入門編

猫はバナナを食べても大丈夫!バナナに含まれる栄養素や与える際の注意点などを解説

「猫はバナナを食べても大丈夫?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。また、与えるなら、どのくらいの量なら与えて良いのか、与える際の注意点はどのようなことがあるのか疑問の場合もあります。

本記事では猫にバナナを与えて良いか、また、バナナに含まれる栄養素、与える際の注意点、アレルギー症状が出た際の対応方法などを解説します。

与えても大丈夫!猫はバナナを食べられる

沢山のバナナ
猫にバナナを与えても問題ないです。人間にとってはヘルシーなイメージのあるバナナですが、身体の小さな猫にとってはバナナは高カロリーな食べ物なため、一度に多くの量を与えないように注意しましょう。

皮を剥いて与える

猫にバナナを与える際は必ず、皮を剥いて与えるようにしましょう。バナナの皮は硬く、喉や腸に詰まってしまう可能性があります。腸に詰まってしまうと腸閉塞を起こしてしまう危険性があるため注意が必要です。

また、バナナの皮には猫にとって有害な農薬などの化学物質が付着していることがあります。誤って猫が食べてしまうことがないように注意しましょう。

猫が誤ってバナナの皮を食べてしまわないように、剥いた皮はすぐに処分するようにすることも大切です。

猫にバナナを与えるメリット|バナナに含まれる栄養素

振り向く猫
バナナには食物繊維やカリウムなどが含まれているため、人間が食べるのと同様に多くのメリットがあります。猫にバナナを与えるメリットを栄養素ごとに紹介します。

食物繊維

バナナには食物繊維が含まれています。もともと肉食の猫にとっても、食物繊維を摂取するメリットはさまざまあります。

食物繊維は猫のお腹の調子を整えるのに、重要な役割を持っています。たとえば腸内の細菌のエサとなって腸内環境を整える働きがあります。また、腸内環境が整うことで免疫力の向上も見込めるでしょう。

特に軟便や便秘をしている猫の場合、食物繊維を摂取することで、改善されるケースもあります。

食物繊維が足りないと便秘になることもある

腸内環境を整える食物繊維が不足すると、便秘になってしまうことがあります。そのため、飼っている猫が便秘気味の際は、食物繊維を積極的に与えてみましょう。

また、便秘は水分不足も原因のことがあるため、水分量の多いフードと併せて与えてみるのもおすすめです。

食物繊維はバナナ以外にも、じゃがいもなどの芋類にも含まれています。その他にも、猫用のフードの中には食物繊維を含むものもあることから、摂取量を増やしたい場合には、フードを見直してみるのも良いでしょう。

カリウム

バナナにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムには利尿作用があり、体内の毒素を排出する働きがあります。

また、過剰な塩分を排出する働きもあり、血圧が正常になり心臓の働きの改善が期待できます。

一方で、カリウムを過剰に摂取すると、高カリウム血症になってしまうこともあります。高カリウム血症になると、筋力低下や吐き気、脈拍の乱れ、痺れなどを引き起こします。重篤な場合には、命に関わることもあります。

そのためバナナを与える際は、与えすぎないように注意しましょう。

不足すると低カリウム血症になることもある

カリウムの過剰摂取は先述のような危険がありますが、カリウムが不足することも猫にとって良くありません。

カリウムが足りないと、低カリウム血症になる可能性があります。特に中高齢の猫がなりやすいといわれています。低カリウム血症になると、高カリウム血症と同様に吐き気や脈拍の乱れ、痺れなどを引き起こし、最悪の場合、命に関わることもあります。

実際のところ、カリウムはバナナやりんごなどさまざま食品に含まれ、また、猫用のフードにも含まれていることも多く、日常的に気にする必要はそれほどありませんが、気になる場合には食材で少しずつ補うのも良いでしょう。

ビタミンB6

バナナにはビタミンB6も含まれています。ビタミンB6はタンパク質からエネルギーを作る際や、筋肉や血液を作る際に利用されます。

また、皮膚や粘膜を健康に保ったり、赤血球を作ったりする働きがあり、免疫力の正常化にも効果があります。

特に、猫が幼い時や妊娠している時に重要な栄養素になります。

足りないと皮膚や神経、血液の異常を起こすこともある

ビタミンB6が不足すると、痙攣や貧血、食欲不振、腎臓障害などが引き起こされます。また、皮膚や粘膜が弱り皮膚疾患の一因になることもあります。

ビタミンB6はマグロの赤身やかつお、鶏肉などの肉類にも含まれます。マグロやかつおが好きな猫は多く、ビタミンB6不足が気になる際には与えてみるのもおすすめです。

しかし、ビタミンB6の過剰摂取は、血管の拡張や皮膚炎の原因になることがあるため、与えすぎには注意しましょう。

猫にバナナを与えるときの注意点

三匹の猫
猫にバナナを与えるメリットを解説しました。猫にとって多くのメリットのあるバナナですが、与える際の注意点もあります。ここからは、猫にバナナを与えるときの注意点を紹介します。

与えて良い量は約1cm程度

バナナは1本当たり約86kcalほどです。人間にとってはヘルシーで、食べ応えがあるため、ダイエットなどに用いられることもありますが、人間よりも身体の小さい猫にとっては高カロリーな食べ物です。

健康な4kgの成猫の場合、1日に必要なカロリーは160kcal前後といわれているため、バナナを1本食べてしまうと、その約半分になってしまいます。

カロリーオーバーすると肥満などの病気の原因になります。そのため、猫にバナナを与える際はバナナを1cm程度にカットしましょう。

参照元:アイシア|【獣医師監修】猫のごはんのあげかた│食事の選び方・回数・量、与えてはいけないものまですべてわかる

細かくして与える

猫にバナナを与える際は、細くして切って与えるようにしましょう。先述した通り、与える際は硬い皮は必ず取り除きましょう。

バナナの果肉が大きいままで、そのまま飲み込んでしまうと喉につまらせてしまう可能性もあります。そのため、細く切って与える必要があります。

また、幼猫や高齢の猫、消化器官に不安がある猫の場合、バナナをすり潰してペースト状にしてから与えるのもおすすめです。すり潰したバナナを、フードと絡めて与えることもできるでしょう。

初めて与えるときにはアレルギーの発症に注意する

バナナを初めて与える際は、アレルギーの発症にも注意が必要です。まずは、少量を与えて様子をみましょう。

アレルギー反応としては、嘔吐、痒み、下痢、湿疹、目の充血などが挙げられます。また、アレルギー反応は時間が経ってから出てくることもあるため、初めてバナナを与えた後、数日間はアレルギー反応が出ていないか注意してみましょう。

急激なアレルギー発症の可能性もゼロではないため、初めて与える場合、病院が開いている午後に様子をみられるように、午前中に与えるなどの工夫も大切です。

病気で通院している猫は与える前に獣医に確認する

何らかの病気などで通院をしている猫に、バナナを与える場合、事前に獣医にバナナを与えて良いかを確認しましょう。

バナナに含まれる栄養素が、病気に思わぬ影響を与える可能性があります。また、バナナに限らず、日常的に与えているエサ以外を与える場合、獣医に確認してから与えるようにすることで安心できます。

バナナを加工した食品は与えないように注意する

フルーツジュース
バナナにはバナナジュースをはじめ、さまざまな加工食品があります。人間にとっては美味しく無害なものでも、猫にとっては害があるケースがあります。基本的にはバナナを与える場合、無加工の生のバナナにしましょう。

バナナジュース

甘くて美味しいバナナジュースですが、猫には与えないようにしましょう。

バナナジュースにはバナナ以外にも砂糖などが加えられている可能性があり、猫にとっては糖分が多い飲み物になっています。糖分が多い物を与えすぎると肥満の原因になり、肥満は健康にさまざまな悪影響を与えます。

また、バナナジュースには牛乳が使われていることも多いです。牛乳は猫に与えても良いイメージがありますが、牛乳に含まれる乳糖という成分を摂取すると猫によっては下痢をしてしまう可能性があります。

チョコバナナ

縁日などでお馴染みのチョコバナナは猫に決して与えてはいけません。チョコに含まれるカフェインやテオブロミンといった成分は、猫にとって有害な物質です。

猫がカフェインを摂取すると、量にもよりますが、動悸、ひきつけ、不整脈、ふらつき、興奮などの症状を起こします。

また、猫はテオブロミンを分解、排出する力が弱く、体内に残り続け中毒症状を起こします。

チョコの着いた部分は取り除いたから大丈夫、と思っても、チョコが付着していたなど思わぬ事態に繋がる可能性があるため、与えないようにしましょう。

バナナケーキ

バナナを使ったケーキも、猫には与えないようにしましょう。バナナケーキには多くの砂糖が加えられていることも多く、糖分が多く糖分過多になってしまうことがあります。

また、市販のバナナケーキには砂糖以外にも、さまざまな添加物が含まれていることがあります。例えば卵や牛乳といった乳製品が含まれている場合、アレルギー反応を起こす可能性もあります。

万一猫がバナナケーキを食べてしまった場合、目の充血や元気の消失といった症状が現れていないか注意してみるようにし、異変が現れたらすぐに病院に連れていくようにしましょう。

バナナを食べさせてアレルギー症状がみられたときの対処方法

数本のバナナ
バナナは猫に与えても問題ない食べ物といわれていますが、アレルギー症状がみられることもあります。

アレルギーは猫の命に関わることもあるため、迅速な対応が求められます。猫がバナナを食べてアレルギーを起こした際の対応を紹介します。

速やかにかかりつけの動物病院で検査を行う

アレルギーは猫の命に関わることもあります。そのため、猫がアレルギーを起こしている際は、速やかに動物病院で診てもらいましょう。食べた量や食べてからの時間にもよりますが、アレルギーの原因の物を吐き出させることができる可能性もあります。

動物病院で何をどのくらい、いつ食べたか聞かれた際に、正確に答えられるようにしておきましょう。

同様に、どういったアレルギー反応があったのかを聞かれる可能性もあります。その際に、正確に答えられるようにしておくことも大切で、猫の様子をスマートフォンの録画機能などで撮っておくと正確に伝えられます。

また、アレルギーがみられたからといって、素人が無理矢理吐き出させようとすると、猫に大きな負担がかかるため、無理に吐かせるのは避けましょう。

緊急時には救急対応している動物病院へ

深夜や早朝に、猫にアレルギー症状がみられた場合、救急対応している動物病院に連れていきましょう。人間よりも身体の小さい猫の場合、大丈夫そうと思っても、予想よりも深刻なケースもあります。

そうした緊急事態には、飼い主も焦ってしまうため、日頃から救急対応している動物病院を調べて、電話番号、住所を控えておくようにしましょう。

急な体調不良に備えてペット保険の加入もおすすめ

振り向く猫
先述のような急なアレルギー症状以外にも、いつ猫が体調を崩すかはわかりません。猫が急にケガや病気をした際に、さまざまな検査や治療を行うと治療費が高額になる可能性もあります。そうした際の備えとしてペット保険に加入しておくこともおすすめです。

異変を感じたときにすぐ受診できる

動物には人間のような健康保険制度がないため、動物病院での治療費は全額が自己負担になります。そのため、治療費が気になり、もう少し様子をみようと躊躇してしまうかもしれません。

しかし、ペット保険に加入しておくことで治療費の負担が減るため、動物病院で診てもらいやすくなり、病気の早期発見に繋がる可能性が高くなります。

このように動物病院に行くハードルが下がることが、ペット保険に加入するメリットともいえます。

緊急時の問い合わせに対応してもらえるペット保険も

ペット保険の中には付帯サービスとして、夜間や休日の健康相談の窓口が設けられていることがあります。

「愛猫の様子が少し変だけど、動物病院に連れて行った方が良いの?」と悩んだ際などにも獣医に相談することができます。ケガや病気の相談だけでなく、しつけなどの相談ができるケースもあります。

猫を飼っていて不安に思うことを獣医に相談できるのはとても心強いです。

下記の記事では、猫のペット保険の比較方法を解説しています。あわせてご確認ください。

ペット保険 猫 比較
猫のペット保険を徹底比較!あなたのペットにオススメの選び方は?猫のペット保険を探している方に向けて、補償内容や人気ランキング、口コミ・評判などオススメの比較方法・選び方をわかりやすく解説します。ポイントを抑えてあなたの愛猫にぴったりの保険を選びましょう!...

まとめ

見つめる猫
猫にバナナを与えても大丈夫です。食物繊維やカリウムなど猫にとって良い栄養素も含まれています。しかし、猫にバナナを与えすぎると、摂取カロリーが多くなってしまうため、量には注意が必要です。

また、アレルギー症状が出る可能性もあるため、特に初めて与える際は少量から与えるようにして、アレルギー症状などが出ていないか注意しましょう。

急なアレルギー症状などの備えとして、ペット保険に加入しておくこともおすすめです。

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トリセツ編集部(アニマライフ)
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ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。