入門編

動物病院の利用回数ってどのくらい?実際にかかる費用は?

ペットの病気やケガの治療には、どれくらいの費用がかかるかご存知ですか?
ペットの分類や病気の進行状態によって変わってきますが、万が一の診療費の支出に備えるために、動物病院の利用回数や診療費の目安を知っておきましょう。

また、ペット保険を検討されている方は、どのペット保険にしようか迷っている方も多いかと思います。これから紹介する情報もペット保険選びの参考にしてみてください。

動物病院を利用する回数は年間でどのくらい?

動物病院 費用 利用回数
ペットが病気やケガをしてしまった際に利用する動物病院。実際にどのくらいの頻度で利用するのか気になる方もいるのではないでしょうか?
ここでは、一般社団法人ペットフード協会が行った調査結果を元に、犬の場合はどのくらい動物病院を利用しているのかを確認していきましょう。

年齢別に見る動物病院の利用回数

一般社団法人ペットフード協会が調査した「犬 飼育・給餌実態と支出」では、犬が1年間で動物病院へ行った回数が年齢別で紹介されています。

犬 動物病院 利用回数

0歳(幼齢期)は4~6回(28.6%)、1~6歳(成齢期)は2~3回(29.4%)、7歳以上(高齢期)は2~3回(30.4%)が一番多くなっています。

もちろん、1年を通して受診していない犬もいれば、11回以上動物病院へ行った犬もいるので、個体によって動物病院の利用回数は異なります。

動物病院で発生する費用は?

動物病院 費用 利用回数
動物病院を利用する際、当然ですが診療費を始めとした費用が発生します。

アイペット損保の「ペットの支出に関する調査」によると、年間のペット関連の支出で一番多く感じるものについて尋ねたところ、犬の飼い主では約40%、猫の飼い主では約47%が「病気やケガの診療費」の支出と答えました。

ペット 費用

また、ペットが高齢になったとき一番お金がかかると思うものとしても、85%以上の飼い主が「病気やケガの診療費」と回答しています。
ペットには人間のように公的な保険制度がなく、病気やケガの治療で発生する支出は人間と比べて多くなる場合があります。

それでは実際にかかる費用はどのくらいなのでしょうか?
ここからは手術で発生する費用、犬・猫・鳥・うさぎ・フェレットの年間診療費について確認していきましょう。

手術費用で保険金請求が多い傷病

アイペット損保の「ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2021」では、手術での保険金請求が多い傷病のランキングが参考診療費と合わせて紹介してあります。

保険金請求 ランキング
※参考診療費等は一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

例えば、犬の第1位の皮膚腫瘍を手術で摘出した例では9万400円、猫の第1位の異物を開腹手術で摘出した例では22万800円が参考診療費となっています。

ペットの分類別の年間診療費

アニコム損保の「家庭どうぶつ白書2017」では、犬種別・猫種別・鳥・うさぎ・フェレットの年間診療費(犬種別・猫種別では0~12歳での平均、鳥・うさぎ・フェレットでは0~6歳での平均)を紹介しています。

犬種別の年間診療費

犬の品種ごとの体格と年間診療費
犬の品種ごとの体格と年間診療費表
※年間診療費等は一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

例えば、チワワでは6万194円トイプードルでは5万6,447円となっています。

猫種別の年間診療費

猫の品種ごとの年間診療費
猫種別の年間診療費表
※年間診療費等は一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

例えば、スコティッシュフォールドでは4万3,372円アメリカンショートヘアでは5万842円となっています。

鳥・うさぎ・フェレットの年間診療費

鳥 年間診療費
うさぎ
うさぎ 年間診療費
フェレット
フェレット 年間診療費

※年間診療費等は一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
※2015年4月1日から2016年3月31日までの間にアニコム損保の「どうぶつ健保」の契約を開始した鳥768羽、うさぎ3,384頭、フェレット1,767頭(契約の解除・取消を除く)を対象とした。

年間診療費(0~6歳平均)は、鳥では3万6,757円うさぎでは5万4,443円フェレットでは9万1,171円となっています。

ペット保険は診療費に備える1つの方法

動物病院 費用 利用回数
動物病院の年間利用率や年間診療費のデータから考えると、ペットの診療費に備える必要性を感じてきませんか?
ペットの診療費に備える1つの方法として、ペット保険があります。

ペット保険とは?

ペット保険とは、大切な家族であるペットが、病気やケガで動物病院を受診する際、診察でかかった診療費をカバーしてくれる保険です。

ペット保険に加入すると、診療費に対する負担を軽減できるので、より良い治療法を選択しやすくなるかもしれません。
また、金銭面の負担が軽減されることで、ペットの体調が気になったとき、気軽に動物病院を受診できるようになる可能性もあります。

詳しくは、下記ページをご覧ください。

ペット保険とは
【FP監修】ペット保険とは?をわかりやすく!保険初心者が知っておくべきこと「そもそもペット保険とは?」という基本的な部分から詳しく解説します!これだけは覚えておきたいことや、ペット保険を選ぶ際のポイントなど、わかりやすく紹介していきます。...

犬・猫のペット保険を選びたい

以下の記事では、犬や猫のペット保険の選び方を解説しています。
犬のペット保険、猫のペット保険を探している方はこちらの記事もご覧ください。

犬 保険 必要
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ペット保険を会社別に比較

ペット保険は、それぞれの保険会社によって商品の特徴が異なります。
そのため、保険料や補償内容、加入条件などを比較することが、ペット保険選びのポイントです。

下記ページでは、人気のペット保険会社を比較しているので、こちらも参考にしてみてください。

【ペット保険比較】2024年11月の最新おすすめ9社解説「ペット保険に加入しようと思うけど、どれにすればいいのかわからない…」という方に向け、犬、猫、小動物などの動物保険9社の特長やメリット、気になる点やデメリットなどを解説!ペット保険を選ぶ際のポイントについても紹介します。...

専門用語の解説はこちら

ペット保険の専門用語を知っておくと、よりペット保険を理解することができます。
用語集」では、ペット保険で使われる専門用語を分かりやすく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

なお、保険会社によって、解説内容とは異なる場合があるので、不明点があれば各保険会社に問い合わせましょう。

まとめ

動物病院 費用 利用回数
個体差はあるものの、ペットにかかる診療費の目安を知っておくと、万が一に備えて支出の準備をしておくことができます
そのもしものときの診療費に備える1つの方法が、ペット保険です。
紹介した動物病院の年間利用率や年間診療費のデータを踏まえ、どんな補償内容にするか検討してみてください。

【募集文書番号】アニコム損害保険株式会社:W2303-0012

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トリセツ編集部(アニマライフ)
トリセツ編集部(アニマライフ)についてはこちら>> ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。

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