ペット保険を解約するには、解約手続きが必要です。
解約理由や保険会社によって方法は異なるので、事前に確認しておくとスムーズに手続きを進めることができます。
また、ペット保険を乗り換えるために解約をする場合は、解約で生じるリスクについても認識しておく必要があります。
ここでは、
「保険料が高くて解約したい」
「ペット保険の乗換えを検討している」
「ペットが亡くなり解約したい」
「ペット保険を使用していないので解約したい」
と、ペット保険の解約を考えている方の疑問にお答えします。
ペット保険の解約方法
ペット保険を解約するには、解約手続きに必要な書類を提出しなければなりません。
保険会社に解約の旨を伝え、期日までに書類を送付します。
手続きが完了するまでは保険料が発生するので、速やかに解約手続きを行いましょう。
また、解約のタイミングや理由によって、解約手続きは異なります。
ここでは、「契約満期で解約する場合」「今すぐ解約したい場合」「ペットが亡くなり解約する場合」についてご紹介します。
契約満期で解約する場合
契約満期で解約する場合は、更新のタイミングより前に解約の意向を保険会社に伝える必要があります。
保険会社によって規定は異なり、更新タイミングの数ヶ月前に解約の連絡をする必要があるので、余裕を持って連絡をしましょう。
今すぐ解約したい場合
契約途中で解約する場合もまず、保険会社に解約の連絡をします。
解約手続きに必要な書類を、保険会社によって定められた期日までに書類を提出します。
また、保険料を年払で支払っている場合は、保険会社の規定に基づいて払い戻しされることがあります(解約返戻金もしくは返還保険料)。
なお、月払で支払っている場合は、解約返戻金はありません。
ペットが亡くなり解約する場合
ペットが亡くなった場合、以下のいずれかの書類が必要です。
・死亡診断書
・火葬証明書(火葬領収書)
・納骨証明書
・埋葬時の領収書
保険会社によって異なりますが、ペットの死亡によって保険が失効、かつペットの死亡を証明できた場合、一般的に保険料は日割で計算されます。
各社の解約方法は?
ペット保険の解約方法は、保険会社によって異なります。
解約する場合は、加入中のペット保険の公式HPや重要事項説明書などを見て、解約手続きを確認しましょう。
PS保険
お客さまサービスセンターに連絡し、解約書類を取り寄せます。
インターネットから解約申請書をダウンロード印刷することもできますが、必ず電話で解約を申請する必要があります。
解約書類が保険会社に到着した日付の月末付けで解約となります。
楽天損保
解約手続きをする場合は、まず保険会社に連絡する必要があります。
SBIいきいき少短
保険契約者本人から「ご契約者様サポートセンター」まで連絡します。
解約に必要な書類を取り寄せ、必要事項を記入し返送しましょう。
アイペット損保
解約には書面での手続きが必要になります。
まず、契約者本人からコンタクトセンターお客さま総合窓口に連絡し、解約の手続きを進めます。
解約日は、解約を申し出た日の次に到来する始期応当日(契約後の保険期間中に迎える毎月の補償開始日に応当する日)の前日となります。その場合、解約書類を返送期限内に保険会社に返送する必要があり、返送期限は解約申し出日から1ヶ月間となります。
また、返還保険料は、年払のみ規約に基づいて返還されます。
FPC
FPCカスタマーサポートに電話もしくはメールで解約の連絡をします。
その後、届いた解約届の内容を確認のうえ、記入・捺印をして返送します。
解約届の提出(保険会社への到着)をもって解約手続きが完了となります。
また、解約返戻金は、年払のみ保険会社が規定している解約返戻率に基づいて返還されます。
SBIプリズム少短
解約には解約書類の提出が必要です。
途中解約する際は、年払の場合は解約率表に基づいて返戻金があります。
アニコム損保
マイページにて解約・失効手続きができます。
契約者の意思による解約の場合は、解約手続き日以降の解約日を指定してください。
契約のペットが亡くなった場合は、亡くなってから1ヶ月以内はマイページでの解約手続きが可能です。
1ヶ月を超えている場合は、書面での手続きとなるので、あんしんサービスセンターに連絡しましょう。
ペット&ファミリー損保
保険期間(1年間)の途中で解約される場合は、所定の書類によるお手続きが必要となりますので、契約者ご本人より電話で連絡をしてください。
※ここには保険商品の内容の全てを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。
ペット保険を乗り換える場合の解約リスク
ペット保険を解約する理由の1つに、別のペット保険に乗り換える場合があります。
ペット保険を乗り換える際は、無保険状態や保険料が二重払いになるリスクに気を付けて解約のタイミングを検討しましょう。
無保険状態になる恐れがある
乗り換えるペット保険の補償が開始する前に、今まで加入していたペット保険を解約してしまうと無保険状態の期間が発生します。
もし、この無保険の期間に病気やケガを患うと、治療費を全額負担するだけではなく、無保険期間に発症した病気やケガは新しく加入するペット保険で補償対象外となってしまいます。
ペット保険を乗り換える場合は、保険料や補償内容だけではなく、待機期間なども確認して無保険状態にならないように気を付けましょう。
保険料が二重払いになる可能性も
乗換え前と後のペット保険の保険期間が重なった場合、保険料が二重払いになります。
保険期間が重なった際に治療を受けた場合は、双方から保険金が支払われることもありますが、発生した治療費を超えた分の保険金を受け取ることはできません。
なお、複数の保険に加入した場合は、保険会社に伝える必要があります。
中には保険の掛け持ちが不可となっている保険会社もあるので注意が必要です。
解約時に保険料は戻ってくる?
ペット保険を解約すると、支払った保険料が戻ってくる場合があります。
どういったときに保険料が戻ってくるのでしょうか?
解約返戻金とは
保険料を年払で支払っている場合、契約途中で解約すると支払った保険料の内、未経過分が戻ってくることがあります。その保険料が、解約返戻金(もしくは返還保険料)です。
ただし、未経過分の保険料が全額返還されるということではありません。
途中解約後の残りの月日に応じて保険会社で定められた率(解約返戻率)によって割引かれた金額で戻ってきます。
なお、保険会社によって解約返戻金の有無や解約返戻率など規定が異なるので、解約する際は事前に契約しているペット保険の規定を確認するようにしましょう。
ペット保険の乗り換えを検討している方へ
保険料や補償内容などの不満から、別のペット保険に乗り換えるために加入しているペット保険の解約を検討している方もいるかと思います。
ここでは、ペット保険の乗り換えの際に役立つ、ペット保険選びに関する情報を紹介します。
会社別の補償内容を比較したい
特徴や気になる点は保険会社によって異なります。
こちらの記事ではペット保険会社について解説しているので、保険料や補償内容などの比較の際は参考にしてみてください。
まとめ
ペット保険の解約は、解約理由や保険会社によって解約方法が異なります。
特にペット保険を乗り換える場合は、乗り換え前と後のペット保険について事前に把握しておかないと、無保険状態や保険料が二重払いになるリスクがあるので注意しましょう。
解約をする際は、解約手続きについて理解したうえで、余裕を持って手続きを行うようにしましょう。
そもそもペット保険とは?
「そもそもペット保険とは?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
下記の記事はペット保険の基本知識から解説していますので、参考にしてみてください。
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