愛猫にも保険が必要であると考え、ペット保険に加入する人は年々増えてきています。
しかし、いざペット保険に加入しようと思っても、
「保険会社やプランが多すぎて、どうやって保険を選んだらいいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、猫の保険の補償内容や口コミ・評判など様々な観点からおすすめの比較方法をご紹介します。
「自分の愛猫にぴったりのペット保険を選びたい」という方は、ぜひご一読ください。
猫の保険の比較方法は?
近年さまざまな保険会社が猫の保険のプランを提供しています。
しかし、選べるプランが多いとどこがいいのかわからないと迷ってしまう方もいるかもしれません。
ここでは、猫の保険を比較する際に確認しておきたいポイントをご紹介します。
基本的な知識を学び、あなたと愛猫にあったペット保険を見つけましょう!
補償範囲で比較
ペット保険の補償範囲はプランによって異なります。
通院・入院・手術を補償範囲とするフルカバー型の保険や、手術や手術に伴う入院のみを補償範囲とする手術特化型の保険などさまざまです。
下記は、当サイトで紹介している保険会社を補償タイプ別にまとめたものです。
何に備えたいかを検討し、それに該当するプランを用意しているペット保険を選びましょう。
アニコム損保の家庭どうぶつ白書2019によると、猫の保険金請求理由第1位は慢性腎臓病となっています。
慢性腎臓病は猫種によらず、高齢の猫がかかりやすい病気といわれています。
慢性腎臓病の年間診療回数は15回と通院回数も多くなっているため、なるべく多くの診療で補償を受けたいという方は通院も補償範囲とするフルカバー型を検討してみても良いかもしれません。
「通院にかかる費用っていくら?」など通院補償の必要性についてもっと詳しく知りたい方や、保険会社各社の通院補償を比較したい方は下記のページをご覧ください。
ただし、フルカバー型は補償範囲が広い分、保険料が高めな傾向にあります。
「高額な手術代に備えられればOK!」という方は、費用が高額になりがちな手術や入院に特化した保険をかけ、保険料を抑えるという選択でもいいでしょう。
下記のページでは「手術・入院特化型の保険の選び方」をわかりやすく解説しています。
補償割合で比較
補償割合とは、補償対象となる診療費のうち、保険金として補償される割合のことです。
この補償割合も商品によって異なります。
多くのペット保険の補償割合は50%もしくは70%となっていますが、なかにはより高い補償割合を設定しているプランもあります。
ここでは、補償割合100%のプランと補償割合90%のプランを紹介します。
補償割合の高いペット保険に加入したい方は参考になさってみてください。
※ここには保険商品の内容のすべてを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。
支払限度額・支払限度回数で比較
ペット保険は1年間で受け取れる保険金の支払限度額(年間の補償限度総額)が決まっています。
その中で1日あたりの支払限度額と年間の限度日数(回数)の有無によって、以下の2つに分けられます。
・回数制限がないプラン
補償対象となる診療費に対して、年間の補償限度総額に達するまで、一定割合(50%・70%など)の補償を受け取ることができるタイプです。
・回数制限があるプラン
補償対象となる診療費に対して、通院・入院・手術それぞれに設定されている1日あたりの限度額と年間の限度日数(回数)内で、一定割合(50%・70%など)の補償を受けることができるタイプです。
ここでは、通院・入院・手術を補償範囲とするフルカバー型の保険の支払限度額と年間の限度日数(回数)をご紹介します。
保険会社/商品名 | 補償割合 | 回数(日数)制限 | 1日(回)あたりの上限金額 |
---|---|---|---|
FPC フリーペットほけん |
50% | 通院は年30日まで 入院は3入院まで(注1) 手術は年1回まで |
通院は1万2,500円まで 入院は12万5,000円まで 手術は10万円まで |
70% | |||
FPC ペットほけんフィット |
50% | なし(年100万円まで) | |
70% | |||
90% | |||
FPC ペットほけんマックス |
50% | なし(通院・入院・手術各 年60万円まで) | |
70% | |||
90% | |||
PS保険 | 50% | 通院は年20日まで 入院は年30日まで 手術は年2回まで |
通院は1万円まで 入院は2万円まで 手術は10万円まで |
70% | |||
100% | |||
アニコム損保 どうぶつ健保ふぁみりぃ |
50% | 通院・入院は年20日まで 手術は年2回まで |
通院・入院は1万円まで 手術は10万円まで |
70% | 通院・入院は1万4,000円まで 手術は14万円まで |
||
アイペット損保 うちの子 |
50% | 通院・入院は年22日まで 手術は年2回まで |
通院・入院は1万2,000円まで 手術は10万円まで |
70% | 通院は1万2,000円まで 入院は3万円まで 手術は15万円まで |
||
楽天損保 スーパーペット保険 通院つきプラン |
50% | 通院は年22日まで 入院は年25日まで 手術は年3回まで |
通院・入院は1万2,000円まで 手術は12万円まで |
70% | 通院・入院は1万5,000円まで 手術は15万円まで |
||
ペット&ファミリー損保 げんきナンバーわんスリム |
50% | なし(年50万円まで) | |
70% | なし(年70万円まで) | ||
SBIプリズム少短 いつでもパックプレミアム |
100% | 通院は年間60日まで 入院は年間60日まで 手術は年2回まで |
通院は日額12,000円まで 入院は1日あたり基準額12,000円まで 手術は1回150,000円まで |
SBIプリズム少短 いつでもパックバリュー |
100% | 通院は年間30日まで 入院は年間30日まで 手術は年2回まで |
通院は日額8,000円まで 入院は1日あたり基準額12,000円まで 手術は1回90,000円まで |
SBIプリズム少短 いつでもパックライト |
100% | 通院は年間30日まで 入院は年間30日まで 手術は年2回まで |
通院は日額5,000円まで 入院は1日あたり基準額10,000円まで 手術は1回60,000円まで |
SBIいきいき少短 スタンダードプラン |
50% | なし(年間50万円まで) | |
70% | なし(年間70万円まで) | ||
SBIいきいき少短 ライトプラン |
50% | なし(年間50万円まで) | |
70% | なし(年間70万円まで) |
※保険期間は1年間、満期返戻金なし
(注1)FPCは入院してから退院するまでを1入院としてカウント
※ここには保険商品の内容のすべてを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。
精算方法で比較<窓口精算・後日精算>
保険金の請求方法には「窓口精算」と「後日精算」の2種類があります。
窓口精算とは、動物病院の窓口で保険証を提示することで、その場で診療費から保険金が差し引かれる精算方法です。
後日精算とは、動物病院の窓口で診療費の全額を支払い、必要な書類を保険会社に郵送などで提出することで後日保険金を受取ることができる精算方法です。
窓口精算に対応しているペット保険は少なく、多くのペット保険は後日精算となります。
窓口精算可能なペット保険を比較したい方はこちらの記事をご覧ください。
後日精算の請求方法は各保険会社で異なります。保険金の請求回数が多くなると、請求手順が負担になることもあるかもしれません。
ペット保険の使い方や保険会社各社の具体的な請求方法を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
待機期間で比較
待機期間とは、保険の開始日から一定の間、保険金が支払われない期間のことです。
待機期間がある場合、保険が開始されても、すぐに補償が適用されるわけではありません。
保険開始後すぐに病気やケガをするとは限りませんが、それでもすぐ使えるペット保険がいいという方は、待機期間なしの保険を選ぶのも良いかもしれません。
ここでは、通院・入院・手術を補償範囲とするフルカバー型の保険の待機期間をご紹介します。
保険会社/商品名 | 待機期間 |
---|---|
FPC フリーペットほけん |
なし |
FPC ペットほけんフィット |
なし |
FPC ペットほけんマックス |
なし |
PS保険 | なし |
アニコム損保 どうぶつ健保ふぁみりぃ |
病気は30日間 |
アイペット損保 うちの子 |
なし |
楽天損保 スーパーペット保険 通院つきプラン |
病気は30日間 |
ペット&ファミリー損保 げんきナンバーわんスリム |
病気(ガンを除く)は30日間 ガンは90日間 |
SBIプリズム少短 いつでもパックプレミアム |
ガンは45日間 |
SBIプリズム少短 いつでもパックバリュー |
ガンは45日間 |
SBIプリズム少短 いつでもパックライト |
ガンは45日間 |
SBIいきいき少短 スタンダードプラン |
病気は1か月間 |
SBIいきいき少短 ライトプラン |
病気は1か月間 |
※ここには保険商品の内容のすべてを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。
免責金額で比較
免責金額とは、診療を受けた際に自己負担する金額のことです。
例えば、免責金額が5,000円に設定されている場合、補償対象となる診療費が5,000円以下の場合は、自己負担になります。
免責金額を超えた場合の対応は各社のプランによって異なります。
補償割合70%、免責金額5,000円のプランで、補償対象となる診療費が10,000円のケースを考えてみましょう。
この場合、診療費の70%である7,000円から5,000円が引かれ2,000円が補償されるケースや、10,000円から免責金額の5,000円を引いた残りの5,000円の70%である3,500円が補償されるケースなどがあります。
免責金額がある場合は、各社のHPや重要事項説明書等で免責金額の計算方法も確認しておきましょう。
下記の記事では免責金額についてまとめていますので、参考にしてみてください。
保険料で比較
ペット保険の加入を検討する際に保険料の金額は気になるポイントのひとつかと思います。
しかし、格安なペット保険でもいざというときに充分な補償が受けられなければ本末転倒です。
ペット保険は値段だけで比較せず、補償内容に納得したうえで自分にとってリーズナブルな価格の保険を選ぶことをおすすめします。
下記のページでは、補償内容に納得したうえでご自身にとって安い保険を選ぶ方法を解説しています。参考になさってみてください。
口コミ・評判で比較
実際にペット保険に加入している人の口コミや評判も、ペット保険選びの参考になるかと思います。
猫の飼い主さんによるペット保険の口コミを見たい方はこちらの記事もご覧ください。
多頭飼いにおすすめのペット保険は?
猫や犬を2匹以上飼っている場合、保険料の多頭割引を設けているペット保険もあります。
以下の記事では各保険会社の多頭割引の有無やその内容をまとめたうえで、多頭飼いにおすすめのペット保険を紹介しています。こちらの記事も参考にしてみてください。
加入できる年齢で比較
ペット保険には加入できる年齢に制限が設けられていることが多いです。
飼っている猫が加入できる保険はどの保険か加入できる年齢で比較したい方はこちらの記事も参考にしてください。
補償対象外で比較
ペット保険では補償されないことがあります。そうした補償対象外に猫のかかりやすい病気が定められていないかを確認するようにしましょう。
こちらの記事ではペット保険の補償対象外についてまとめていますので、参考にしてみてください。
猫種ごとに比較
猫種ごとにかかりやすい病気やケガは異なるため、ご自身が飼っている猫種のかかりやすい病気やケガを踏まえたうえでペット保険を選ぶことも大切です。
以下の記事では猫種ごとにおすすめのペット保険の選び方を紹介しています。
まとめ
猫の保険選びでは、保険料だけでなく様々な観点からペット保険を比較することも大切です。今回ご紹介したペット保険選びのポイントが、愛猫のための保険を見つけるための参考になれば幸いです。
そもそもペット保険とは?
「そもそもペット保険とは?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
下記の記事はペット保険の基本知識から解説していますので、参考にしてみてください。
猫のペット保険に関する疑問を解決したい方はこちら
猫のペット保険を探している方のなかには「そもそもペット保険って必要なの?」「補償対象外の病気はある?」「高齢でも入れる保険は?」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの記事では、猫の保険選びでよくある疑問をわかりやすく解説しています。
ペット保険選びに関する疑問をお持ちの方は、こちらの記事もご一読ください。
【募集文書番号】アイペット損害保険株式会社:募2406-058(26.04)/アニコム損害保険株式会社:W2112-0114/SBIプリズム少額短期保険株式会社:JACAP202300043/株式会社FPC:AL-KY240806-076(24.12)/ペット&ファミリー損害保険株式会社:24D070-240701/ペットメディカルサポート株式会社:ANI211115