比較編

モルモットの寿命や品種別の性格、なつく方法を解説!ペット保険も紹介!

愛くるしい見た目のモルモットを「ペットとしてお迎えしよう」と思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事ではモルモットの寿命、なつく方法、品種ごとの性格や値段、モルモットが入れるペット保険について解説します。

これからモルモットをお迎えしたい方だけでなく、すでに飼っている方もぜひご覧ください。

モルモットの寿命は平均4年から8年!10年以上生きることも

秋模様のモルモット
モルモットの寿命は、飼育下では4年から8年ほどといわれています。しかし、個体差があり、10年以上生きたケースもあるようです。

もともとの個体差も寿命に影響しますが、「どのような環境で飼育されているか」も寿命を左右します。

モルモットとの楽しい生活を長くするために、飼育環境を整えて、しっかりと世話をするようにしましょう。

モルモットの性格や販売されている値段は品種によって異なる

モルモットには、さまざま品種が存在し、品種ごとに性格や値段が異なってきます。品種ごとの性格や特徴と、値段について解説します。

イングリッシュモルモット(ショートモルモット)

イングリッシュモルモット
最初は臆病で警戒されることもありますが、一般的に人になつきやすいといわれる品種です。人に慣れると飼い主の後をついてきたり、離れようとしなかったりといった面も見せてくれます。

値段は2,000〜4,000円で、比較的入手がしやすい品種です。

アビシニアンモルモット

アビシニアンモルモット
社交的で人に慣れやすい品種だといわれています。また、鳴き声で感情表現をしてくれて、コミュニケーションがとりやすい品種ともいわれています。

カラーや種類が豊富なため、気に入った子を見つけるのも楽しいかもしれません。

値段は5,000〜7,000円くらいです。

シェルティモルモット

シェルティモルモット
シルクのような滑らかで艶のある上品な毛が特徴の品種で、触っているだけで癒されるといわれるほどです。人に慣れると室内を散歩したり、いたずらをしたりと可愛らしい面をみせてくれます。

値段は8,000〜10,000円くらいのことが多いです。

ペルビアンモルモット

ぺルビアンモルモット
臆病な性格の個体が多いですが、気長に優しく接していくことで、人に慣れるようになります。人に慣れると他の品種のモルモットに比べて、飼い主に忠実な性格になることも多いようです。

値段は大体8,000〜10,000円ほどです。

テディモルモット

テディモルモット
全身の毛が縮れているという特徴があるテディモルモットは、臆病で警戒心が強いといわれています。そのため、人に慣れるまで時間がかかることがあります。人に慣れるまでは、無理に触るなど過剰なコミュニケーションは避けましょう。

値段は8,000〜15,000円くらいのことが多いです。

レックスモルモット

レックスモルモット
レックスモルモットは、テディモルモットと同様に縮れた毛を持っています。他のモルモットと比較して、慣れるまでに時間がかかる品種といわれています。飼育する際は時間をかけて慣れてもらうようにしましょう。

値段は12,000〜15,000円ほどです。

テッセルモルモット

テッセルモルモット
テッセルモルモットはカールがかった縮れた毛が特徴です。性格は臆病で、気難しいですが、ゆっくりと時間をかけて慣れてもらうことが大切です。慣れるまでに時間がかかりますが、無理矢理撫でるといった行為は避けましょう。

値段は4,000〜15,000円くらいです。

クレステッドモルモット

クレステッドモルモット
基本的に臆病で警戒心が強く、人に慣れるまで時間がかかるといわれています。一方でなつくと、喜怒哀楽を表現してくれるようになります。ジャンプをするのは機嫌が良いサインです。

値段は8,000〜10,000円ほどです。

スキニーギニアピッグモルモット

スキニーギニアピッグモルモットは、ほとんど毛のない見た目が特徴的です。見た目は個性的ですが、性格は人に慣れやすいといわれています。声でコミュニケーションを取ることに長けていて、飼い主の声を聞き分けて近づいてくることなどもあるようです。

値段は15,000〜30,000円ほどのことが多いです。

モルモットの飼育に必要なもの

二匹のモルモット
次に、モルモットの飼育に必要なものを紹介します。モルモットをお迎えする際の参考にしてみてください。

  • ケージ
  • 隠れ家
  • 給水器、食器
  • エサ入れ
  • エサ
  • 床材
  • ペットシーツ
  • ヒーター
  • おもちゃ
  • トイレ

モルモットになついてもらうための飼い方

ひそむモルモット
モルモットをお迎えするのなら、やはりなついてもらいたいものです。モルモットになついてもらう飼い方を紹介します。

若い時からお世話をした方がなつく

モルモットは赤ちゃんの時から世話をすることで、飼い主のことを信頼してくれる傾向にあります。

大きくなってからお迎えをすると、赤ちゃんの時からお迎えするよりも、なつくまでの時間がかかってしまうことが多いです。

そのため、これからモルモットを迎える場合、できるだけ若いモルモットをお迎えすることで早めになついてくれる可能性が高くなります。

なつきやすい性別を選ぶ

モルモットは、オスとメスで性格が異なるといわれています。一般的に、オスは無邪気で甘えん坊、メスはマイペースで温厚な性格といわれています。

オスとメスを比較すると、メスの方が早く環境に慣れてくれますが、マイペースな性格で必要以上のコミュニケーションは好みません。一方のオスはなつくまでに時間がかかりますが、なついた後は甘えん坊な性格で、飼い主に甘えてきてくれます。

モルモットとより密接にコミュニケーションを取りたいと思う場合、オスの方が向いているといえるでしょう。

オス、メスどちらにしても、もともと警戒心が強く、臆病な性格のため、時間をかけて慣れてもらうことも大切です。

飼い主の匂いになれてもらう

モルモットは慣れた匂いの中で、リラックスできる生き物です。そのため、モルモットがリラックスできるケージの中に、飼い主の匂いがする物を置くことで飼い主に慣れてくれるでしょう。

例えば、飼い主が使用したタオルや洋服などが挙げられます。ただし洗濯した物は匂いが取れていたり、柔軟剤の匂いが付いていたりするため、避けるようにしましょう。

モルモットは基本的に夜行性

モルモットは基本的に夜行性です。そのため、モルモットとコミュニケーションをとる際は夕方以降にしましょう。一方で、中には飼い主の時間にあわせて昼間に活動してくれるモルモットもいます。

集合住宅の場合、夜にモルモットが活動しても、近隣住民の迷惑にならないところにケージを設置しましょう。

コミュニケーションをとる

モルモットがある程度、環境に慣れ始めたらコミュニケーションをとってみましょう。最初は名前を呼んで、手からおやつを与えるなどします。

名前に反応したり、手からおやつをもらうようになったら、スキンシップをとってみましょう。いきなり手で掴むと、モルモットが驚いてしまうため、モルモットの前に手を持っていき、ゆっくりと撫でてあげましょう。

撫でられることに抵抗が無さそうだった場合、手をモルモットの前に置き、乗ってきてくれるのを待ちましょう。

手に乗るようになったら、なついている証拠です。

過度にコミュニケーションをとらないように注意

モルモットがなついてくれたら、コミュニケーションを多く取りたいと思うかもしれません。しかし、過剰なスキンシップはモルモットにとってストレスになることがあります。まずは、5〜10分程度にしましょう。

また、モルモットが環境に慣れる前に、無理矢理コミュニケーションを取ろうとすると警戒されてしまいます。

モルモットの性格上、一度警戒されると警戒されないようになるには大変です。そのため、十分に環境に慣れてからコミュニケーションを取りましょう。

モルモットがなつくまでの期間は個体差が大きい

ここまでモルモットになついてもらう方法を紹介しました。モルモットをお迎えしたら、やはり早くなついてもらいたいですよね。しかし、なつくまでの期間は個体によって、大きな差があります。

早くなつくモルモットもいれば、なかなかなつかないモルモットもいます。

なつくのが遅いと感じたとしても、前述した通り過度なコミュニケーションは禁物です。モルモットが環境に慣れて、自分から歩み寄ってくれるのを待ちましょう。

モルモットのかかりやすい病気

自然のモルモット
次にモルモットのかかりやすい病気について紹介します。

不正咬合

モルモットは不正咬合になりやすい生き物です。不正咬合とは歯の噛み合わせが上手く出来ずに、歯が伸びすぎてしまう病気です。舌や頬に刺さり、食欲減退やよだれを垂れ流すといった症状が見られます。

不正咬合になった場合、病院で歯を削る治療をするのが一般的ですが、一度不正咬合になると繰り返してしまうことが多いです。

そのため、若い頃から簡単に食べられるペレットだけでなく、上下の歯を使って食べる牧草も与えて予防しましょう。

胃腸のうっ滞

モルモットは、異物・ストレスなどによって、消化器の動きが悪くなる胃腸のうっ滞を起こしてしまいます。原因としてはモルモット用のエサ以外を与えること、ストレスなどが考えられます。

モルモット用のエサ以外を与えている場合は、すぐにモルモット用のエサに切り替えましょう。

モルモットは環境の変化や大きな音などが苦手で、ストレスになることがあります。特に飼育環境が変わった際は注意しましょう。

また、人間にとっては気にならない音でも、モルモットにとっては大きな音でストレスの原因になることがあります。例えば、ドアの開閉の音などもモルモットにとってはストレスになりかねません。

モルモットの体調が悪そうな際は、動物病院に連れて行くようにしましょう。

皮膚疾患(感染症)

シラミやダニによって感染症を起こすことがあります。ケージ内が不衛生なことが原因になることもあります。

全身を痒がったり、毛がなくなって皮膚が見えている場合は早めに受診をするようにしましょう。

また、病院で診療をしてもらい改善しても、ケージが不衛生では再発してしまうため、ケージ内を清潔に保つようにしっかりと掃除をするようにしましょう。

将来的なモルモットの診療費にはペット保険で備えることができる

切り株の上のモルモット
モルモットのかかりやすい病気について紹介しました。こうした病気やケガをした際は、人間の健康保険のような制度が動物にはないため、診療費が全額自己負担になります。

そこでペット保険を利用して、モルモットの診療費に備えることを検討してみるのはいかがでしょうか。ペット保険というと犬、猫向けというイメージかもしれませんが、モルモットが入れるペット保険もあります。

まずは加入条件を確認しよう

まずはモルモットが加入できるペット保険の加入条件を確認しましょう。モルモットの場合、お迎え後に加入できるのはSBIプリズム少短の「プリズムコール」のみです。

保険会社/商品名 新規加入可能年齢
SBIプリズム少短
プリズムコール
グリーンプランⅡ
オレンジプランⅡ
ホワイトプランⅡ
満3歳未満
アイペット損保
うちの子キュート
1歳11ヶ月まででペットショップ等代理店でお迎え時のみ

プリズムコールは満3歳未満であれば、お迎え後に加入できます。一方、アイペット損保はお迎えする前にしか加入できません。アイペット損保を希望する場合は、購入するペットショップなどがお目当ての保険を取り扱っているか事前に確認するようにしましょう。

モルモットの保険の補償内容

次に各社の補償内容を確認しましょう。

SBIプリズム少短|プリズムコール

SBIプリズム少短の「プリズムコール」はモルモットをお迎えした後でも加入できます。

また、補償割合が100%という特徴があります。治療した病気が補償対象であり、かつ、支払限度回数や支払限度額の範囲内であれば、診療費の100%が補償され、自己負担がありません。

※保険金には、支払限度額とそれぞれに対応する限度日数または限度回数があります。
※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

保険会社/商品名 補償割合 通院1日(回)あたりの支払限度額
回数(日数)制限
入院1日(回)あたりの支払限度額
回数(日数)制限
手術1日(回)あたりの支払限度額
回数(日数)制限
窓口精算 待機期間 免責金額
SBIプリズム少短
プリズムコール
グリーンプランⅡ
100% 5,000円まで
年間60日まで
10,000円まで
年間60日まで
90,000円まで
年間2回まで
なし ガンは45日間 なし
SBIプリズム少短
プリズムコール
オレンジプランⅡ
100% 4,000円まで
年間30日まで
8,000円まで
年間30日まで
60,000円まで
年間2回まで
SBIプリズム少短
プリズムコール
ホワイトプランⅡ
100% 補償されません 10,000円まで
年間30日まで
150,000円まで
年間2回まで

※SBIプリズム少短はいずれのプランであっても、ガンに関わる手術は補償対象外です。ただし、ガンに関わる通院、入院保険金は各プランの補償限度額まで補償されます。

アイペット損保|うちの子キュート

アイペット損保の「うちの子キュート」は窓口精算に対応しているという特徴があります。そのため、動物病院で保険証を提示することで補償が受けられ、利便性が高いといえます。

また、30%という補償割合のプランもあり、保険料は抑えておいて、いざというとき少し補償を受けたい方にオススメといえます。

保険会社/商品名 補償割合 通院1日(回)あたりの支払限度額
回数(日数)制限
入院1日(回)あたりの支払限度額
回数(日数)制限
手術1日(回)あたりの支払限度額
回数(日数)制限
窓口精算 待機期間 免責金額
アイペット損保
うちの子キュート
30% 9,000円まで
年間22日まで
9,000円まで
年間22日まで
40,000円まで
年間2回まで
あり なし なし
50% 12,000円まで
年間22日まで
12,000円まで
年間22日まで
100,000円まで
年間2回まで
70% 12,000円まで
年間22日まで
30,000円まで
年間22日まで
150,000円まで
年間2回まで

モルモットの保険の保険料一覧

モルモットの保険料は年齢に関わらず、一律になっています。

年齢を重ねると病気になる可能性は高くなりますが、保険料は変わらないため、継続も検討しやすいといえるかもしれません。

また、ペット保険を選ぶ際は、保険料のみで決めるのではなく、補償内容なども考慮して決めるようにしましょう。

※この保険料表示にかかる詳細な前提条件は、保険料表の直下に記載していますので、そちらでご確認ください。

【通院・入院・手術を補償範囲とするフルカバー型のプラン】

保険会社/商品名 補償割合100% 補償割合70% 補償割合50% 補償割合30%
SBIプリズム少短
プリズムコール
グリーンプランⅡ
年払 41,570円
月払 3,780円
SBIプリズム少短
プリズムコール
オレンジプランⅡ
年払 34,440円
月払 3,130円
アイペット損保
うちの子キュート
年払 19,930円 14,920円 13,900円
月払 1,710円 1,280円 1,190円

【入院・手術のみを補償範囲とする入院・手術特化型プラン】

保険会社/商品名 補償割合100% 補償割合70% 補償割合50% 補償割合30%
SBIプリズム少短
プリズムコール
ホワイトプランⅡ
年払 18,290円
月払 1,660円


【上表の保険料の前提条件】
・各社の保険料表に基づいて作成。
・モルモット、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない。
【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペットの健康状態等による引受基準は各社によって異なります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。
※ペット保険は、保険料だけではなく、契約条件や補償内容などの要素も考慮したうえで比較・検討してください。
※ここには保険商品の内容のすべてを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。


・SBIプリズム少短/重要事項説明書
・アイペット損保/重要事項説明書

まとめ

モルモットの性格やなつかせ方、ペット保険などについて解説しました。モルモットとの楽しい生活の参考にしてみてください。

また、モルモットの健康に気を使っていても、いつケガや病気になるかわかりません。そうした際の備えとして、ペット保険を検討してみるのはいかがでしょうか。お迎え前にしか申し込めない保険もあるため、事前に検討するようにしましょう。

うさぎやハムスター、小鳥や爬虫類などのエキゾチックアニマルの特徴や飼い方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

エキゾチックアニマル
【獣医師監修】人気の高いエキゾチックアニマルも保険に入れる!小動物や爬虫類におすすめのペット保険を解説!うさぎやハムスター、小鳥や爬虫類など、犬や猫以外の動物である「エキゾチックアニマル」がペットとして注目されています。 この記事では、エキゾチックアニマルが人気になった背景や、代表的な動物の飼い方、そして万が一の備えとして加入できるペット保険について解説します。 ...

【募集文書番号】アイペット損害保険株式会社:募2206-078(24.06)/SBIプリズム少額短期保険株式会社:JACAP202100077

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トリセツ編集部(アニマライフ)についてはこちら>> ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。
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