楽天ペット保険 バナー
入門編

猫はたまごを食べられる!たまごの高い栄養素が猫に与えるメリットや注意点などを解説

たまごは価格が手軽ながら、完全栄養食品といわれるほど栄養価が高い食品です。
一方で、猫に与えても問題ないのか気になる人は多いかもしれません。

そこで、猫にたまごを与えるメリットや、注意するべきポイントなどについて解説します。

与えても大丈夫!猫はたまごを食べられる

ごはんを食べようとする猫
猫は、たまごを食べても問題ありません。ただし、卵白と卵黄では含まれる栄養素が大きく異なり、いずれも猫に与える際には注意が必要なポイントがいくつかあります。

白身は猫に必要なビタミンを破壊してしまうため必ず加熱する

猫にたまごを与える際は、生の状態ではなく必ず十分に加熱してから与えましょう。
卵白にはたんぱく質の一種であるアビジンが含まれています。このアビジンは、猫の皮膚や毛並みの育成に欠かせないビオチンと胃の中で結合し、吸収を阻害する働きを持っています。アビジンは加熱することで不活性化するため、猫にたまごを与える際には加熱をしたほうが良いとされています。

また、加熱することでサルモネラ菌の感染を防ぐことにも繋がります。サルモネラ菌はたまごや食肉に付着している可能性のある細菌で、少量の菌でも吐き気や腹痛、発熱などを引き起こす恐れがあります。

猫がサルモネラ菌による体調不良を起こさないためにも、たまごは加熱してから与えるのがおすすめです。尚、サルモネラ菌は一般的に75℃以上で1分間加熱することで死滅すると言われています。

猫にたまごを与えるメリット|たまごに含まれる栄養素

たまご
たまごにはビタミンCと食物繊維を除く、すべての栄養素が含まれています。たまごに含まれる栄養素はフードでも摂れるため、積極的にたまごの摂取を勧めるものではありませんが、中には猫の健康をサポートする栄養素が3つあるため、ここではそれらについて解説します。

たんぱく質

たまごには、1個あたり7.3gのたんぱく質が含まれています。
たんぱく質は猫の体にとって、筋肉や被毛、皮膚、血液などをつくるための重要な栄養素です。肉食動物の猫は、1日あたり体重1kgに対して7.0gのたんぱく質が必要だといわれています。たまごを与えることで、たんぱく質を効率よく摂取できるでしょう。

不足すると皮膚の乾燥や筋肉の衰えを引き起こす恐れも

たんぱく質が不足すると、皮膚の乾燥や毛並みの悪化、筋肉量の低下などを招く可能性があります。また、猫はたんぱく質からエネルギー源であるグルコースを作り出すため、摂取量が足りないとエネルギー不足に陥る可能性があります。

たんぱく質は肉や魚介類に多く含まれているため、たまご以外からでも補給しやすい栄養素です。

アラキドン酸やDHAなどの脂肪酸

卵黄はリノール酸やアラキドン酸、αリノール酸、EPA、DHAなどの脂肪酸が豊富です。脂肪酸と聞くと、肥満など健康への悪影響が心配になるかもしれませんが、卵黄に含まれる脂肪酸は猫の健康をサポートします。

例えばリノール酸やアラキドン酸は、皮膚や被毛を健康に保ち、炎症を抑える働きがある、重要な脂肪酸です。またαリノール酸やEPA、DHAは、血液をサラサラにして血栓を防ぐほか、中性脂肪や血圧を下げ、免疫機能に作用します。

脂肪酸の中でも、リノール酸とアラキドン酸は猫が体内で作り出せない必須脂肪酸のため、食べ物から補給する必要があります。

不足すると脳機能に悪影響も

必須脂肪酸は皮膚や被毛の育成に大きく関係しているため、不足すると皮膚や被毛の乾燥を招くことがあります。
また、必須脂肪酸の中で特に注目したいのがアラキドン酸です。アラキドン酸が不足すると、皮膚や被毛の成長に影響が出るほか、脳機能に悪影響を及ぼす恐れがあります。

犬の場合はリノール酸を含む食材を食べた後に、体内でリノール酸が代謝されてアラキドン酸を合成できますが、猫はこの代謝機能が高くないため、食べ物でアラキドン酸を補う必要があります。
リノール酸とαリノレン酸は植物油、アラキドン酸は肉や魚、EPAとDHAは青魚にも豊富に含まれています。

ビタミンB群

たまごには、ビタミンB1やB6、B12、ナイアシン、葉酸といったビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB群は糖や脂質の代謝を促してエネルギーを作る働きがあるほか、皮膚の正常な育成をサポートしたり、血液を作って貧血を防いだりします。

ビタミンB群は、それぞれが相互に働き合うことで効率よく作用するため、単独ではなくバランスよく複合的に摂取しましょう。

不足すると食欲の低下や嘔吐・痙攣を招くことも

ビタミンB群は、食欲中枢が正常に機能するために欠かせない神経伝達物質の材料になります。そのためビタミンB群が不足すると、食欲の低下をはじめ、体重の減少や嘔吐を引き起こし、さらに症状が進行するとふらつきや痙攣を招く可能性があります。

ビタミンB群は豚肉やマグロなどに豊富に含まれているため、不足している場合はこうした食材で補うのがいいでしょう。

猫にたまごを与えるときの注意点

威嚇する猫
栄養価が高いたまごですが、猫に与える際にはいくつか注意点があります。
特に1日に与えていい量を守らなければ、かえって体調不良を招いてしまう可能性もあるため、きちんと確認しておきましょう。

栄養価の高いたまごの与えすぎは肥満や病気の原因にも

栄養価が高いたまごはカロリーも高く、与えすぎは肥満や病気の原因につながってしまいます。たまごのカロリーは、1個(60g)あたり91kcalです。1日に必要な摂取カロリーは個体や運動量等の生活習慣によって異なりますが、たとえば体重4kgの猫の場合、安静時で約190kcalとされている*ことを踏まえると、たまごは猫にとって非常に高カロリーだといえるでしょう。

カロリーの摂りすぎは肥満につながります。肥満は糖尿病のリスクを高めるほか、心臓や肝臓などに大きな負担をかけてしまい、命にかかわる恐れがあります。

たまごを与えるのは多くても1日1個までに留め、与えた場合はフードを減らしてカロリーを摂りすぎないよう調節が必要です。

*参照元|飼い主のためのペットフード・ガイドライン

猫にたまごを与える時は過熱して細かく刻むこと

先述した通り、生のたまごには必須ビタミンであるビオチンの吸収を妨げるアビジンが含まれているほか、中毒の原因となるサルモネラ菌が付着している可能性があります。

たまごを加熱することで、アビジンを不活性化、サルモネラ菌を死滅させることができるので、猫にたまごを与える際は、茹でるなどして必ず十分に加熱しましょう。

また、加熱したたまごはそのまま与えるのではなく、細かく刻んでから与えましょう。特に黄身はのどに詰まりやすいため注意が必要です。

初めて与えるときにはアレルギーの発症に注意する

たまごアレルギーを発症する人間がいるように、猫もたまごでアレルギー症状が出る可能性があります。アレルギーを発症すると、下痢や嘔吐、発熱、皮膚炎などの症状が現れます。
初めてたまごを与えるときは、アレルギー反応が出ないか注意しながら少量ずつ与えるようにしましょう。なお、アレルギー症状が現れたらすぐ動物病院にかかりましょう。

病気で通院している猫は与える前に獣医に確認する

何らかの病気があり通院している猫の場合は、まずかかりつけの獣医にたまごを与えても大丈夫か確認してから与えるようにしましょう。たとえば腎不全に罹患している場合、たんぱく質を制限しなければならないため、たまごを与えることで腎臓に大きな負荷を与えて病状が悪化する恐れがあります。

たまごは栄養価が豊富ですが、その分、猫の健康状態によっては制限しなければならない栄養素が含まれている可能性があるのです。

たまごを加工した食品は与えないように注意する

プリン
たまごには様々な加工食品がありますが、いずれの加工食品も絶対に与えてはいけません。ここでは、たまごの加工品の一例と、与えてはいけない理由を解説します。

マヨネーズ

たまごの加工食品として代表的なマヨネーズは、人間にとって身近な調味料ですが猫には与えてはいけません。マヨネーズは油分が高く高カロリーなうえに、塩分も多いため、猫の身体に大きな負担をかけてしまいます。

日常的にカロリーを摂りすぎると肥満になり、糖尿病などの発症や、関節に大きな負担をかけて関節が変形するリスクが高まります。さらに塩分を摂りすぎると、高血圧や腎臓病を引き起こす恐れもあります。

プリン

プリンは、例え低糖質等を謳った商品だとしても猫には与えてはいけません。
人間用のプリンはたまごだけでなく、砂糖や乳製品をふんだんに使用しており、猫にとっては非常にカロリーが高い食べ物です。

さらに糖分の摂りすぎにもなってしまうため、肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まります。

また、猫は乳製品に含まれる乳糖をうまく消化することができません。プリンを食べることで下痢などを引き起こしてしまう可能性もあるため、猫にプリンは与えないようにしましょう。

パン

ネコは肉食動物なので、穀物からできたパンはうまく消化できません。パンを食べることで、胃腸に負担をかけて下痢や便秘を引き起こす場合があり、穀物アレルギーを発症する可能性もあります。

また、パンには多くの塩分が含まれているほか、パンによってはチョコレートやネギなど猫が食べてはいけない食品が含まれていることもあるため、猫にパンをあげるのは避けてください。

たまごを食べさせてアレルギー症状がみられたときの対処方法

ベッドで眠る猫
ここでは、猫にたまごを与えたあと、もしアレルギー症状が現れてしまった場合に、どのように対応するべきかについて解説します。

速やかにかかりつけの動物病院で検査を行う

食物アレルギーを発症すると、下痢や嘔吐、皮膚炎などの症状がみられます。排便の回数が多くなったり、かゆがる頻度が増えたり、口や目のまわりに炎症が見られたりする場合は、できるだけ早くかかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。

緊急時には救急対応している動物病院へ

場合によっては、アナフィラキシーショックという、過剰なアレルギー反応が起きる可能性があります。アナフィラキシーショックを発症すると、嘔吐や下痢のほか、低血圧や頻脈、呼吸困難などの症状が現われ、場合によっては命を脅かす危険な状態に陥ります

たまごを食べてから上記のような症状が現れた場合は直ちに治療を施さないと危険なため、様子を見るのではなく、すぐに救急対応している動物病院にかかりましょう。

急な体調不良に備えてペット保険の加入もおすすめ

なでられる猫
たまごのように人間にとって身近な食べ物が原因で、猫の体調が悪化する可能性は十分にあります。また、今まで与えていても問題なかったからと安心してはいけません。アレルギーはある日突然発症する可能性もあります。急な体調不良への備えとして、ペット保険に加入するのもおすすめです。

異変を感じたときにすぐ受診できる

ペット保険に加入しておくことで、猫の体調に異変を感じた際も治療費の心配をせずにすぐ動物病院にかかることができます。

ペット保険大手アニコム損害保険の調査*によると、2020年の1年間で、ペット(猫)にかかった治療費の平均額は約3万2000円でした。猫の平均寿命が15.45歳(一般社団法人ペットフード協会の調査より)であることを踏まえると、生涯かかる治療費は単純計算で50万円近くに上ります。

金額はあくまで平均ではあり、アナフィラキシーショックのように救急対応している動物病院にかかった場合や手術が必要な場合などは、より高額な治療費が必要になります。

ペット保険に加入することで、高額な治療費が原因で診察や治療を諦めるようなケースを減らすことができるでしょう。

参照元|「ペットにかける年間支出調査 2020 」

緊急時の問い合わせに対応してもらえるペット保険も

夜間に猫の体調が悪化した場合や、急いで動物病院に行くべきか迷う症状を発症した場合のように、飼い主だけで判断するのが難しいケースも出てくるでしょう。SNSなどでは不確かな情報が多い上に、動物病院に相談しに行くのはハードルが高いと感じる人も多いかもしれません。

ペット保険の中には、緊急時にオンラインで気軽に獣医に相談できるサービスを設けているものもあります。LINEで気軽に相談できるものから、電話で詳しく相談できるものまであるため、自分に合ったサービスを提供している保険を選ぶといいでしょう。

こちらの記事では、猫のペット保険について補償内容などについて具体的に比較しています。合わせてご確認ください。

ペット保険 猫 比較
猫のペット保険を徹底比較!あなたのペットにオススメの選び方は?猫のペット保険を探している方に向けて、補償内容や人気ランキング、口コミ・評判などオススメの比較方法・選び方をわかりやすく解説します。ポイントを抑えてあなたの愛猫にぴったりの保険を選びましょう!...

まとめ

たまごは、猫にとっても健康のサポートに役立つ栄養素が多く含まれる食品です。しかし、食べる量や与え方を誤ってしまうと、かえって猫の身体に負担をかけてしまい、体調不良や病気のリスクを高める恐れがあります。

たまごに含まれる栄養素は日頃のフードで賄えますが、特に初めて与える際などは、必要に応じて獣医に相談しながら少量ずつ与えてみましょう。

また、ペット保険に加入しておけば、食物アレルギーを発症した場合のような緊急時にも気兼ねなく動物病院を受診できます。サポートやサービス内容を考慮し、自分に合ったペット保険を選びましょう。

ABOUT ME
トリセツ編集部(アニマライフ)
トリセツ編集部(アニマライフ)についてはこちら>> ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。
×