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入門編

【獣医師監修】犬はレタスを食べても大丈夫!レタスの栄養素や与える際の注意点を解説

犬にレタスを与えても大丈夫です。レタスは水分が多いため水分補給にも役立つなど、人間同様に犬がレタスを食べるメリットもあります。

本記事では、レタスを食べさせる際の注意点や適量、アレルギー症状が出た際の対処方法などを紹介します。レタスを与える際は参考にしてください。

与えても大丈夫!犬はレタスを食べられる

たくさんのレタス
犬はレタスを食べられます。レタスには水分以外にもさまざまな栄養素が含まれているため、人間同様に摂取するメリットがあります。

ただし、サニーレタスやサンチュ、サラダ菜、グリーンリーフなど普通のレタス以外は栄養過多になる可能性やえぐみなど味の特徴もあり、あまりおすすめできません。

犬に与えるのは、玉レタスのみにとどめるようにしましょう。

生のままでも食べられるが茹でてからがおすすめ

レタスを食べさせる際は、水洗いをしたものを細かくちぎれば、そのまま与えられます。犬によっては、レタスのシャキシャキっとした食感が気に入って進んで食べてくれるでしょう。

一方で、レタスは身体を冷やしてしまう野菜のため、寒い時期は茹でて温かくしてから与えるのもおすすめです。レタスは茹でるとお湯に栄養が流れ出てしまうため、茹でるのは短時間にしましょう。また、茹で汁には栄養が含まれているため、レタスと一緒に与えるのも良いでしょう。

犬にレタスを与えるメリット|レタスに含まれる栄養素

ダルメシアン
レタスにはさまざまな栄養素が含まれているため、犬の体にとってもメリットがあります。また、レタスは90%以上が水分といわれる野菜で、水分補給にもなります。あまり水を飲まず、水分不足が気になる際に、水の代わりに与えてみるのもおすすめです。

レタスに含まれる栄養素や、期待できる効果を紹介します。

食物繊維

レタスといえば、食物繊維をイメージする方も多いのではないでしょうか。実際、レタスには食物繊維が含まれています。食物繊維に期待できる効果は以下の通りです。

食物繊維に期待できる効果
  • 腸内環境の改善
  • 糖尿病の予防
  • 腸疾患の予防
  • 腸のがんの予防
  • 便秘の解消

犬の便秘が気になる際は、食物繊維を与えてみましょう。ちなみに2〜3日以上排便がない、水分が少なく乾燥している、力んでいるが排便できないといった際は、便秘の可能性があります。

不足すると腸内環境の乱れの原因になることもある

食物繊維が不足すると、最もみられる症状は便秘です。食物繊維は便に水分を含ませ、量を増やしたり腸の働きを活発にしたりする効果がありますが、不足すると腸の働きが鈍る、便が固くなるといったことが起こり、便秘になります。

そのため、犬が便秘気味の際は食物繊維を与えてみましょう。食物繊維はブロッコリーなどの野菜やマンゴーなどのフルーツに含まれるため、あわせて与えることを検討しましょう。

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β-カロテン

レタスにはβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは犬の体内で、ビタミンAに変換されて、視細胞などの健康維持に効果があるといわれています。β-カロテンに期待される効果として以下が挙げられます。

β-カロテンに期待できる効果
  • 目や皮膚の健康維持
  • 視力の維持
  • 抗酸化作用
  • 老化防止
  • 免疫力の向上

不足すると眼疾患や皮膚疾患などを起こすこともある

β-カロテン、ビタミンAが不足すると、皮膚疾患や眼疾患、繁殖障害などを起こす危険性が高まります。また、肺疾患や感染症なども併発することもあります。その他にも、角質層がフケのようになって、剥がれ落ちてしまうリスクもあります。

β-カロテンはメロンなどのフルーツにも含まれているため、不足が気になる場合に与えてみるのも良いでしょう。

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カリウム

レタスにはカリウムも含まれていて、体内の過剰な塩分を排出する働きなどがあります。カリウムに期待できる効果としては以下のようなものがあります。

カリウムに期待できる効果
  • 細胞を正常に保つ
  • 余分なナトリウムを排出する
  • 血圧を下げる
  • 心臓の働きを正常に保つ
  • 筋肉の働きを助ける

ただし、腎臓の機能が低下している犬などは、高カリウム血症に注意が必要です。高カリウム血症になると、痺れや筋力低下、脈拍異常、吐き気などの症状がみられ、重篤な場合、死亡するケースもあります。

カリウムの与えすぎにはリスクがあるため、不足が気になる場合でも、特に腎臓機能に不安がある犬には、少量ずつ与えて様子をみるようにしましょう。

不足すると低カリウム血症になることもある

カリウムはさまざまな食品に含まれているため、不足を強く気にする必要はありませんが、長期の下痢や嘔吐、病気などで不足すると、低カリウム血症を起こす場合があります。

低カリウム血症を起こすと、食欲不振、多尿、高血圧、運動能力の低下などがみられます。

カリウムはじゃがいもなどの芋類にも含まれます。不足が気になる場合には、適量を与えることを検討しましょう。

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犬にレタスを与えるときの注意点

レタスサラダ
犬がレタスを食べても問題ないですが、与える際は量など注意点があります。与える量やアレルギーなど食べさせる際の注意点を紹介します。

適量は体重1kgあたり4〜6g程度

犬に野菜を与える際の目安は、1日の摂取カロリーの10%程度ですが、レタスはカロリーが低いため、10%分与えると量が多くなってしまう恐れがあります。犬がレタスを気に入って、たくさん欲しがっても与えすぎには注意しましょう。

多く与えてしまうと、メインの食事のドッグフードなどを食べられなくなってしまうことがあります。また、レタスは90%以上が水分で水を多く含む野菜です。多く与えると下痢などを起こす点は注意が必要です。

レタスの適量は体重1kgあたり4〜6g程度です。体重10kg未満の小型犬では50〜60g、体重25kg未満の中型犬では100〜110g、25kg以上の大型犬の場合110〜120gが目安になります。

ただし、適量は犬の体格や年齢などにもよるため、まずは少量を与えて体調不良などを起こさないか見てるようにしましょう。

レタスにはキシリトールが含まれる

レタスには微量ですが、キシリトールが含まれています。キシリトールは犬にとっては中毒を起こすこともある危険な成分で、摂取しすぎると血糖値が急激に下がり命に関わることもあります。

しかし、レタスに含まれるキシリトールは微量のため、与える際はそれほど気にする必要はありません。実際、レタスから犬の致死量のキシリトールを摂取するには、体重1kgあたりレタス2kgといわれているため、適量を与える分には問題ありません。

ただし、犬によってはキシリトールに反応する可能性もゼロではないため、まずは少量を与えて、体調を崩さないか確認をしましょう。

初めて与えるときにはアレルギーの発症に注意する

犬がレタスを食べてアレルギー症状を引き起こすことは稀ですが、絶対に発症しないとはいえません。そのため、初めて与える際は、以下のような症状が起きていないか注意をしましょう。

食物アレルギーでみられる症状
  • 目や口の周りの痒み
  • 脇の下や手足の先の痒みや炎症
  • 下痢
  • 嘔吐 など

これらの症状がみられる場合、すぐに与えるのをやめるようにしましょう。また、食物アレルギーは数日経って症状がみられるケースもあるため、初めて与えた後は犬の体調を注意してみる必要があります。

初めて食べさせる際は、少量ずつ与えて、体調不良など起こしていないかを観察しながら与えましょう。

腎臓病など疾患のある犬は与える前に獣医に確認する

レタスにはカリウムが含まれているため、腎臓に疾患のある犬に食べさせる場合、事前に獣医に与えて良いかを確認しましょう。腎臓に疾患がある犬はカリウムを十分に排出できない可能性があるためです。

腎臓の疾患に限らず、何らかの病気で通院、服薬をしている犬に食べさせる場合も獣医に確認をしてからにしましょう。レタスに含まれる成分が、治療や薬に思わぬ影響を与える可能性があります。

レタスを加工した食品は与えないように注意する

サンドウィッチ
レタスは、サラダや炒め物などさまざまな料理に使用されますが、レタスを加工した食品は与えないようにしましょう。いくつかの料理をなぜ与えてはいけないのか解説します。

レタスのサラダ

レタスを使ったサラダはシャキシャキっとした食感も楽しめて、美味しいですが、犬には与えないようにしましょう。

レタスのサラダにはドレッシングやマヨネーズが使用されているため、犬にとっては脂質や塩分が多くなっています。長期的に与えてしまうと、肥満や心臓病などのリスクが高まります。

ドレッシングやマヨネーズが付着してなさそうと思っても、付着していることがあるため、犬に与える場合、別で用意をしましょう。

サンドウィッチ

レタスはサンドウィッチにもよく利用されます。しかし、サンドウィッチはマヨネーズなどの脂質が多いため犬には与えないようにしましょう。脂質を多くとってしまうと脂質異常などを引き起こす可能性があります。

また、サンドイッチには炭水化物も含まれており、かつマヨネーズは大さじ1杯であっても約80kcalと高カロリーであるため、犬にとってはオーバーカロリーな食べ物になっています。カロリーの取り過ぎが長期的に続くと、肥満や脂質異常などの危険性があります。

レタスの炒め物

レタスは炒め物にも使用されますが、他の食品と同様に犬には与えないようにしましょう。炒め物を作る過程で、油や塩などが加えられているためです。

油や塩が多い食べ物を日常的に食べると、肥満や脂質異常、心臓病、高血圧などのリスクが高くなってしまいます。

レタスを食べさせて体調不良やアレルギー症状がみられたときの対処方法

走る犬
犬がレタスを食べてアレルギー症状を起こすことは稀ですが、可能性がゼロというわけではありません。レタスを食べて体調不良やアレルギー症状がみられた際の対処方法を紹介します。

速やかにかかりつけの動物病院で検査を行う

レタスを食べて体調不良や、アレルギー症状がみられた場合、速やかに動物病院に連れていきましょう。少し調子が悪そうだけど、もう少し様子をみようと思っている間に、身体の小さい犬は症状が予想よりも進行してしまう可能性があります。

また、素人が無理矢理吐かせようとすると、犬の身体に負担をかけてしまう恐れがあるため、やめましょう。

動物病院では、何をいつ、どのくらい食べたのか聞かれるため、正確に答えられるようにメモなどしておくことも大切です。

緊急時には救急対応している動物病院へ

深夜や休日にアレルギー症状を起こす可能性もあります。その際は、救急対応している動物病院に連れていきましょう。

また、アレルギー症状に限らず、いつケガや病気をするかはわからないため、日頃から救急対応している動物病院を調べておき、住所や電話番号をメモしておくことも大切です。

急な体調不良に備えてペット保険の加入もおすすめ

見つめる犬
アレルギー症状を含め、犬がいつケガや体調不良を起こすかはわかりません。突然、体調不良を起こして、動物病院に連れていくこともあるでしょう。その際に、さまざまな検査や治療をすると治療費が高額になる可能性も否定できません。

ペットの治療費は、人間のような健康保険制度がないため、全額が自己負担になります。

しかし、ペット保険に加入しておくことで、治療費の全額または一部を補償してもらえます。そのため、犬の急な体調不良やケガに備えてペット保険に加入しておくことをおすすめします。

異変を感じたときにすぐ受診できる

「いつもと様子が違う」「何だか体調が悪そう」と思った際に、治療費が気になってしまい動物病院に連れていくことを躊躇してしまうかもしれません。

しかし、ペット保険に加入しておくことで治療費の負担が減ると、気軽に動物病院に連れて行こうと思いやすくなります。受診のハードルが下がり、早めに動物病院に連れていくことで、病気の早期発見・早期治療につながるでしょう。このことはペット保険に加入するメリットといえます。

緊急時の問い合わせに対応してもらえるペット保険も

ペット保険の中には、急な体調不良など緊急時に獣医に相談できる付帯サービスを提供しているものがあります。少し体調がすぐれなさそうだが、動物病院に行くべきか、もう少し様子を見るべきかといった相談もできます。

その他にも、しつけなど犬と暮らすうえでの悩みや困りごとを相談できるペット保険も中にはあります。犬と生活する中で、獣医など専門家に相談できるのはとても心強いです。

下記記事では、ペット保険に加入した方が良い場合を獣医が解説しています。ペット保険を検討する際は参考にしてください。

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獣医師からみた犬とレタスの関係性

葛野 莉奈 先生

レタスは持病など健康上の問題がなければ犬に与えても問題のない野菜ですが、普段食べ慣れていても、日々の健康状態によっては体調の変化を招くことがあります。
そんな時に慌てないために、どんなことが起こり得るのか、どんな対処をすべきかなどを知ってシミュレーションしておくことが大切です。

保険加入も安心できる要素の一つになります。軽度の症状であればあまり生活の負担にもなりませんが、程度が重くなったり、長期にわたる症状が出る場合、治療費用が負担になる場合もあります。

安心して治療に臨んだり、治療の選択肢の幅を広げたりするためにも、保険加入の検討は大切な備えのひとつと言えるでしょう。

何より保険の加入は、家族間で愛犬に対しての治療や受診、そして健康管理のスタンスについて話し合い、統一するための大切なきっかけにもなります。
健康なうちから、トラブルシミュレーションをして、健康への意識を上げられると良いですね。

まとめ

草むらの犬
犬にレタスは食べさせて大丈夫です。メリットのある栄養分も含まれる上、水分補給にも役立ちます。ただし、与える量や与え方などには注意が必要です。まずは少量を食べさせることからスタートするのがおすすめです。

また、いつ病気やケガをするかわからないため、そうした際の備えとしてペット保険に加入することもおすすめです。一度、ペット保険の加入を検討してみましょう。

ABOUT ME
記事監修|葛野 莉奈 先生
かどのペットクリニック院長。 麻布大学獣医学部獣医学科を卒業後、神奈川県内動物病院にて勤務、ペットショップ巡回などを経て2015年に開業。 普段の診療では皮膚科や産科、新生児診療に力を入れています。私生活ではミニチュア・ダックスフントたちと生活しています。 http://www.kpc-kirakupe.com/index.html
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