一方で、「フェレットってどんな動物?」と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フェレットと暮らす実体験に基づいて、その生態や飼育方法について解説します。
フェレットの飼育が少しでも気になっている方はぜひご覧ください。
1人暮らしでも飼いやすい!フェレットの不思議な生態

フェレットは、1人暮らしの方でも比較的お世話がしやすい動物です。散歩をする必要がなく、餌やりの手間もかかりません。
イタチ科の仲間で、胴が長く小さな手足がチャームポイントのフェレットは、犬や猫のように大きな声では鳴きませんが、とても活発に遊び回って可愛い動物です。
フェレットの生体価格は10万円前後
フェレットの年齢や種類にもよりますが、10万円前後でペットショップでお迎えできます。
日本のペットショップでは、人間になつきやすく飼いやすいマーシャルフェレットの人気が高く、生体価格も比較的高めになっています。
その他にも、おとなしい性格のパスバレーフェレットや、やんちゃなカナディアンフェレットも人気の品種です。
「生体価格が高い」と感じる方もいるかもしれませんが、日本で流通しているフェレットはファームと呼ばれる海外の繁殖場で生まれています。日本への流通量が限られているため、人気品種は特に価格が高くなっています。
それでもフェレットは、犬や猫よりはお世話が簡単で、人間になつく上にお留守番も上手にできる飼育しやすいペットです。
ご飯は自身で調整しながら回数を分けて少しずつ食べる
フェレットは基本的にフェレット用のドライフードを食べます。
犬や猫は、容器に入っているフードを全部食べてしまうこともありますが、
フェレットは自身で一度に食べる量を調節するため、その心配がいりません。
そのため、フードは容器に一定量入れたままにする方法で問題がないのです。
フェレットは顎が小さく、フード1粒を噛み砕いて食べるため、食べカスが容器に残っていきます。上手に全て食べる子もいますが、食べカスが長時間残っていると衛生的によくありません。
1日に1回は容器を洗い、フードを入れ替えるようにしましょう。
綺麗好きでトイレの場所を覚える賢さもある
綺麗好きなフェレットは、ケージの中のトイレの場所を覚えます。
赤ちゃんの場合は、トイレの場所は覚えるもののトレーの中で眠ってしまうことも少なくありません。
そのため、頻繁にトレー内を清潔に保ってあげることが大切です。
室内で放して遊ばせるときにはトイレに注意が必要
ケージから出して、部屋の中を遊ばせる際には、部屋の至るところで排泄をしてしまうことのないように注意が必要です。
フェレットは部屋の隅で用を足す習性があるため、そのような場所にトイレトレーやトイレシーツを準備して、トイレトレーニングを小さな時からしていると失敗も少なくなり、次第に覚えてくれるでしょう。
また、フェレットは、尻尾を上げて後退りをしながら用を足します。かなり可愛い仕草ではありますが、部屋に放している時にその行動をしたら要注意です。すぐにトイレの場所へ連れていきましょう。
飼っているフェレットはよく後退りフェイントをして、飼い主を焦らせることもありますが、そんな仕草も可愛くて癒やされています。
フェレットの種類や飼い方については、下記記事でも詳しく解説しています。合わせてご確認ください。

人になついたフェレットが見せる仕草
フェレットは人になつきやすいと言われていますが、犬のように出迎えてくれたり芸を覚えたりすることはできません。
しかしながら、「せっかく迎え入れるフェレットにはなついてほしい」という気持ちもあるのではないでしょうか。
フェレットになついてもらうために気をつけたいポイントや、なついたフェレットが見せる仕草を紹介します。
なでると寝る
まず、「人間の手が怖い」と思われてしまうと、触れ合おうとしても近寄ってきてくれなくなってしまいます。
そのため、ゆっくり手を出して、近寄ってきたら優しくなでるを繰り返しましょう。
人の手は安心できると思ってもらえると、フェレットの頭や体をなでている内にうとうと寝てしまう子もいます。
またフェレットにもよりますが、人間のそばで添い寝してくれたり布団に潜り込んできたりもしてくれます。
飼い主のあとをついてくる
フェレットは楽しい時に「クックッ」と鳴きます。
私が飼っているフェレットは、飼い主が動くと楽しそうに鳴きながら別の部屋へ行こうとドアの前で待ち構えています。
また、飼い主が動き出すとおやつがもらえるなどの体験を繰り返すうちにも、後をついてくるようになります。
フェレットを迎える前に確認しておきたいポイント

フェレットをペットとして迎える前には、確認してほしいポイントがあります。より万全な状態でお迎えをするためにもきちんと確認しておきましょう。
フェレットのお世話に詳しい店員さんがいるペットショップで迎える
日本では、小動物を取り扱っているペットショップでフェレットを迎えることができます。
フェレットがいるペットショップの数は少ないため、事前に住んでいる地域にあるか調べてみましょう。
フェレットをいざ飼育するとなると、「フェレットって何を食べるの?」「フェレットって臭くないの?」「避妊・去勢手術は必要?」など、様々な疑問が出てくると思います。
そのため、フェレットのお世話に詳しい店員さんがいるペットショップで、気になることを質問しながら迎えることをおすすめします。
フェレットを飼育している店員さんが不安を解消してくれた
私がフェレットを迎え入れたペットショップでは、店員さんもフェレットを飼育しており、疑問にたくさん答えてくれました。
特に個人的に一番不安だったのは、フェレットの爪切りです。
フェレットの爪は犬や猫より伸びるペースが早いため、飼い主が切る場合がほとんどです。
店員さんが爪切りの手順を実際に見せて教えてくれたため、不安の解消に繋がりました。
また、フェレットがフードをあまり食べず体重が増えないと相談した際にも、店舗でのフードのおすすめやネットショッピングで購入できるフードも教えてくれました。
このように、実際に飼いはじめてからの疑問も解消されることがあるため、フェレットについて相談できるような詳しい店員さんがいるお店で迎えることをおすすめします。
フェレット飼育にかかる毎月の消耗品を紹介
フェレットを迎え入れようと考えたときに、毎月どのくらいのコストがかかるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
フェレットを飼育する上で、毎月使用する消耗品として挙げられるものは、フェレットフードとトイレ砂(トイレシート)の2つです。
です。
フェレット1匹の飼育と考えると、フェレットフード1.5kg約3,000円で1ヶ月以上はもちます。トイレ砂は2kgあれば1ヶ月はもつため、約1,000円程度に収まると考えると、毎月およそ4,000円程度が固定でかかると考えておくと良いでしょう。
フードやトイレ砂は様々なメーカーから販売されており、大容量のものをまとめ買いするとお得になるためおすすめです。
ペット可物件であることはもちろん家具の配置に注意する
「フェレットは大きな声で鳴かないので、ペット不可物件でも飼育できるのではないか」という意見がありますが、それはおすすめできません。
フェレットは確かに大きな声で鳴きませんが、思っているよりも活発な動物で、壁紙や床を傷つけてしまう可能性もあります。
また夏と冬には換毛期がきて、毛が抜け落ちてしまい家中に散らばってしまうことも考えられます。
ペット不可の物件では、動物アレルギーをもった方が入居する可能性もあるため、大きな声で鳴かないフェレットであっても、必ずペット可の物件で飼育しましょう。
また、フェレットは好奇心旺盛な動物です。
少しの隙間でも身をくねらせてどんどん潜り込んで行ったり、高い場所にもよじ登って行ったりします。そのため、家具同士の隙間をなくすことや、机などに登れないように配置を考えることをおすすめします。
フェレットに詳しい獣医がいる動物病院を探す
迎え入れる前に、必ずフェレットに詳しい獣医がいる動物病院を探しましょう。
犬や猫は基本的にどこの動物病院でも対応してくれますが、フェレットは専門的に診ることのできる動物病院を探す必要があります。
小動物に詳しい獣医がいる動物病院は、全国的にも増えてきていますが、自宅から通いやすい場所にないと通院が必要になったとき大変になってしまうこともあります。
また、休診日や、救急で夜間診てもらえる動物病院も調べておくことをおすすめします。
フェレットを飼育するときに用意したもの
フェレットを迎え入れるためには、様々な飼育用品の準備が必要です。
しかし、いざどんなものを用意していいのか分からず不安になってしまうかもしれません。
そこでフェレットを飼育してきた経験に基づき、必要なものを紹介します。
フェレットフード
フェレットはほぼ肉食の動物で、消化管が短く、3時間から5時間で消化・吸収・排泄します。
そのため、短時間で消化・吸収しやすい動物性タンパク質が30~40%含まれたフェレット専用フードを購入しましょう。
また、フェレットには偏食傾向がみられるため、いきなりフードを切り替えようとすると食べなくなってしまいます。ある日急に手に入らなくなってしまうときのためにも、日常的に2~3種類のフードを混ぜて与えましょう。
実際にフェレット2匹と生活していて、何度も購入しているフードのおすすめを紹介します。主にインターネットやペットショップで入手できるため、ぜひ合わせてご覧ください。
フェレットフードジャパンプレミアム|国産のおすすめフード
使用するタンパク質は国産のものを使い、製造も日本国内で行っている商品です。
フェレットが消化・吸収しやすいようにビール酵母や酵素、タンパク質も38%以上配合されています。
金額的には決して安くはありませんが、オールステージのフェレットに与えられ、安心できる国産という点がおすすめするポイントです。
トータリーフェレットフード|口コミで高評価のフード
アメリカ合衆国原産のフードで、フェレット愛好家やブリーダーの要望に応えて開発されました。日本国内でも、「食いつきがいい」「アレルギー対応がありがたい」など高い評価の口コミも少なくありません。
トータリーフェレットフードは3種類発売されています。
- グロース&メンテナンスフォーミュラ
幼齢期から成長期までのフェレット向けのフードで、良質な鶏肉を使用したフード。 - コンプリートフォーミュラ
100%ナチュラルフードを使用しており、タンパク質中の85%が動物性のものを使用したフード。 - 低アレルギーフォーミュラ
アレルギーを起こしにくいフェレットでも食べられるフード。鶏肉を使用せず、七面鳥や鹿肉、ラム肉を使用。
イースターフェレットセレクションパフォーマンス|コスパが高いフード
発育期〜4歳までのフェレット向けのフードです。
小動物獣医師や動物園飼育技師などの協力によって開発されました。
ここまでに紹介したフードより値段が少し安く、大容量でも購入できるためコストパフォーマンスに優れている商品です。
またイースター株式会社が発売しているフェレット用フードは、幼齢期・成長期・高齢期それぞれに合わせたフードがあります。フェレットの年齢に合わせてフードを選べるためおすすめです。
森の小動物フェレットフード|入手しやすいフード
500g入りで、約300円という価格設定がかなり低めのフードです。
タンパク質含有量も37%以上配合されており、「安いのにフェレットが好き嫌いせず食べる」という評価の高い口コミもあります。
森の小動物フェレットフードは大型量販店、ネットショッピングでも購入できます。
もし災害などでネットショッピングが使えなくなってしまった時、近くのお店で新しいフードを買っても食べてくれない可能性があります。
万が一のために入手しやすいフードを購入して、日常的に混ぜながら少量ずつでも与えておくと対策に繋がります。
ケージ
一般的な成体のフェレットの大きさは40㎝くらいであるため、フェレットを飼育するために必要なケージは、ゆとりをもって生活できる大きさを選びましょう。
具体的には、高さ60c以上・幅45cm以上の、後に2匹目のフェレットをお迎えしても対応できる余裕のあるサイズをおすすめします。
またケージには、床面に網があるタイプとないタイプがあります。
網があるタイプは、引き出しトレーの中に新聞紙をしいておけば掃除が楽になりますが、網がないタイプは、トイレ砂やフードの食べこぼしが散らばりやすくこまめな掃除が必要になります。
ケージは組み立て式のものが多いため、時間に余裕のあるうちに組み立ててフェレットを迎えましょう。
トイレトレー、トイレ砂、スコップ
トイレトレーは、フェレット用のものを購入しましょう。
トイレトレーが固定されていないものだと、潜りこんでひっくり返してしまうかもしれません。そのため、ケージに固定できるタイプのトイレトレーがおすすめです。
トイレ砂は小動物用、ネコ用どちらでも使用できます。
消臭力に優れたものがおすすめで、そのままトイレへ捨てるタイプだと掃除も楽になります。
衛生的にも、排泄物を吸収したトイレ砂は1日に1回回収して捨てましょう。
その際に、大きめのスコップがあると便利ですぐに終わるため、合わせて購入をおすすめします。
飲水用のボトル、エサ入れ
フェレットがこまめに水分補給をできるようできる、飲水用のボトルも準備しましょう。
ケージに設置できるタイプでも、フェレットは器用に飲むことができます。
容器に飲み水を入れるタイプでもいいですが、フェレットによっては容器をひっくり返してしまうケースもあります。
エサ入れも同様にひっくり返されてしまうことのないよう、陶器でできた重いものがおすすめです。
飲水用のボトルもエサ入れも、清潔な状態を保てるよう毎日洗いましょう。
ハンモック
フェレットはもぐりこむ習性があり、ハンモックで寝ることを好みます。
購入する際には、素材に注意が必要です。
フェレットがハンモックの中で掘るような仕草をした際、素材によっては鋭い爪に引っかかってしまう場合があり、爪が割れたり抜けたりしてケガに繋がりかねません。糸がほつれず頑丈な素材のものは長く使用できるためおすすめです。
お手入れ用品
フェレットは、定期的にお手入れをしてあげないといけません。
もちろんペットショップや動物病院など、お願いできる場所も増えてきていますが、費用がかかってしまうため、グッズを揃えて自宅でお手入れしてあげるのもおすすめです。
耳掃除や爪切りの用品
耳掃除では、フェレット用の耳洗浄液と綿棒が必要です。
フェレットの耳に液を垂らし、もみ込んで浮き出た汚れを綿棒でふきとるか、綿棒に液を染みこませて耳の内部をふきとります。
爪切りは、小動物専用の爪切りを購入して、こまめに切ってあげましょう。
お風呂用品
フェレットは、1ヶ月に1回程度お風呂に入れる必要があります。
その際には、フェレット用のシャンプーが必要になります。
優しく洗い、乾かして小動物用のブラシで整えましょう。
フェレットを飼育するうえで日常的に注意していること

フェレットと暮らすうえで、気を付けるべきポイントがいくつかあります。
実際にフェレットを飼育している実体験も踏まえながら、解説します。
温度管理の徹底
フェレットは室温15~21℃、湿度40~60%の飼育環境が良いとされています。
そのため、ヒーターやエアコンで室内の温度管理を徹底しましょう。
特に季節の変わり目や気圧の変動がある台風の日は、フェレットの体調が左右されやすいため気にかけてあげましょう。
良質なフードをあげる
フェレットフードは様々なメーカーから、販売されています。フェレットの年齢や体調に合わせてフードを選びましょう。
成分は、タンパク質35%以上・脂質18〜20%・繊維質3%以下を目安として、表示を見比べてみましょう。
食べさせてはいけないものを与えないようにする
フェレットはほぼ肉食の動物なので、消化・吸収しにくい食べ物があります。
与えてはいけない食べ物や誤飲について解説します。
野菜・果物、乳製品
フェレットは消化管が短いため、繊維が多い野菜や果物を与えると消化不良を引き起こす恐れがあります。野菜の中でも特に危険なのがネギ類で、食べてしまうと痙攣や下痢を伴う食中毒のような症状が現れて命に関わります。
また、乳製品も乳糖がフェレットにとって消化・吸収されにくく、下痢の症状が多く報告されているため与えないよう注意しましょう。
おもちゃや毛玉の誤飲に気をつける
幼齢期のフェレットは特に好奇心が旺盛のため、プラスチックやゴム素材の噛み砕けるおもちゃを飲み込んでしまう恐れがあります。また、自身の毛づくろいをしている際に、毛玉を飲み込んでしまうこともあります。
これらの食べられないものを誤飲してしまうと、お腹の中で消化されず、食欲が落ちたり元気がなくなったりします。レントゲン検査の後に、開腹手術して異物をとり出さないと命に関わるケースも少なくありません。
そのため、おもちゃは噛み砕けない素材のものを選び、ブラッシングも定期的にして毛玉を飲み込まないようお手入れをしましょう。
フェレットの体調不良を見逃さないために見逃してはいけないサイン
フェレットは4歳以降のシニア期になると、体調を崩しやすくなってしまいます。
そのため、日常的にフェレットの様子を観察しましょう。見逃してはいけないサインについて紹介します。
フードを食べる量や水を飲む回数が減っていないか
フードを食べる量や水を飲む量が減っている場合、体調不良の可能性があるため注意が必要です。日常的にフェレットが食べるエサの量や、どれくらい水を飲むのか口にするか観察しておくことで食欲不振にもすぐ気付くことができます。
遊んでいる際に足をひきずったりしていないか
フェレットが運動不足にならないよう、ケージから出して、フェレットを部屋の中で毎日遊ばせることが大切です。そして、運動している様子を確認して体調に異変がないか確認しましょう。
例えば、フェレットがかかりやすいインスリノーマや副腎腫瘍などの疾患では、初期症状の1つに足の震えがみられることがあります。こういった疾患の発症にもすぐ気付けるよう、毎日よく観察しましょう。
ペット保険で備えておくと安心!フェレットを通院させた体験談とかかった医療費

フェレットを飼うとき、通院させた際に医療費がどのくらいかかるか心配だという方も少なくありません。フェレットの治療費にはペット保険で備えておくと、いざというときにも安心できるでしょう。
実際にフェレットを動物病院へ通院させてかかった医療費について解説します。ぜひ参考にしてください。
お迎えしたばかりの頃、頻繁に耳をかゆがり通院
頻繁に後ろ足で耳をかく仕草が気になったため動物病院へ連れていくと、耳ダニがいる可能性があるとの診断を受けました。
獣医に耳垢を綿棒でとってもらい、顕微鏡でダニがいるか調べてもらいました。
幸いにもダニはいませんでしたが、フェレットは耳垢がたまりやすくウイルスが増えやすいため、投薬治療をしてもらい症状は治まりました。
診察代・耳ダニ検査や投薬で約4,000円

このとき、診察や検査、投薬にかかった金額は合計で4,000円程度でしたが、ペット保険の適用により、自己負担は50%の2,000円程度までに抑えることができました。他のフェレットと一緒に飼育されているペットショップでは、耳にダニが繁殖している個体がいた場合、他の個体へ移ってしまっているケースもあります。
お迎えしたばかりの頃に耳をかゆがる仕草があった場合、店員さんや動物病院で尋ねてみましょう。
新しいフェレットを迎えたストレスで先住フェレットが緑色の下痢
新しいフェレットを迎えてから、先住フェレットが慣れるまでの間、ケージ越しでしばらく過ごせるようにしていました。対面させて、少しずつ一緒に遊ぶ時間を増やしていたのですが、ある日先住のフェレットが緑色の下痢をしてしまったため通院をしました。
フェレットがお腹を壊すと、緑色の下痢をすることは知らなかったため、とても動揺したのを覚えています。
診察代・下痢止めの内服薬1週間分で約8,000円

実際に、緑色の下痢を袋に入れて持っていき、獣医に見せると環境の変化に馴染めずに、「ストレスがかかった可能性がある」との診断を受けました。
下痢が続くとフェレットの消化器官に負担がかかってしまうため、下痢止めの薬を処方してもらい、すぐに改善しました。
このときの診察や、1週間分の内服薬にには合計で約8,000円がかかりましたが、ペット保険の適用により自己負担は50%の4,000円程度までに抑えることができました。
毎年フィラリアの予防薬をもらいに通院
フィラリアの予防は、毎年しておくと安心です。
室内で飼育していても、フィラリア症を引き起こす蚊が侵入してくるかもしれません。
心臓に寄生虫が寄生すると、最悪命を落としてしまうので予防しておきましょう。
予防薬はペット保険適用外7ヶ月分で約6,000円

フィラリアの予防薬は、蚊が発生し始める前の5月から少なくなる11月頃まで毎月投薬していきます。
まとめて予防薬を処方してもらうと、金額が高くなってしまいますが、毎月処方してもらうこともできるため、気になる方は動物病院で相談してみることをおすすめします。
ただし、フィラリアをはじめとして病気の予防に関してペット保険は適用されません。事前に費用を貯めておくようにしましょう。
まとめ
実際に飼育している経験に基づき、フェレットの生態や飼育に関する情報について解説しました。フェレットの飼育は大変かもしれませんが、その可愛さには多くの人が癒やされるのではないでしょうか。
ぜひ、詳しいペットショップの協力を得ながら、フェレットの飼育について検討してみてください。
また、フェレットが加入できるペット保険に関して具体的な補償内容などは下記記事で解説しています。合わせてご覧ください。

