猫種編

ラグドールにおすすめのペット保険を徹底解説!

ペット保険とは、ペットが病気やケガになったときの診療費をカバーしてくれる保険です。
さまざまなプランが用意されていますが「自分の飼っている猫にはどの保険が合っているの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、ラグドールがかかりやすい病気やケガという観点から、ペット保険を紹介します。
大切な家族のための保険選びの参考にご一読ください。

ラグドールの保険を比較

ラグドールってどんな猫?特徴は?

ラグドール ペット保険
「ラグドール」とは元々「ぬいぐるみ」を意味する言葉です。その名の通りとても穏やかで人に抱っこされることが好きな猫種で、アメリカのカリフォルニア州が起源といわれています。

体つきはとても大きく、体重は4.5~8kgほどで、去勢したオスだと10kgを超えることもあるといわれる大型の猫種です。筋肉質でがっしりとした体形を白くてふわふわの長毛が包んでいます。

激しい動きを好まない傾向にあるため、室内でゆったりと飼いやすい猫種といえるでしょう。

参照元:ねこのきもちWEB MAGAZINE|ラグドールの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑

お世話のポイントは?

体が大きいこともあり食欲は旺盛です。歳を重ねていくと運動量が少なくなり肥満になりやすくなるため、食事と運動の管理が大切です。一緒に遊ぶことで適度な運動を心がけましょう。

また、毛量が多く、長毛種でもあるため、毛づくろいによって毛球症になってしまうこともあります。スキンシップを兼ねてこまめにブラッシングを行いましょう。

参照元:アニコム損保 猫との暮らし大百科|ラグドール好き必見!ラグドールを飼う前に知っておきたいこと!

ラグドールがかかりやすい主な病気やケガ

ラグドール ペット保険
日本獣医師会による「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」から算出すると、猫の診療費の平均は年間約84,000円となっています。
高額な診療費に備えるためにも、ラグドールにどんな病気やケガが多いのかをしっかり確認しておくことが大切です。

ラグドールがかかりやすいとされる主な病気やケガはこのようになっています。

かかりやすい病気例 概要
進行性網膜萎縮 網膜が萎縮して、徐々に視力が落ちていく
尿石症 尿路に結石ができることで、頻尿や血尿がみられる
多発性のう胞腎 腎臓にのう胞ができて、腎機能が低下する
慢性腎臓病(腎不全) 腎臓の機能が低下し、体内の毒素を排出できなくなる
肥大型心筋症 心筋が厚くなることで、血液の循環が悪くなる
猫カゼ ウイルスに感染し、くしゃみなどカゼの症状がでる

参照元:アイペット損保|ラグドール

食欲旺盛なラグドールですが、肥満になると心臓にも負担がかかってしまいます。おやつを与えすぎないなど、日ごろから食事の内容や体重には気を配るようにしましょう。

参照元:アクサダイレクト|【獣医師監修】猫の心臓病|心筋症(肥大型・拡張型・拘束型)

ラグドールのペット保険を選ぶポイント

ラグドール ペット保険
ペット保険はペットが病気やケガになったときの診療費をカバーしてくれる保険ですが、なかには補償対象外と定められている病気やケガもあります。
猫の品種によってかかりやすい病気やケガが異なるため、自身が飼っている猫の特徴を踏まえてペット保険を選ぶことも大切だと考えます。

本記事ではかかりやすい病気やケガという観点から、3つのペット保険を選ぶポイントをご紹介します。

【ポイント①】通院・入院・手術をカバーしていること
【ポイント②】通院補償が充実していること
【ポイント③】高齢時の保険料も確認すること

【ポイント①】通院・入院・手術をカバーしていること

ラグドールのかかりやすい病気やケガのなかには、長期の通院が必要となるもの、手術や入院が必要となるものがあります。

例えば、肥大型心筋症は基本的には完治が難しい病気のため、長期の通院が必要になることもあります。投薬による内科治療に加えて、状態の確認のために定期的な検査も欠かせません。アニコム損保の家庭どうぶつ白書2019によると、猫の請求理由の第5位が心筋症で年間診療回数の平均は6.6回となっています。

また、尿石症は、結石が大きさによっては手術が必要になることもあります。アニコム損保の家庭どうぶつ白書2019によると、膀胱結石は猫の手術理由の4位であり、1回あたりの診療費の平均は192,889円となっています。

ペット保険の中には、通院のみ補償、手術のみ補償というように、補償の内容を限定することで保険料を抑えたプランもありますが、ラグドールには通院・入院・手術を幅広く補償するプランがおすすめです。

参照元:
よどえ動物病院|【獣医師解説】猫の心臓病 〜肥大型心筋症について〜
アニコム損保 猫との暮らし大百科|猫の尿石症(尿路結石症)ってどんな病気?

【ポイント②】通院補償が充実していること

猫全般に多く、ラグドールのかかりやすい病気のひとつである慢性腎臓病(腎不全)は長期の通院が必要になることもある病気です。au損保によると腎不全での1度の入院と20日の通院で180,000円ほどかかったケースがあるようです。

ペット保険は、通院1日(1回)あたりの支払限度額が抑えられていたり、年間の限度回数が少なめになっていたりするものもありますが、ラグドールには、長期の通院に備えることのできる通院補償の充実したプランを検討することもおすすめです。

【ポイント③】高齢時の保険料も確認すること

近年、獣医療の発展と飼育環境の充実に伴い、ペットの平均寿命は延びています。
家庭どうぶつ白書2017によると、猫の平均寿命は2015年時点で14.2歳です。
ラグドールの平均寿命は13.5歳ですが、環境や個体差にもよるため、できるだけ長く一緒に過ごすことができるように健康管理を行うことも大切です。

ペット保険は、基本的に、年齢が上がるとともに保険料も増加します。
継続加入を予定している方は、補償内容を確認したうえで、高齢時の保険料も確認しておきましょう。

ラグドールの保険を比較

ラグドールのためのペット保険を選ぼう

ラグドール ペット保険
ポイント①を踏まえて、当サイトに掲載している保険会社の通院・入院・手術をカバーするプランを見ていきましょう。

補償内容一覧

まずは、補償内容を見ていきましょう。
ポイント②で述べたように、ラグドールのかかりやすい病気のなかには「慢性腎臓病」など長期の通院が必要になる病気もあります。

たとえ保険料が安くても、必要な補償が受けられなければ本末転倒です。回数制限や支払限度額などが充分かどうかなど、補償内容をしっかりチェックして納得のいくものを選びましょう。

保険会社/商品名 補償割合 新規加入可能年齢 回数(日数)制限 1日(回)あたりの上限金額 待機期間 窓口精算 免責金額
アニコム損保
どうぶつ健保ふぁみりぃ
50% 7歳11ヶ月まで 通院・入院は年20日まで
手術は年2回まで
通院・入院は1万円まで
手術は10万円まで
病気は30日間 あり なし
70% 通院・入院は1万4,000円まで
手術は14万円まで
アイペット損保
うちの子
50% 12歳11か月まで 通院・入院は年22日まで
手術は年2回まで
通院・入院は1万2,000円まで
手術は10万円まで
なし あり なし
70% 通院は1万2,000円まで
入院は3万円まで
手術は15万円まで
FPC
フリーペットほけん
50% 9歳未満 通院は年30日まで
入院は3入院まで(注1)
手術は年1回まで
通院は1万2,500円まで
入院は12万5,000円まで
手術は10万円まで
なし なし なし
70%
PS保険 50% 8歳11ヶ月まで 通院は年20日まで
入院は年30日まで
手術は年2回まで
通院は1万円まで
入院は2万円まで
手術は10万円まで
なし なし なし
70%
100%
楽天損保
スーパーペット保険
通院つきプラン
50% 満11歳未満(10歳11ヵ月まで) 通院は年22日まで
入院は年25日まで
手術は年3回まで
通院・入院は1万2,000円まで
手術は12万円まで
病気は30日間 なし なし
70% 通院・入院は1万5,000円まで
手術は15万円まで
ペット&ファミリー損保
げんきナンバーわんスリム
50% 満7歳まで なし(年50万円まで) ケガは15日間
病気(ガンを除く)は30日間
ガンは90日間
なし 1日3,000円
70% なし(年70万円まで)
SBIプリズム少短
いつでもパック バリュー
100% 満8歳未満 通院は年間30日まで
入院は年間30日まで
手術は年2回まで
通院は日額8,000円まで
入院は1日あたり基準額12,000円まで
手術は1回90,000円まで
ガンは45日間 なし 3,000円
※犬猫のみ。12歳の契約更新時にのみ免責金額の設定をいただけます。
※免責金額の設定ができるのは通院保険金のみです。
※免責金額後の保険料はSBIプリズム少短のHPをご覧ください。
SBIいきいき少短
スタンダードプラン
(注2)
50% 11歳11か月まで なし(年間50万円まで) 病気は1か月間 なし なし
70% なし(年間70万円まで)

※保険期間は1年間、満期返戻金なし
(注1)FPCは入院してから退院するまでを1入院としてカウント
(注2)SBIいきいき少短は免責金額なしのスタンダードプランの場合
※ここには保険商品の内容のすべてを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。

各社の重要事項説明書等

・アニコム損保/重要事項説明書
・アイペット損保/重要事項説明書
・FPC/重要事項説明書
・PS保険/重要事項説明書
・楽天ペット保険/重要事項説明書
・ペット&ファミリー損保/重要事項説明書
・SBIプリズム少短/重要事項説明書
・SBIいきいき少短/ご契約に際しての大切な事柄(契約概要、注意喚起情報 等)
・イーペット少短/重要事項説明書

ラグドールの保険料を比較

次に、各プランの保険料を確認しましょう。
ここでは、「ラグドール、補償割合70%、月払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」という条件で、各社の保険料をまとめました。
※この保険料表示にかかる詳細な前提条件は、保険料表の直下に記載していますので、そちらでご確認ください。

ポイント③でご紹介したように、高齢時の保険料は高くなりがちですので、継続加入を念頭に置かれている方は、加入時の料金だけでなく将来の保険料も確認しておくことも大切です。
なお、実際に保険商品を選ぶ際は、保険料だけでなく、これまでに紹介した補償範囲や補償内容などもあわせてご検討ください。

保険会社/商品名 補償割合 1歳 5歳 10歳
アニコム損保
どうぶつ健保ふぁみりぃ
70% 3,170 3,470 4,820
アイペット損保
うちの子
70% 2,990 3,260 4,990
FPC
フリーペットほけん
70% 1,950 2,930 2,930
PS保険 70% 1,970 2,170 2,750
楽天損保
スーパーペット保険
通院つきプラン
70% 2,350 2,750 5,270
ペット&ファミリー損保
げんきナンバーわんスリム
70% 1,390 1,960 2,560
SBIいきいき少短
スタンダードプラン
70% 1,600 1,710 4,400


【上表の保険料の前提条件】
・表内金額の単位はすべて円。
・各社の保険料表に基づいて作成。
・ラグドール、補償割合70%、月払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない。
・なお、SBIプリズム少短は70%補償プランがないため、上表では表示していない。

【各社個別の条件】
・アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の保険料は、基本保険料で表示(保険の利用状況によって適用される割増引を考慮していない。)
・PS保険は補償開始日時点で生後30日以上120日未満の場合で算出(インターネットによる申込)。
・ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」は1日3,000円の免責金額があります。
・SBIいきいき少短「スタンダードプラン」の保険料は、WEB割引適用なしの場合で表示。

【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペットの健康状態等による引受基準は各社によって異なります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。
※ペット保険は、保険料だけではなく、契約条件や補償内容などの要素も考慮したうえで比較・検討してください。
※ここには保険商品の内容のすべてを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。

各社の重要事項説明書等

・アニコム損保/重要事項説明書
・アイペット損保/重要事項説明書
・FPC/重要事項説明書
・PS保険/重要事項説明書
・楽天ペット保険/重要事項説明書
・ペット&ファミリー損保/重要事項説明書
・SBIプリズム少短/重要事項説明書
・SBIいきいき少短/ご契約に際しての大切な事柄(契約概要、注意喚起情報 等)
・イーペット少短/重要事項説明書

ラグドールの保険を比較

猫の飼い主さんによるペット保険の口コミ

ラグドール ペット保険
実際にペット保険に加入している方の口コミはペット保険選びの参考になるかと思います。猫を飼っている方の口コミを確認してみましょう。

猫の保険、入っていてよかったことは?


少額からでも保険金の請求が出来るのは嬉しい!(飼っている猫種:スコティッシュフォールド、東京都在住、20代女性)

スピーディーに対応してくれるので安心感と信頼感があります。(飼っている猫種:ミックス、山口県在住、20代男性)

猫の保険、気になる点やデメリットは?


通院が何回もあると毎年の限度額オーバーになるので、病気しやすい年齢になったらもう少しプランを考えないといけないかなぁと思っています。(飼っている猫種:ミックス、沖縄県在住、30代女性)

猫が小さいうちは病院にかかることが多かったのでもう少し限度日数が多いと安心だと思います。(飼っている猫種:マンチカン、東京都在住、30代女性)

まとめ

ラグドール ペット保険
人に抱っこされることが大好きなラグドールですが、病気やケガになってしまうと診療費が高額になることもあります。
ラグドールのためのペット保険を選ぶ際は、以下の3つの観点を見てみることをオススメします。

  • 通院・入院・手術をカバーしていること
  • 通院補償が充実していること
  • 高齢時の保険料

今回紹介したペット保険選びのポイントが、ペット保険選びの参考になれば幸いです。

ラグドールの保険を比較

ペット保険会社の特徴と気になる点を知りたい方はこちら

下記のページでは、ペット保険会社の特徴から気になる点まで、知っておきたいポイントを解説しています。
ペット保険加入前にぜひ一度ご確認ください。

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【募集文書番号】アイペット損害保険株式会社:募2403-404(26.04)/アニコム損害保険株式会社:W2204-0158/SBIプリズム少額短期保険株式会社:JACAP202300043/株式会社FPC:AL-KY231220-058(24.12)/ペット&ファミリー損害保険株式会社:23D128-231215/ペットメディカルサポート株式会社:ANI211115

※当サイトでご紹介している口コミの調査概要は以下の通りです。
調査目的:加入しているペット保険の満足度調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:現在ペット保険に加入しており、ペット保険加入時に選定をした方
調査地域:日本国内
調査期間:2020年2月18日~2021年8月26日
調査主体:株式会社アニマライフ
調査機関:クラウドワークス
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トリセツ編集部(アニマライフ)
トリセツ編集部(アニマライフ)についてはこちら>> ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。

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  • 保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります
  • 詳細は重要事項説明書等でご確認ください
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