症例編

犬の子宮蓄膿症【明細書と体験談を公開】治療費・症状・原因がリアルにわかる

※ 本記事は全国の動物病院から収集した実際の診療明細書と、それに紐づいた飼い主様の口コミをもとに、獣医師が監修・分析し作成しています。

一般的なペット情報サイトでは、誰でも匿名で投稿できるため、その情報が本当に治療を受けた飼い主様の実体験なのか判断が難しいケースも少なくありません。当サイトでは、「診療明細書」という客観的な証拠に基づいた情報提供に徹底してこだわり、信頼できる情報だけを厳選しています。


詳細なデータソースについては、以下の調査概要をご確認ください。

調査概要

調査期間 2024年9月1日〜2025年10月31日
調査対象 期間中に動物病院を受診し、診療明細書を保有する飼い主
有効回答数 5,772サンプル(診療明細書の画像提出あり)
調査手法 実際の診療明細書画像の提出を必須とした、一次情報に基づくWeb調査
調査実施者 ペット保険のトリセツ(運営:株式会社アニマライフ)

本調査は、飼い主様より直接ご提供いただいた「診療明細書」の画像とそれに紐づく口コミを元に独自に集計したものです。治療内容は、症状の進行度や動物病院、個体差によって異なりますので、あくまで参考情報としてご活用ください。


犬の子宮蓄膿症に関する口コミ・体験談

症状と通院の傾向をまとめた口コミ要約

🩺症状・いつから?
  • 「ぐったり」「元気がなくなる」「お腹が腫れる(腹部膨満)」といった、全身状態の悪化や外見の変化が来院のきっかけとなっている
  • 「生理が長い(陰部からの排膿)」「パンティング」「呼吸が早い」など、子宮蓄膿症に特徴的な症状も見られる
  • 症状の発生時期として「3日前から」といった具体的な期間や、「急に」感じたが「徐々に」進行していた、「どんどん」悪化した、といった進行性がうかがえる
  • 「夏バテ」と当初判断されるなど、初期症状が非特異的であるケースも含まれている
🏥動物病院での診断・治療
  • 「血液検査」「超音波検査」「レントゲン」などの各種検査が行われている
  • 治療方針としては「緊急手術」「即手術入院」が選択されているケースが多く、重篤な状態(「助かる見込みない」「あと1〜2日で死ぬとこ」)で受診している様子がうかがえる
🏠️その後の経過・自宅ケア
  • 経過の報告があった口コミ2件中、2件で「無事手術成功」「みるみる元気になった」「とても元気になった」といった改善の報告があった
  • 重篤な状態からでも、緊急手術と入院治療により、良い経過をたどっている様子がうかがえる


獣医師が解説:子宮蓄膿症の診断と治療ポイント

監修獣医師|平松 育子 先生
山口大学農学部獣医学科卒業。日本獣医がん学会、日本獣医皮膚科学会、日本ペット栄養学会所属。皮膚科と内科、予防医療に注力する。

2006年~2023年 ふくふく動物病院 院長
2023年~ ペテモ動物病院 院長
2023年~ アイビー・ペットライディング 代表 ペット専門のライターとして執筆、監修を行う。
🩺 獣医師からのコメント

子宮蓄膿症は、避妊手術をしていない中高齢の雌犬に発生する、命に関わる緊急疾患です。

寄せられた声にあるように、「ぐったりする」「お腹が腫れる」といった症状や、「生理が長い」と見える症状(実際は子宮から膿が出ている状態=陰部排膿)が特徴的です。

一方で、初期には「夏バテ」「元気がない」といった非特異的な症状しか示さないことも多く、発見が遅れがちです。

「あと1~2日で死ぬところだった」「助かる見込みがない」といった口コミがあるように、病気が進行すると体内に細菌の毒素が回り、敗血症や多臓器不全(特に腎不全)を引き起こし、急速に状態が悪化します。

診断は超音波検査(超音波検査検査)が最も有効的です。

治療は、全身状態の安定化(抗菌薬の投与や点滴など)と、根本原因である子宮と卵巣を摘出する「手術」が第一選択となります。

早期発見・早期手術が予後を大きく左右します。

避妊手術をしていない子が中高齢になり、発情(ヒート)から1~2ヶ月後に体調の変化(多飲多尿、元気消失、陰部からの異常な分泌物など)を見せた場合は、一刻も早く動物病院を受診してください。

実際の口コミ・体験談事例一覧

子宮蓄膿症で超音波検査を実施しました

2025.9

チワワ

11歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

13,200

再診料(診察料) ¥1,000
基本血液検査(血液検査) ¥7,000
超音波検査 ¥1,000
コンベニア(注射) ¥2,000
エンロクリア(抗菌薬) ¥1,000
消費税 ¥1,200

症状

症状・いつから?

前日に少し臭いが気になり、濡れていました。やたらとおしり(お股)を気にしていて舐めていました。

動物病院での診断・治療

血液検査と超音波検査をして、子宮蓄膿症再発。お薬と注射で対応して頂きました。

その後の経過・自宅ケア

診察後1週間、大分落ち着いて来ました。もう1週間薬を処方していただきました。

元気がないで子宮蓄膿症、超音波検査実施

2025.10

ミニチュアダックスフンド

6歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

8,499

再診料(診察料) ¥800
処方料 ¥350
調剤料 ¥500
CBC検査(血液検査) ¥2,200
血液生化学検査(血液検査) ¥2,120
内服薬(調剤料・処方料) ¥1,757

症状

症状・いつから?

最初は耳をピクピクさせていたので中耳炎が何かかな?と思っていたのですが、それから数日後に元気がなくいつもよりもご飯を食べるスピードが少し遅くなったので受診しました。

動物病院での診断・治療

診察、血液検査と超音波検査をして頂き子宮蓄膿症と診断。 翌日すぐに手術して頂きました。 10年以上前からお世話になっていていつも混んでいますが、電話で症状を伝えたところ夕方からでも診てもらえて助かりました。

その後の経過・自宅ケア

術後2日くらいは少しぐったりしていて元気がなかったですが、経過は良好との事で2週間経った今ではすっかり元気になりました。

2025.10

キャバリアキングチャールズスパニエル

5歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

3,080

血液検査 ¥2,000
CRP(血液検査) ¥800
消費税 ¥280

症状

症状・いつから?

嘔吐、食欲不振、ぐったりしていました。

動物病院での診断・治療

色んな検査をして頂き即入院になりました。

その後の経過・自宅ケア

術後食欲ももどり元気になりました。

2025.10

柴犬

11歳 中型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

88,220

全身麻酔(麻酔) ¥20,000
避妊手術 ¥35,000
軟口蓋切除術(耳鼻咽喉科手術) ¥5,000
外注検査 ¥12,000
型犬麻酔料(麻酔) ¥3,500
注射点滴(点滴) ¥3,000

症状

症状・いつから?

以前より胸にしこりがあったが大きくなってきた

動物病院での診断・治療

触診してもらい切除を勧められた 老犬のため体力に合わせた手術を考えてくれました

その後の経過・自宅ケア

傷口から膿が出ましたが毎日処方置して頂き今は元気です

血液検査を実施し経過観察中

2025.9

トイプードル

6歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

173,140

診察料 ¥1,100
腹腔洗浄 ¥3,300
入院料 ¥23,100
血液検査 ¥9,350
CRP(血液検査) ¥5,500
その他の血液生化学検査(血液検査) ¥1,430

症状

症状・いつから?

元気、食欲無くじっとしていたので心配して受診しました。時々、痙攣していて気になっていたので動画で見せました

動物病院での診断・治療

血液検査後、午後からすぐに手術になりそのまま入院しました。当日は電話で説明、翌日の面会時に手術時の説明がありました。 写真での説明もあり、とても丁寧で分かり易かったですし、家族がバラバラに行っても何度も話してもらいさらに安心しました

その後の経過・自宅ケア

お薬飲んでからすっかり元気になり翌々日には走る事が出来ました

嘔吐で子宮蓄膿症、手術実施

2025.11

トイプードル

9歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

172,535

再診料(診察料) ¥800
入院料 ¥10,000
入院料 ¥7,000
全身麻酔(麻酔) ¥15,000
子宮蓄膿症(診察料) ¥60,000
血液一般(血液検査) ¥4,500

症状

症状・いつから?

全く食欲なし。元気なし。下痢 嘔吐。

動物病院での診断・治療

症状を聞いて子宮蓄膿症を疑い 即検査してもらい、すぐに対応して頂きました。犬の痛み苦しみを考えて即手術して頂きました

その後の経過・自宅ケア

退院後2日はしんどそうでしたが、今では元気です。

超音波検査を実施し経過観察中

2025.12

柴犬

11歳 中型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

257,565

診察料 ¥1,000
エコー(超音波検査) ¥4,000
レントゲン(レントゲン検査) ¥4,000
血液スクリーニング検査(血液検査) ¥10,000
CRP(血液検査) ¥4,500
CBC検査(血液検査) ¥5,000

症状

症状・いつから?

朝起きてからしばらくすると小さく呻き震えがありおとなしく調子が悪い様子

動物病院での診断・治療

すぐエコー検査をし、子宮の病気の可能性があると診断を受け、そのまま入院した

その後の経過・自宅ケア

9日間の入院後退院し、退院当日自宅では食欲が戻り完食

超音波検査を実施し経過観察中

2025.9

ラブラドールレトリーバー

3歳 大型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

23,650

再診料(診察料) ¥550
血液検査 ¥7,700
CRP(血液検査) ¥1,650
レントゲン検査 ¥4,400
レントゲン検査 ¥5,500
エコー(超音波検査) ¥1,650

症状

症状・いつから?

3日前からパンティングが収まらず、安静時の呼吸も早い。腹部の張りが酷かったため受診。

動物病院での診断・治療

血液検査、エコー、レントゲンの結果子宮の腫れはないとのこと。腎臓の数値と貧血があるので、自宅で様子を見ることとに。スタッフの対応はつねに信頼が置けて継続して受診希望

2025.8

ウェルシュコーギーペンブローク

6歳 中型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

15,070

診察料 ¥1,100
眼瞼膿瘍切開(眼科処置) ¥550
血清点眼(点眼薬) ¥4,400
処方(調剤料・処方料) ¥330
調剤料 ¥110
リボトリール(抗てんかん薬) ¥110

症状

症状・いつから?

元気だけど少量出血した

動物病院での診断・治療

超音波をしていただきました。 お医者さん2人がかりで長い時間しっかり見ていただき、治療しました。

その後の経過・自宅ケア

元気です。

2025.7

チワワ

小型犬

保険加入

症状

動物病院での診断・治療

お腹が急に腫れたと思っていたのが、徐々に腫れていたとは‥太ったとばかり思っていたのは子宮が腫れていたなんて、思ってもいませんでした。 遅れてたら、あと1日、2日で死ぬとこでした。かかりつけでもない病院に急に診察に行き、しかも夕方遅くに‥先生は色々検査してくれて、後々出るかも知れない後遺症の事とかを含め、親切に説明してくれて、どうしますか?手術するなら、時間も遅かったのに、今からかかりますと言ってくださいました。まだまだ感謝の気持ちいっぱいです。この病院はスタッフさんがたくさんいらっしゃり、優秀な先生も揃われて、本当に動物、飼い主の気持ちを考えてくださる病院です。

子宮蓄膿症で手術を実施しました

2025.8

パグ

6歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

90,134

入院料 ¥5,000
インフラカム(非ステロイド抗炎症薬) ¥1,000
注射料マロビタット ¥1,500
セファクリア錠(抗菌薬) ¥4,500
ビクタス(抗菌薬) ¥1,000
卵巣蓄膿症(診察料) ¥35,000

症状

動物病院での診断・治療

子宮蓄膿症で緊急で手術していただきました。丁寧で分かりやすい説明と、こちらの不安を汲み取ってくれるところから やはり信頼できる医院だなと感じました。

2025.7

トイプードル

7歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

194,920

初診料 ¥2,500
入院料 ¥3,000
X線検査(レントゲン検査) ¥5,500
超音波検査 ¥4,500
心電図検査 ¥2,000
血液検査 ¥14,100

症状

動物病院での診断・治療

迅速に大変丁寧に診ていただき、 とても元気になり安心しました!

2025.8

ポメラニアン

8歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

161,700

再診料(診察料) ¥500
子宮蓄膿症(診察料) ¥107,500
入院料 ¥5,000
セレニア注射料(注射) ¥23,000
血液検査 ¥11,000
消費税 ¥14,700

症状

動物病院での診断・治療

うちの子2人ともお迎えしてからこちらで、ワクチン等全てお世話になってます。とても優しくて患者に寄り添ってる先生なので、安心してます。こちら以外での診療は考えておりません。 予約制です。

元気がないで子宮蓄膿症、手術実施

2025.9

ミニチュアシュナウザー

8歳 小型犬

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

135,531

再診診療(診察料) ¥1,000
セレニア注射料(注射) ¥8,400
内服薬処方(調剤料・処方料) ¥3,510
処置料(その他処置) ¥10,500
鼻汁検査料(その他検査) ¥7,800
手術料(その他の手術) ¥80,000

症状

症状・いつから?

生理だと思っていたらあまりに生理が長く ぐったりして、足も覚えがなくなったので、病院にいったら 子宮蓄膿症でもう助かる見込みないと言われけど、一か八か 手術をしてもらいました。そしたら無事手術成功して、みるみる元気になりました。本当先生を信じて良かった。ありがとうございました

動物病院での診断・治療

もうこのままでは、死ぬ程の数値だったけど、先生と看護士さんの適切な対応で助かりました。

2025.12

ミックス犬

13歳

保険加入

診療明細書

税込合計金額

¥

12,364

診察料 ¥1,500
セレニア注射料(注射) ¥6,000
セレニア注射料(注射) ¥2,000
内服(調剤料・処方料) ¥1,740
消費税 ¥1,124

症状

症状・いつから?

どんどん元気がなくなり、食用も動く事すらなくなり、心配になりました。

動物病院での診断・治療

獣医の先生からスタッフさん皆さんで対応してくれました!

その後の経過・自宅ケア

昨日帰ってきたばかりですが、予後の対応など色々と助言頂き 心強いです。感謝します。

子宮蓄膿症の基本情報

子宮蓄膿症とは?

避妊手術をしていないメス犬の子宮に細菌が感染し、膿がたまる病気です。

発情(ヒート)後に発症しやすい特徴があります。

水をたくさん飲む(多飲多尿)、食欲不振、お腹の張り、陰部から膿が出るなどの症状がみられ、発見が遅れて治療が間に合わない場合は命に関わります。

主な原因

発情後のホルモンバランスの変化が原因です。

黄体ホルモンの影響で子宮の免疫力が低下し、子宮内膜が厚くなることで、細菌(大腸菌など)が侵入・増殖しやすくなります。

避妊手術をしていない中高齢の犬に多く発生します。

日常でできる予防法

最も確実な予防法は、若いうちに避妊手術(卵巣と子宮の摘出)を行うことです。

繁殖の予定がなければ、避妊手術によって子宮蓄膿症のリスクをほぼ完全になくすことができます。

未避妊の場合は、発情後の体調変化に特に注意し、早期発見に努めることが重要です。

ペット保険で子宮蓄膿症の医療費に備えるメリット

上記事例の通り、子宮蓄膿症は命に関わる緊急疾患です。診断から手術、入院まで含めると、治療費は10万円から30万円以上かかることも珍しくありません。

緊急手術の高額費用をカバー

子宮蓄膿症は緊急手術が必要になることがほとんどです。

体験談でも「もうこのままでは、死ぬ程の数値でした」「遅れてたら、あと1日、2日で死ぬとこでした」といった、命に関わる緊急事態が見られました。

手術費用、麻酔費用、入院費用を合わせた高額な医療費も、ペット保険があれば安心して治療を受けられます。

見逃しやすい初期症状への早期対応

体験談でも「夏バテと言われていてどんどん元気がなくなりました」「生理だと思っていたらあまりに生理が長く」といった、他の症状と見分けがつきにくいケースが見られました。

保険があれば、少しでも異変を感じた時点で費用を気にせず受診でき、早期発見につながります。

術後の集中管理も補償

体験談でも「お腹が急に腫れたと思っていたのが、徐々に腫れていたようです」「3日前からパンティングが収まらず、腹部の張りが酷かった」といった、手術前後の管理が必要なケースが見られます。

点滴治療や投薬、検査などの費用もペット保険でカバーできます。

💡 ペット保険を検討中の方へ

子宮蓄膿症は発見が遅れると命を落とす危険性があります。
ペット保険で万が一に備え、愛犬の命を守りましょう。避妊手術を受けていない高齢の女の子は特に要注意です。

※ 本記事における保険に関する記載について
本記事で紹介している保険の補償内容や加入条件は、保険会社・プランにより異なります。具体的な補償範囲、引受条件、保険料等については、必ず各保険会社の約款・重要事項説明書をご確認いただくか、直接保険会社へお問い合わせください。

獣医師が回答!よくある疑問(Q&A)

飼い主さん
飼い主さん
症状/見分け方
Q.1 どんな症状が出たら、子宮蓄膿症を疑うべきですか?
獣医師
獣医師
「水を飲む量やおしっこの量が異常に増える(多飲多尿)」のは初期のサインです。病気が進むと「元気がなく…
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A.1 「水を飲む量やおしっこの量が異常に増える(多飲多尿)」のは初期のサインです。病気が進むと「元気がなくなり、ぐったりする」「食欲が全くない」「嘔吐する」といった症状が出ます。陰部から「膿(うみ)のようなオリモノ」が出ていれば分かりやすいですが、オリモノが出ない「閉鎖型」というタイプもあり、その場合はお腹が張って急激に重症化します。避妊手術をしていない女の子でこれらの症状が見られたら、命に関わる緊急事態です。

飼い主さん
飼い主さん
症状/見分け方
Q.2 子宮蓄膿症かどうか、家で判別する方法はありますか?
獣医師
獣医師
飼い主様が診断(判別)することは不可能です。「なんとなく元気がない」程度から急激に悪化するのがこの病…
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A.2 飼い主様が診断(判別)することは不可能です。「なんとなく元気がない」程度から急激に悪化するのがこの病気の怖いところです。動物病院での超音波(超音波検査)検査で子宮に膿が溜まっていないかを確認したり、血液検査で炎症の数値を調べたりしないと診断できません。「避妊していない女の子」で「発情(ヒート)から1〜2ヶ月後」に体調を崩したら、真っ先にこの病気を疑います。

飼い主さん
飼い主さん
症状/見分け方
Q.3 子宮蓄膿症と間違いやすい病気はありますか?
獣医師
獣医師
症状が「多飲多尿」や「嘔吐」「元気消失」など、他の多くの病気と共通しています。例えば、腎臓病や糖尿病…
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A.3 症状が「多飲多尿」や「嘔吐」「元気消失」など、他の多くの病気と共通しています。例えば、腎臓病や糖尿病、あるいは中毒などと初期症状は似ているかもしれません。しかし、子宮蓄膿症は敗血症やショックを引き起こし、数日で亡くなることもある病気です。避妊していない女の子が急にぐったりしたら、他の病気と区別するより先に、まず子宮蓄膿症の検査が必要です。

飼い主さん
飼い主さん
対処/予防
Q.4 疑われる時、家でできる応急処置はありますか?
獣医師
獣医師
この病気に飼い主様ができる応急処置は残念ながらありません。むしろ、一刻を争う緊急事態です。様子を見て…
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A.4 この病気に飼い主様ができる応急処置は残念ながらありません。むしろ、一刻を争う緊急事態です。様子を見ている間に、子宮が破裂したり、菌が全身に回って(敗血症)ショック状態に陥る危険があります。様子を見ずに、すぐに動物病院に連絡し、受診してください。

飼い主さん
飼い主さん
対処/予防
Q.5 子宮蓄膿症は予防できますか?
獣医師
獣医師
はい、確実に予防できます。最も確実で唯一の予防法は、若いうちに「避妊手術(卵巣子宮摘出術)」を受ける…
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A.5 はい、確実に予防できます。最も確実で唯一の予防法は、若いうちに「避妊手術(卵巣子宮摘出術)」を受けることです。子宮と卵巣を摘出してしまえば、この病気は物理的に起こりません。避妊手術は、将来の乳腺腫瘍(お乳のがん)のリスクを減らす効果もあり、非常にメリットの大きい手術ですよ。

飼い主さん
飼い主さん
対処/予防
Q.6 食事で何か気をつけることはありますか?
獣医師
獣医師
病気そのものに対する食事療法はありません。治療(手術)が無事に終わって回復したら、基本的には通常の食…
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A.6 病気そのものに対する食事療法はありません。治療(手術)が無事に終わって回復したら、基本的には通常の食事で大丈夫です。ただし、手術で体力を消耗していますし、術後は合併症(腎不全など)に注意が必要な場合もあるため、獣医師の指示に従って、消化が良く栄養価の高い回復期のフードを与えることもあります。

飼い主さん
飼い主さん
病気について
Q.7 どんな犬(年齢・時期)がなりやすいですか?
獣医師
獣医師
避妊手術をしていない女の子であれば、年齢に関わらず、いつでも起こる可能性があります。特に多いのは、発…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.7 避妊手術をしていない女の子であれば、年齢に関わらず、いつでも起こる可能性があります。特に多いのは、発情(ヒート)が終わってから1〜2ヶ月後の時期です。これはホルモンの影響で子宮が細菌に感染しやすい状態になるためです。中高齢(6歳以上)になると発症リスクは高まりますが、若い犬でも発症することはあります。

飼い主さん
飼い主さん
病気について
Q.8 なりやすい犬種はありますか?
獣医師
獣医師
特定の犬種というよりは、先ほどお話ししたように「避妊手術をしていない中高齢の女の子」であれば、犬種に…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.8 特定の犬種というよりは、先ほどお話ししたように「避妊手術をしていない中高齢の女の子」であれば、犬種に関わらず非常にリスクが高い病気です。

飼い主さん
飼い主さん
費用/ペット保険
Q.9 治療費はどれくらいかかりますか?
獣医師
獣医師
治療の第一選択は、膿が溜まった子宮を摘出する「外科手術」です。これは緊急手術になることがほとんどで、…
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A.9 治療の第一選択は、膿が溜まった子宮を摘出する「外科手術」です。これは緊急手術になることがほとんどで、夜間や休日の対応になることもあります。手術費用に加えて、重症化している場合は数日間の集中治療(点滴や抗生剤)が必要なため、入院費用もかかります。そのため、治療費は高額になる傾向があります。

飼い主さん
飼い主さん
費用/ペット保険
Q.10 子宮蓄膿症はペット保険に対応していますか?
獣医師
獣医師
はい。子宮蓄膿症は「病気(疾患)」ですので、一般的にペット保険の補償対象となります。緊急手術の費用、…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.10 はい。子宮蓄膿症は「病気(疾患)」ですので、一般的にペット保険の補償対象となります。緊急手術の費用、入院・通院費用、お薬代などが対象になることが多いです。(※ただし、保険加入前に診断されている病気や、加入後の待機期間中に発症した場合は対象外となります。)

飼い主さん
飼い主さん
費用/ペット保険
Q.11 診断された後に、保険に入ることは可能ですか?
獣医師
獣医師
診断後に加入した場合、その「子宮蓄膿症」の治療費は補償されません。ペット保険は「加入前の病気(既往症…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.11 診断後に加入した場合、その「子宮蓄膿症」の治療費は補償されません。ペット保険は「加入前の病気(既往症)」は補償されないのが原則です。また、この病気を発症すると、保険加入自体が難しくなったり、関連する生殖器系の疾患(乳腺腫瘍など)が将来的に補償対象外(不担保)となる可能性もあります。

※ 本記事における保険に関する記載について
本記事で紹介している保険の補償内容や加入条件は、保険会社・プランにより異なります。具体的な補償範囲、引受条件、保険料等については、必ず各保険会社の約款・重要事項説明書をご確認いただくか、直接保険会社へお問い合わせください。
本記事は2025年12月時点の医学的知見に基づき監修されています。


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