症例編

【獣医師監修】犬の胃腸炎:診療明細書とリアルな口コミからわかる症状と治療

※ 本記事は全国の動物病院から収集した実際の診療明細書と、それに紐づいた飼い主様の口コミをもとに、獣医師が監修・分析し作成しています。

一般的なペット情報サイトでは、誰でも匿名で投稿できるため、その情報が本当に治療を受けた飼い主様の実体験なのか判断が難しいケースも少なくありません。当サイトでは、「診療明細書」という客観的な証拠に基づいた情報提供に徹底してこだわり、信頼できる情報だけを厳選しています。


詳細なデータソースについては、以下の調査概要をご確認ください。

調査概要

調査期間 2024年9月1日〜2025年10月31日
調査対象 期間中に動物病院を受診し、診療明細書を保有する飼い主
有効回答数 5,772サンプル(診療明細書の画像提出あり)
調査手法 実際の診療明細書画像の提出を必須とした、一次情報に基づくWeb調査
調査実施者 ペット保険のトリセツ(運営:株式会社アニマライフ)

本調査は、飼い主様より直接ご提供いただいた「診療明細書」の画像とそれに紐づく口コミを元に独自に集計や処置内容は、症状の進行度や動物病院、個体差によって異なりますので、あくまで参考情報としてご活用ください。


犬の胃腸炎に関する口コミ・体験談

症状と通院の傾向をまとめた口コミ要約

🩺症状・いつから?
  • 「下痢」「嘔吐」「食欲不振」「元気消失」が来院の主なきっかけとなっている
  • 「軟便」「血便」「黄色い液体を吐く」といった具体的な口コミや、「震え」「発熱」「呼吸が荒い」「ぐったり」といった重篤な症状も見られる
  • 症状の発生時期として、「4日前から」「昨日から」「朝、急に」「3日くらい前から」「1週間」「2週間ほど続いている」など、急性発症と慢性的な経過の両方が見られる
  • 「フードを変えた」「お泊まり後」といった環境変化がきっかけとして挙げられるケースもある
🏥動物病院での診断・治療
  • 「胃腸炎」「ストレス性胃腸炎」「軽い胃腸炎」といった診断がされている
  • 異物(誤飲)の確認や他の疾患との鑑別のため、「血液検査」「超音波(超音波検査)検査」「レントゲン検査」「便検査」が広く実施されている
  • 治療は「点滴(皮下点滴含む)」「注射(下痢止め、吐き気止め、抗生剤など)」「内服薬(整腸剤、胃腸薬など)」による内科的治療が中心となっている
  • 「消化管用の食事(療法食)」が処方されるケースや、時間外・夜間診療で対応するケースもある
🏠️その後の経過・自宅ケア
  • 経過の報告があった口コミ12件中、12件で「症状が治まった」「回復した」「元気になった」「良くなってきた」といった改善の報告があった
  • 「夜には回復」「翌日には元気」「数日で元気」「2日程度で便が固まった」など、治療後の回復が早いケースが多く報告されている
  • 自宅でのケアとして「飲み薬(整腸剤など)」の投薬や、「フードを元に戻す」といった食事管理が行われている
  • 「1週間後に再診察」といった、経過観察のための再受診指示も含まれている


獣医師が解説:胃腸炎の診断と治療ポイント

監修獣医師|平松 育子 先生
山口大学農学部獣医学科卒業。日本獣医がん学会、日本獣医皮膚科学会、日本ペット栄養学会所属。皮膚科と内科、予防医療に注力する。

2006年~2023年 ふくふく動物病院 院長
2023年~ ペテモ動物病院 院長
2023年~ アイビー・ペットライディング 代表 ペット専門のライターとして執筆、監修を行う。
🩺 獣医師からのコメント

胃腸炎は、犬猫で最も一般的な消化器疾患の一つです。

主な症状は「嘔吐」「下痢」ですが、「食欲不振」「元気消失」「血便」を伴うことも多く、重症化すると「ぐったり」「震え」「発熱」など全身状態が悪化します。

原因は、「フードの変更」や「ペットホテル」などのストレス、異物の誤飲、感染症(ウイルス、細菌、寄生虫)など非常に多様です。

診断のためには、「血液検査」で脱水や炎症の程度、内臓の機能を確認し、「超音波(超音波検査)検査」や「レントゲン検査」で異物の有無や消化管の状態を評価します。

治療は、症状が軽度であれば「整腸剤」などの内服薬で改善することもありますが、嘔吐や下痢が続いている場合は脱水症状を改善するための「点滴」や「吐き気止め」「下痢止め」の注射が中心となります。

多くの場合、適切な治療により「翌日には回復」「数日で元気になった」という声のように、早期に改善が見込めます。

ただし、症状が長引く場合や繰り返す場合は、食物アレルギーや慢性腸症(IBD)、あるいは消化器以外(膵炎、腎臓病、子宮の異常など)の病気が隠れている可能性もあるため、詳細な検査と継続的な管理が必要です。

実際の口コミ・体験談事例一覧

2025.9

4日前からの下痢と嘔吐、点滴と療法食で治療

ペットの情報

ミニチュアシュナウザー

15歳小型犬

保険加入

症状

軟便下痢嘔吐

院内処置

点滴注射

処方

調剤料・処方料療法食

症状・いつから?

4日前から軟便になり次第に下痢様の便になったので食事を制限すると下痢は少し治ったが食事を始めると再び下痢便になるを繰り返していた。深夜から下痢が止まらず明け方から嘔吐を繰り返すようになった。

動物病院での診断・治療

問診と触診などから診断をされ点滴に下痢止めと吐き気止めをしていただきました。 今朝の受診で点滴をし吐き気止め、下痢止めを入れていただきました。夜からは飲み薬が出ています。食事は消化管用の食事が出ています。

その後の経過・自宅ケア

午後の時点では症状は治まっているようです。

明細書提出済医療費:

14,900

2025.9

下痢と血便、輪ゴム排出。フード変更が原因と診断

ペットの情報

ヨークシャーテリア

4歳小型犬

保険加入

症状

下痢血便異物排出

院内処置

糞便検査注射

処方

整腸剤・止瀉薬調剤料・処方料

症状・いつから?

昨日からずっと下痢。フードを変えたせいかなと(数粒しか与えてないけど)。そしたら、先程輪ゴムがうんちと出てきて、出血もちょっとあり。もしや、輪ゴムのせい??出血もあったので病院へ行き、先生曰く輪ゴムではなくてフード変えたのが下痢の原因と思うと言われました。下痢止めと整腸剤を処方してもらいました。フードは元に戻し、しばらく様子見です。

動物病院での診断・治療

細菌の検査はクリア。下痢止めの注射してもらいました。 食事は今まで通りで、薬飲んで下痢がおさまってくれたらいいなと思います。

明細書提出済医療費:

5,280

2025.8

急な元気消失、検査で胃腸炎と診断、点滴で即日回復

ペットの情報

チワワ

6ヶ月小型犬

保険加入

症状

元気消失食欲不振

院内処置

血液検査点滴注射

処方

調剤料・処方料サプリメント

症状・いつから?

朝、急に元気がなく、全くご飯を食べなくて、診断していただきました。

動物病院での診断・治療

念の為検査を勧められて、血液検査と超音波検査で診てもらい、おそらく胃腸炎であるので、点滴と投薬で様子を見るようにとのこと

その後の経過・自宅ケア

夜には回復し、事なきを得ました。検査を勧められていないと、不安でしたので、よかったです。

明細書提出済医療費:

24,695

2025.9

3日前からの食欲不振、点滴と注射で早期回復

ペットの情報

トイプードル

10歳小型犬

保険加入

症状

食欲不振

院内処置

その他処置血液検査超音波検査注射点滴

処方

調剤料・処方料鎮咳・去痰薬制吐剤整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

3日くらい前から食欲が落ちて。だんだん食べなくなったので。受診しました。

動物病院での診断・治療

血液検査と超音波をしてもらい。点滴と注射をしてもらいました。

その後の経過・自宅ケア

診察後から点滴と注射と飲み薬のおかげで。徐々に食欲も戻り回復も早かったです。

明細書提出済医療費:

29,876

2025.9

3日間の元気消失と嘔吐、検査で異物なし、投薬で回復

ペットの情報

ミックス犬

5歳

保険加入

症状

元気消失嘔吐

院内処置

注射レントゲン検査混合ワクチン

処方

調剤料・処方料ノミ・マダニ駆除薬

症状・いつから?

3日間元気がなく、何度か嘔吐していたので病院に行きました。

動物病院での診断・治療

すぐにレントゲンと超音波検査検査をしてもらいました。ガスが溜まっていましたが、異物は見つからなかったので、注射2本打ってもらい、飲み薬も出してくれました。

その後の経過・自宅ケア

その後嘔吐はおさまり、数日で元気になりました。

明細書提出済医療費:

28,710

2025.9

夜間の嘔吐、時間外診療と点滴で翌日回復

ペットの情報

小型犬

保険加入

症状

嘔吐

院内処置

超音波検査その他処置血液検査注射

処方

整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

19時前に嘔吐したので、病院到着する頃には診療時間外になってしまったのですが、電話をして診て頂きました。

動物病院での診断・治療

超音波、血液検査をして点滴をして頂きました。

その後の経過・自宅ケア

翌日には元気になっておりました。

明細書提出済医療費:

19,558

2025.8

一昨日からの嘔吐と血便、処置後に吐き気改善

ペットの情報

パピヨン

4歳小型犬

保険加入

症状

嘔吐下痢血便

院内処置

注射

処方

調剤料・処方料消化管潰瘍治療薬整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

一昨日から嘔吐を繰り返し、本日下痢ぎみで血便も混じっていたので受診しました。

動物病院での診断・治療

経緯を細かく尋ねて下さり、適切に処置してもらいました。

その後の経過・自宅ケア

現時点で吐き気は治まるっているようです。

明細書提出済医療費:

12,320

2025.9

1週間続く食欲不振、胃腸炎と診断、投薬で経過観察

ペットの情報

パピヨン

4歳小型犬

保険加入

症状

食欲不振

院内処置

超音波検査

処方

整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

食欲がなく、いつもの固形ドッグフードを食べなくなり約1週間。

動物病院での診断・治療

腹部の超音波検査もしてもらい胃腸炎と診断され、胃腸薬と整腸薬を1週間服用する。超音波検査では、子宮に少し気になる点もあるとのことです。

その後の経過・自宅ケア

1週間後に再診察し服薬後の経過を診てもらう。

明細書提出済医療費:

6,490

2025.9

お泊まり後の下痢、ストレス性胃腸炎と診断、2日で回復

ペットの情報

ビションフリーゼ

6歳小型犬

保険加入

症状

下痢

院内処置

注射

処方

調剤料・処方料

症状・いつから?

お泊まり後、うんちが緩くなり下痢の症状が続いた。

動物病院での診断・治療

寂しさからのストレス性の胃腸炎だと言われました。

その後の経過・自宅ケア

診察、注射、投薬後、2日程度でうんちが固まりだしました。いまは元気です。

明細書提出済医療費:

4,620

2025.5

3ヶ月の子犬の突然の嘔吐、軽い胃腸炎と診断

ペットの情報

マルプー (マルチーズ×トイプードル)

3ヶ月小型犬

保険加入

症状

嘔吐

院内処置

超音波検査

処方

調剤料・処方料

症状・いつから?

突然、嘔吐を2回繰り返して電話した。まだ3ヶ月とかで心配したが、病院で超音波などしてもらい軽い胃腸炎かなといわれた。

動物病院での診断・治療

質問にもきちんと答えてもらい超音波検査を受け、軽い胃腸炎と診断してもらい整腸剤を処方して頂いた。

明細書提出済医療費:

7,500

2025.9

2週間続く嘔吐(黄液)、検便と投薬で様子見

ペットの情報

その他の犬種

6歳

保険加入

症状

嘔吐(黄)

院内処置

糞便検査

処方

調剤料・処方料

症状・いつから?

黄色い液体を毎日吐くのが2週間ほど続いている。元気はあり、下痢はしていないが、吐くのが治らないため受診。

動物病院での診断・治療

検便、触診、問診し、最近の気温の差にも注意するよう対応して下さいました。薬を飲ませてまずは様子見。

明細書提出済医療費:

4,950

2025.8

夜からの頻回嘔吐と元気消失、血液検査と点滴実施

ペットの情報

フレンチブルドッグ

3歳中型犬

保険加入

症状

嘔吐元気消失飲水不可

院内処置

その他処置血液検査超音波検査点滴注射

処方

整腸剤・止瀉薬調剤料・処方料療法食

症状・いつから?

夜より嘔吐が複数回認められ、元気消失の状態。飲水および給餌後も直ちに嘔吐し、症状が改善しなかったため受診。

動物病院での診断・治療

診察時には嘔吐回数や症状を確認いただき、血液検査と点滴処置を実施。

明細書提出済医療費:

30,602

2025.6

下痢と嘔吐が続く、検査で異物確認、誤飲疑いも

ペットの情報

ヨークシャーテリア

1歳小型犬

保険加入

症状

下痢嘔吐

院内処置

超音波検査

処方

調剤料・処方料

症状・いつから?

しばらく下痢と嘔吐が続き、受診しました。

動物病院での診断・治療

血液検査や超音波で異物がないか?確認、みえないものもあるので、薬で改善が見込めないようなら、誤飲かもしれないとのことでした。

明細書提出済医療費:

18,480

2025.9

朝からの重篤症状(脱力・震え)、各種検査と内服薬処方

ペットの情報

チャイニーズクレステッドドッグ

9歳小型犬

保険加入

症状

食欲不振呼吸が荒い震え脱力

院内処置

超音波検査レントゲン検査

処方

消化管潰瘍治療薬耳洗浄液

症状・いつから?

朝から食欲も無く呼吸が荒く全身を震わせ、力無く横たわっていた。

動物病院での診断・治療

血液検査・腹部超音波検査・レントゲン検査を受け内服薬の処方にて1週間後の再受診をとの結果でした。

明細書提出済医療費:

15,730

2025.8

夜中の嘔吐で夜間診療、超音波検査・血液検査・抗生剤注射

ペットの情報

ミニチュアダックスフンド

16歳小型犬

保険加入

症状

嘔吐

院内処置

その他処置血液検査レントゲン検査超音波検査点滴

処方

調剤料・処方料制吐剤

症状・いつから?

夜中に嘔吐して苦しそうにしていたので、急遽夜間診療に連れて行きました。

動物病院での診断・治療

超音波検査、血液検査してもらいました。抗生剤を打ってもらって少し落ち着きました

明細書提出済医療費:

53,900

2025.9

数日前からの血便悪化、超音波・便検査で精査

ペットの情報

ジャックラッセルテリア

1歳小型犬

保険加入

症状

血便

院内処置

糞便検査超音波検査注射点滴

処方

整腸剤・止瀉薬消化管潰瘍治療薬抗菌薬

症状・いつから?

数日前から少し血便が出て、整腸剤を与えて様子を見ていましたが次第にひどくなり、病院を受診。

動物病院での診断・治療

触診、超音波検査、便検査を受け、画像による詳細な説明を受けました。

明細書提出済医療費:

11,990

2025.9

数日前からの元気消失と嘔吐、超音波検査と注射

ペットの情報

トイプードル

5歳小型犬

保険加入

症状

元気消失嘔吐

院内処置

超音波検査

処方

ステロイド抗菌薬

症状・いつから?

数日前から元気がなく、嘔吐を繰り返しているので受診しました。

動物病院での診断・治療

超音波検査を受けました。消炎剤と吐き気止めの注射を受けました。

明細書提出済医療費:

4,455

2025.9

下痢、震え、発熱、食欲不振、血液検査後に改善傾向

ペットの情報

チワワ

2歳小型犬

保険加入

症状

下痢震え発熱食欲不振

院内処置

糞便検査血液検査注射点滴

処方

抗菌薬整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

下痢、震え、発熱、食欲なしのため受診。

動物病院での診断・治療

血液検査は心配なのでお願いしました。

その後の経過・自宅ケア

家に帰宅してから良くなってきていました。

明細書提出済医療費:

40,810

2025.9

前日からの下痢・血便・元気消失、血液検査と点滴

ペットの情報

チワワ

5歳小型犬

保険加入

症状

下痢血便元気消失

院内処置

点滴血液検査

処方

調剤料・処方料

症状・いつから?

前日から下痢と血便が続き元気がなくなって行きました。

動物病院での診断・治療

血液検査を受けて注射と点滴をしてめらいました。

明細書提出済医療費:

22,363

2025.9

2日前からの食欲不振と下痢、検査と投薬で様子見

ペットの情報

不明

不明小型犬

保険加入

症状

食欲不振下痢

院内処置

超音波検査糞便検査

処方

消化管潰瘍治療薬整腸剤・止瀉薬一般食・トリーツ

症状・いつから?

2日前から食欲不振と下痢。

動物病院での診断・治療

超音波検査 便検査を受けました お薬と皮下注射で様子見。

明細書提出済医療費:

7,744

2025.9

嘔吐・下痢でぐったり、皮下点滴を実施

ペットの情報

トイプードル

6歳小型犬

保険加入

症状

食欲不振嘔吐下痢ぐったり

院内処置

糞便検査

処方

シャンプー・ケア用品ビタミン・栄養剤抗菌薬制吐剤消化管潰瘍治療薬整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

食欲がなく、嘔吐、下痢が続いており、グッタリしている。

動物病院での診断・治療

皮下点滴をうけました。

明細書提出済医療費:

9,900

2025.6

嘔吐と元気消失、胃腸炎診断と注射で回復

ペットの情報

チワワ

1歳小型犬

保険加入

症状

嘔吐元気消失

症状・いつから?

食べたものを吐いてしまい、元気がなく心配で受診

動物病院での診断・治療

胃腸炎と診断され、注射をしました。

その後の経過・自宅ケア

元気になりました。

明細書提出済医療費:

14,520

2025.8

嘔吐と下痢のため受診、検査と点滴実施

ペットの情報

ミックス犬

5歳

保険加入

症状

嘔吐下痢

院内処置

その他処置血液検査レントゲン検査超音波検査点滴注射

処方

整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

嘔吐、下痢もあった為受診しました。

動物病院での診断・治療

検査や点滴等して頂きました。

明細書提出済医療費:

37,620

2025.8

前日からの元気消失、頻回嘔吐と下痢で受診

ペットの情報

ウェルシュコーギーペンブローク

3歳中型犬

保険加入

症状

元気消失嘔吐下痢

院内処置

注射

処方

吸入薬整腸剤・止瀉薬抗菌薬調剤料・処方料

症状・いつから?

前日から元気がなく朝と夜に嘔吐、当日も嘔吐2〜3回、下痢1回あり受診しました。

明細書提出済医療費:

10,109

2025.9

1日前からの下痢・嘔吐・食欲不振

ペットの情報

トイプードル

9歳小型犬

保険加入

症状

下痢嘔吐食欲不振

症状・いつから?

1日前から下痢と嘔吐と食欲不振があり、受信しました。

明細書提出済医療費:

4,070

2025.8

早朝の嘔吐と下痢、体調不良で受診

ペットの情報

トイプードル

4歳小型犬

保険加入

症状

嘔吐下痢

院内処置

血液検査レントゲン検査点滴注射

処方

調剤料・処方料

症状・いつから?

早朝に嘔吐、下痢で体調が悪そうだったので受診しました。

明細書提出済医療費:

31,669

2025.8

1週間続くお腹の不調、下痢の悪化で受診

ペットの情報

トイプードル

4歳小型犬

保険加入

症状

下痢

院内処置

その他処置血液検査超音波検査点滴注射

処方

制吐剤調剤料・処方料整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

お腹の調子が1週間程悪くて下痢が酷くなったので受診しました。

明細書提出済医療費:

21,725

2025.9

1週間前からの食後嘔吐と血便で受診

ペットの情報

パピヨン

8歳小型犬

保険加入

症状

嘔吐血便

院内処置

注射点滴超音波検査その他処置血液検査糞便検査

処方

調剤料・処方料消化管潰瘍治療薬整腸剤・止瀉薬

症状・いつから?

1週間前から食後の嘔吐、数日して血便と続き受診。

明細書提出済医療費:

22,055

ペット保険で胃腸炎の医療費に備えるメリット

上記事例の通り、胃腸炎の治療費は1回あたり数千円~数万円と幅があり、検査や注射が必要になると費用が積み重なります。

突然の発症に備える安心感

胃腸炎は突然発症することが多い病気です。

体験談でも「朝、急に元気がなく、全くご飯を食べなくて」「19時前に嘔吐したので時間外診療」といった、予期せぬタイミングでの受診が見られました。

ペット保険に加入していれば、時間外診療費も補償対象となる商品もあるため、費用を気にせず緊急時にも受診できます。

検査費用の負担を軽減

胃腸炎の診断には血液検査、超音波検査、レントゲン検査などが必要です。

体験談でも「血液検査と超音波検査で診てもらい」「すぐにレントゲンと超音波検査検査」といった、複数の検査を受けるケースが多く見られます。

ペット保険があれば、これらの検査費用も補償対象となり、必要な検査をためらわずに受けられます。

経済的な安心が早期受診につながる

ペット保険に加入する最大のメリットは、経済的な安心感です。

治療費の心配が軽減されることで、獣医師の提案する検査や治療をためらわずに受けられるようになります。

胃腸炎は早期発見・早期治療が重要な病気です。ペット保険で備えておくことで、大切なペットの健康を守る選択肢が広がります。

💡 ペット保険を検討中の方へ

胃腸炎は突然発症することが多い病気です。
健康なうちに加入しておくことで、万が一の時も安心して治療に専念できます。

獣医師が回答!よくある疑問(Q&A)

飼い主さん
飼い主さん
症状/見分け方
Q.1 どんな症状が出たら、すぐに病院へ行くべきですか?
獣医師
獣医師
「嘔吐」や「下痢」が主な症状です。食欲がなくなったり、元気がなくなったりすることも多いですね。特に「…
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A.1 「嘔吐」や「下痢」が主な症状です。食欲がなくなったり、元気がなくなったりすることも多いですね。特に「一日に何度も嘔吐を繰り返す」「ぐったりして動かない」「下痢に血が混じっている(血便)」といった場合は、脱水が進んだり、重い病気が隠れていたりする可能性が高いです。様子を見ずに、すぐに病院を受診してください。

飼い主さん
飼い主さん
症状/見分け方
Q.2 胃腸炎かどうか、家で判別する方法はありますか?
獣医師
獣医師
飼い主様が「胃腸炎」と診断(判別)することはできません。単なる食べ過ぎや消化不良かもしれませんが、中…
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A.2 飼い主様が「胃腸炎」と診断(判別)することはできません。単なる食べ過ぎや消化不良かもしれませんが、中には「異物の誤飲」や「中毒」、「膵炎」や「感染症(パルボなど)」といった命に関わる原因が隠れていることもあります。嘔吐や下痢が続く場合は、自己判断せず、必ず獣医師の診断を受けてください。

飼い主さん
飼い主さん
症状/見分け方
Q.3 胃腸炎と間違いやすい病気はありますか?
獣医師
獣医師
はい、嘔吐や下痢は本当に色々な病気で起こります。特に怖いのは、先ほどお話しした「異物の誤飲(おもちゃ…
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A.3 はい、嘔吐や下痢は本当に色々な病気で起こります。特に怖いのは、先ほどお話しした「異物の誤飲(おもちゃや骨など)」や「膵炎」、子犬の「パルボウイルス感染症」ですね。また、胃腸以外の疾患が原因で嘔吐・下痢の症状がみられることもあり、「寄生虫」や「腎臓病・肝臓病」、「子宮蓄膿症」、シニア犬なら「腫瘍」が原因のこともあります。

飼い主さん
飼い主さん
対処/予防
Q.4 吐いたり下痢したりしている時、応急処置はありますか? ご飯は抜いたほうが良いですか?
獣医師
獣医師
飼い主様の判断でご飯やお水を完全に抜くのは、かえって脱水を招く危険があります。特に子犬や老犬は注意が…
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A.4 飼い主様の判断でご飯やお水を完全に抜くのは、かえって脱水を招く危険があります。特に子犬や老犬は注意が必要です。まずは病院に電話でご相談ください。その際、いつからか、回数、便や吐物の様子を伝えていただくと助かります。可能であれば、便や吐いた物の一部をラップなどに包んで持ってきていただくと、診断の助けになります。

飼い主さん
飼い主さん
対処/予防
Q.5 胃腸炎の予防のために、日常生活でできることはありますか?
獣医師
獣医師
はい、日常生活での管理はとても大切です。まず「拾い食い」をさせないこと。お散歩中は特に注意してくださ…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.5 はい、日常生活での管理はとても大切です。まず「拾い食い」をさせないこと。お散歩中は特に注意してください。また、「人間の食べ物」や「脂っこいおやつ」を与えないこと、フードを急に変えないことも重要です。もちろん、定期的な「混合ワクチン接種」や「寄生虫の駆除」も感染症予防につながります。

飼い主さん
飼い主さん
対処/予防
Q.6 食事(フード)は変えたほうが良いのでしょうか?
獣医師
獣医師
胃腸炎の治療中は、胃腸に負担をかけないように、消化の良い「療法食」をお勧めすることがほとんどです。ま…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.6 胃腸炎の治療中は、胃腸に負担をかけないように、消化の良い「療法食」をお勧めすることがほとんどです。また、フードをふやかして少量ずつ何回かに分けて与えるよう指示することもあります。下痢や嘔吐が治っても、すぐに元の食事に戻さず、獣医師の指示に従ってゆっくり切り替えてあげてください。

飼い主さん
飼い主さん
病気について
Q.7 胃腸炎は完治しますか? 癖になりますか?
獣医師
獣医師
完治するかどうかは胃腸炎の原因によります。食べ過ぎやフードが合わなかった、といった「急性胃腸炎」であ…
獣医師の回答を開く ▼閉じる ▲
A.7 完治するかどうかは胃腸炎の原因によります。食べ過ぎやフードが合わなかった、といった「急性胃腸炎」であれば、お薬と食事管理で数日で良くなり、完治することがほとんどです。しかし、アレルギーや「炎症性腸疾患(IBD)」などが背景にある「慢性胃腸炎」の場合は、完治は難しく、症状をコントロールするために長期的な食事管理やお薬が必要になることもあります。

飼い主さん
飼い主さん
病気について
Q.8 胃腸炎になりやすい犬種はありますか?
獣医師
獣医師
特定の犬種というよりは、好奇心旺盛で「誤食」の癖がある犬や、まだ消化機能が未熟な「子犬」、体力が落ち…
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A.8 特定の犬種というよりは、好奇心旺盛で「誤食」の癖がある犬や、まだ消化機能が未熟な「子犬」、体力が落ちている「老犬」は、胃腸炎になりやすいと言えます。ただ、「慢性胃腸炎(IBD)」については、シーズーやフレンチ・ブルドッグ、ジャーマン・シェパードなどで報告が多いという傾向がありますが、どの犬種でも起こる可能性があります。

飼い主さん
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費用/ペット保険
Q.9 治療費はどれくらいかかりますか?
獣医師
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症状の重さや原因によって大きく異なります。軽症で、通院1〜2回と内服薬(吐き気止め、下痢止め、整腸剤…
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A.9 症状の重さや原因によって大きく異なります。軽症で、通院1〜2回と内服薬(吐き気止め、下痢止め、整腸剤など)で済む場合もあります。しかし、嘔吐や下痢がひどく、点滴や入院が必要になったり、原因を調べるために超音波検査検査や血液検査、内視鏡検査などが必要になったりすると、治療費は高額になる傾向があります。

飼い主さん
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Q.10 胃腸炎はペット保険に対応していますか?
獣医師
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はい。胃腸炎は「病気(疾患)」ですので、一般的にペット保険の補償対象となります。動物病院での検査費用…
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A.10 はい。胃腸炎は「病気(疾患)」ですので、一般的にペット保険の補償対象となります。動物病院での検査費用、お薬代、通院費用や入院費用などが対象になることが多いです。(※ただし、保険加入前に診断されている病気や、加入後の待機期間中に発症した場合は対象外となります。)

飼い主さん
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Q.11 胃腸炎と診断された後に、保険に入ることは可能ですか?
獣医師
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保険に「加入」すること自体は可能な場合が多いですが、その「胃腸炎」は補償対象外(不担保)となるのが一…
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A.11 保険に「加入」すること自体は可能な場合が多いですが、その「胃腸炎」は補償対象外(不担保)となるのが一般的です。ペット保険は「加入前の病気(既往症)」は補償されません。特に「慢性胃腸炎」と診断されたり、胃腸炎を繰り返していたりすると、将来にわたって消化器疾患全般が補償されなくなる可能性が非常に高いと考えてください。

本記事は2025年12月時点の医学的知見に基づき監修されています。


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