等による引受基準は各社によって異なります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。
※ペット保険は、保険料だけではなく、契約条件や補償内容などの要素も考慮した上で比較・検討してください。
※ここには保険商品の内容の全てを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。


・アイペット/重要事項説明書
・アニコム損保/重要事項説明書
・SBIプリズム少短/重要事項説明書

爬虫類のペット保険に加入するメリット

爬虫類 ペット保険

先述した通り、爬虫類は飼育環境や給餌の仕方などに起因して、さまざまな病気にかかるリスクを持っています。疾患や、症状の進行状況によっては高額な治療費がかかるケースもあります

将来的な治療費に向けて、ペット保険で備えておくことのメリットをご紹介します。

通院や手術にかかる金銭的な負担を軽減できる

具体的な補償内容は保険会社によって異なりますが、飼っている爬虫類が通院、手術、入院をする際に、その費用がカバーされることで金銭的な負担を軽減できるのがペット保険です。

ある日急にペットが体調不良を起こし、高額な費用がかかる手術が必要になっても慌てることのないよう、ペット保険で備えておくと安心できるでしょう。

受診しやすくなることで病気の早期発見が見込める

特にフルカバー型のペット保険では、加入しておくことで補償割合に応じて、治療費の一部が補償してもらえるため、その安心感から病院を受診しやすくなることもメリットとして挙げられます。

爬虫類は、病気によってはその発症に気づきにくく、いつの間にか病状が進んでしまっていて、治療に高額な費用がかかってしまうということも考えられます。

爬虫類の様子に異変を感じたときにすぐに診てもらい、早期発見・早期治療ができるようにするためにも、ペット保険の加入を検討することをおすすめします。

爬虫類のペット保険利用者の口コミ

爬虫類 ペット保険

毎月の保険料負担が大きくなかったため、加入しました。
手軽な金額で、なにかあっても安心して病院に行くことができるため、気持ちにゆとりを持って飼えるようになりました。(大阪府在住 20代女性)

爬虫類のペット保険は、比較的負担する保険料も少ないため、なにかあったときのために加入しておくという方も少なくありません。

気持ちにゆとりを持って、ペットとの生活を楽しむためにも加入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

手間がかからず飼育しやすいことで、ペットとして人気が高まっている爬虫類ですが、飼育環境をはじめさまざまなことに起因して、病気にかかることもあります。

爬虫類向けのペット保険は、比較的少ない負担でいざというときのために備えることができるため、補償内容を比較・検討した上で、加入を検討してみてはいかがでしょうか。

ペット保険に関して、さらに詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

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トリセツ編集部(アニマライフ)
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ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。