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症例編

犬の外耳炎が起こる原因や症状を解説!通院時の治療費にペット保険で備えるメリット

犬の外耳炎は、慢性化しやすい耳の炎症です。放置すると中耳炎や内耳炎に波及する恐れがあり、動物病院の早期受診が必要となります。

本記事では犬の外耳炎の症状や原因、外耳炎にかかる治療費や万が一の備えとなるペット保険について解説します。

繰り返し発症してしまうことも!犬の外耳炎には注意が必要

フライングドッグ
犬の外耳炎は、犬がかかりやすい耳の疾患の1つです。1度発症してしまうと、繰り返してしまうことも少なくありません。

まず、外耳炎がどのような病気なのかについて解説します。

耳の入り口から鼓膜までに炎症が起きる病気

犬の耳は外耳・中耳・内耳という構造になっており、耳たぶと耳の入り口から鼓膜までの道(外耳道)のことを外耳といいます。

外耳炎とは、ダニや耳道内異物などさまざまな原因によって、この外耳部分で炎症が起こっている状態です。

発症すると、痒みや悪臭、耳垢の増加などの症状がみられます。痒みや痛みが酷い場合、犬が耳に触れられることを嫌がって、攻撃的になることもあるため注意しましょう。

放置すると鼓膜を損傷して中耳炎や内耳炎になる危険も

外耳炎は複数の原因から発症していることが多いため、治りきらずに慢性化しやすい傾向があります。慢性化の結果、耳道の狭窄や外耳道壁の石灰化、滲出液の貯留などが起こり、外耳炎をさらに悪化させかねません。

また、炎症が長期化して中耳炎に進展すれば、目が揺れるように動く、顔面神経が麻痺するなど重篤な症状を起こすことがあります。

慢性的な外耳炎においては、50%から80%の犬が中耳炎を併発しているといわれている*ため、外耳炎が疑われる場合は速やかに動物病院を受診してください。

*参照元:ペット栄養学会誌|犬の外耳炎とアレルギー疾患

犬の外耳炎にみられる具体的な症状

ラブラドール
外耳炎は、治療が遅れると中耳や内耳などへ炎症が波及しかねません。

以下に紹介するような症状がみられた場合は、速やかにかかりつけの動物病院を受診することをおすすめします。

耳垢の量が多くなり悪臭を放つ

外耳炎を発症した犬の症状としてまず挙げられるのが、耳垢の量の増加と悪臭です。特に犬の耳から悪臭を感じた場合は、炎症が進んで膿が出ている可能性が高いでしょう。

また、中耳炎や内耳炎に進行してしまうと、外耳炎の症状に加えて聴覚障害や平衡感覚の異常などが生じます。炎症が重症化すると、脳にまで達し、脳膜炎などを引き起こしかねません。

日頃から耳垢の量や犬の耳のにおいなどをチェックし、様子がおかしいと感じた場合は速やかに動物病院を受診してください。

耳を痒がる仕草が多くなる

外耳炎になると、耳が普段よりも赤くなり、痒がる仕草が多くなります。例えば、後ろ足で耳を掻く、頭をしきりに振る、床などに耳を擦り付けるなどの行動は痒みのサインです。

犬は痒みを我慢できないため、出血するまで掻き過ぎることも少なくありません。その結果、掻きむしることで耳介に内出血を起こし、耳血腫を引き起こす恐れもあります。

犬が頻繁に耳を痒がるような場合には、早めに獣医師に相談することをおすすめします。

耳垢の見た目やにおいによって症状が異なることも

耳垢の見た目やにおいによって、症状が異なることもあります。

主な疾患ごとにみられる症状
  • マラセチア性外耳炎:黒や茶色のべっとりした耳垢や外耳道の肥厚
  • 緑膿菌による外耳炎:黄緑色の膿
  • 耳ヒゼンダニによる外耳炎:黒い耳垢とともに激しい痒み

いつもと違う耳垢が見られる、耳が赤い、腫れているなど少しでも異変を感じた場合は、耳に何らかのトラブルが生じている可能性が考えられます。
手遅れになる前に、かかりつけの動物病院を受診しましょう。

犬が外耳炎を発症してしまう原因

見上げる犬
外耳炎は犬がかかりやすい病気の1つですが、発症してしまう原因はさまざまです。ここからは、外耳炎を発症する主な原因について解説します。

アトピー性の皮膚炎

外耳炎の原因として特に多いとされるのが、アトピー性皮膚炎です。アトピー性皮膚炎の犬は皮膚のバリア機能や保湿力が低下していることが多く、このこともアトピーを発症する要因の1つといわれています。

アトピー性皮膚炎の犬の多くが外耳炎を併発している傾向があり、他にも眼や口まわり、耳や脇、下腹や足の先などで症状が出やすいのが特徴です。

アトピー性皮膚炎は完治は難しいといわれているため、アトピー体質とうまく向き合いながら生活することが大切です。

参照元:ペット栄養学会誌|犬の外耳炎とアレルギー疾患

食べ物によるアレルギー

食べ物によるアレルギーも、外耳炎を引き起こす原因の1つです。

食物アレルギー反応の場合、一般的に耳以外の場所でも痒みを示すことが多く、下痢や嘔吐など消化器症状がみられるのも特徴です。

特にスギ・ブタクサなどの花粉や、カビなどが少ない季節にも痒みがみられる場合は、食物アレルギーが疑われます。食物アレルギーは、過去に問題なかった食べ物でも突然アレルギー反応を起こすことがあるため注意しましょう。

外耳炎の治療とともに、動物病院で原因となるアレルゲンを特定し、アレルゲンとなるものを含まないフードに切り替えることで改善が期待できます。

マラセチアなどの細菌感染

外耳炎を引き起こしている場合、細菌感染も懸念されます。耳垢は細菌の種類によって異なりますが、黄色や茶色、どろっとしたものなどである場合は細菌感染が疑われます。

例えば、真菌の1種であるマラセチアは通常健康な犬の皮膚に存在していますが、耳道で過剰に増殖すると外耳炎を悪化させることがあります。

また、耳ヒゼンダニやニキビダニなど寄生虫が原因で、激しい痒みを伴う外耳炎を引き起こすこともあります。あまりの痒さから犬が耳に引っ掻き傷を作ってしまうと、二次的に細菌などが増殖してしまい、外耳炎が悪化しかねません。

特に多頭飼いをしている場合、細菌や寄生虫が他の犬にも感染が広がっている恐れがあります。もしも感染が疑われる犬が現れたら、念のため他の犬も一緒に連れていき、検査してもらいましょう。

異物の混入

外耳炎の発症は、外耳道への異物混入がきっかけになることもあります。

例えば、散歩中に飛んできた虫や草、自分の被毛やシャンプー中の水などが耳に入り、その状態が続いた結果、外耳炎を引き起こしてしまうのです。

異物によって鼓膜が破れてしまうと、中耳炎や内耳炎などより深刻な病気を引き起こしかねません。

異物が耳に混入した場合、犬は急に激しく首を振ったり、頭を傾けたりするような仕草を頻繁にします。こうした行動がみられる場合は、速やかに獣医師に相談してください。

腫瘍

腫瘍も、外耳炎を発症する原因の1つです。耳だれや悪臭、耳に触れることを嫌がる・怒る、外耳炎を繰り返すなどの症状がみられた場合は、耳に腫瘍が発生している場合があります。

発見が遅れるとさまざまな疾患が併発し、治療が難しくなるため、早期に発見することが大切です。

耳道にできる腫瘍は、乳頭腫や耳垢腺腫など良性のものだけでなく、耳垢腺癌や稀に平上皮癌など悪性腫瘍の可能性もあるため、様子がおかしい場合は速やかに動物病院を受診してください。

体の構造上かかりやすい犬種もいる

垂れ耳で通気性が悪く蒸れやすい犬種やアトピーやアレルギー体質の犬種に、結果として外耳炎が起こりやすいといわれています。

例えば、アニコム損保の「家庭どうぶつ白書2021」によると、以下の犬種が外耳炎にかかりやすいことが報告されています。

  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ラブラドール・レトリバー
  • フレンチ・ブルドック
  • パグ

そのほか、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどの中耳炎を発症しやすい犬種にもよくみられることがあります。
なお、上記の犬種に当てはまるからといって必ず外耳炎にかかるとは限りません。

しかし、特にラブラドール・レトリバーなど大型犬の場合、痒さから頭を振りすぎて耳血腫に繋がりかねません。少しでも痒がる仕草がみられた場合は、早期に動物病院を受診することをおすすめします。

参照元:アニコム損保|家庭どうぶつ白書2021

犬の外耳炎の治療方法と費用

笑う犬
犬が外耳炎にかかってしまった場合、症状によって治療方法はさまざまです。ここでは、具体的な治療方法とともに治療費について解説します。

外耳炎の治療方法

外耳炎の治療として、特に重要なのが耳道にある汚れを排除することです。

そのため、まずは治療として耳道洗浄液や生理食塩水などを使って耳道にこびりついた耳垢を落としていくのが一般的です。洗浄後に必要であれば、原因に合わせて抗生物質や抗真菌剤など外用剤を使った治療が行われます。

一方、腫瘍性疾患や中耳炎の疑いがある場合は、レントゲン検査やMRI・CT検査などを用いて診断が進みます。

外耳炎の治療費事例

外耳炎の治療費は、病気の進行度によってかかる治療費が大きく異なります。例えば、軽い外耳炎の疑いで動物病院を受診した場合、以下のような治療費がかかります。

外耳炎の疑いで受診した場合

  • 初診料・・・約1,000円
  • 細胞診・・・約1,000円
  • 外耳処置・・・約1,000円
  • 合計・・・約3,000円(薬代など除く)

参照元:日本獣医師会|家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査
※上記の診療費等はあくまで一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません
※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります

腫瘍ができている、中耳炎まで症状が進んでいる、耳道が腫れて耳を塞いでいるなどの場合は、より細かい検査や外科的手術をするケースがあるため、さらに治療費がかかるでしょう。

また、アトピー性皮膚炎など基礎疾患が外耳炎を誘発している場合も、外耳炎の治療と並行して治療を進めるため、治療費が高額になる傾向があります。

犬の外耳炎の治療費はペット保険の補償対象となることも

寝そべる犬
外耳炎の治療費は、症状や治療期間によっては高額になることも少なくありません。

犬の外耳炎はペット保険の補償対象となることもあるため、万が一の急な治療費の備えとして、加入を検討することをおすすめします。

外耳炎の治療は数回にわたる通院が必要になるケースが多い

外耳炎は、一般的に完治まで何度か通院が必要になりやすい病気の1つです。

特に炎症の状態が酷い場合、血液検査やレントゲンなどの検査料がかかる上、何度も通院しなければなりません。重症化すれば外科的手術の選択肢も出てくるため、高額な治療費がかかる可能性があります。

また、外耳炎は繰り返しかかるケースが多いのも特徴です。そのため、たとえ1回あたりの治療費が3,000円ほどの軽い外耳炎でも、何度もかかってしまうと年間の医療費の負担はかなりの額になることが考えられます。

かさみやすい治療費への備えの手段としてペット保険もおすすめ

ペットの治療費は基本的に全額自己負担なので、治療が長くなった場合、治療費がかさむケースも少なくありません。

また、犬も高齢になるほど病気やケガのリスクが高くなるため、動物病院での治療費の負担に不安を覚える方も多いでしょう。

こうした治療費の負担への備えとして、ペット保険に加入するのもおすすめです。ただし、保険加入には年齢制限を設けているところもあるため、なるべく愛犬が若くて健康なうちに検討するようにしましょう。

補償内容は各社で異なるため加入前にはしっかり比較する

補償内容は、各ペット保険会社によって異なります。

もし外耳炎の治療費の備えとしてペット保険を考えている場合、まずは気になった保険会社の補償内容や補償割合について、資料請求をしてみることをおすすめします。

また、多頭飼育している場合、複数のペットが同じペット保険に加入することで多頭割引が適用されるものもあります。

ペット保険に何を求めるかを考えた上で、各保険会社の補償内容を比較しながらプランを選択するようにしましょう。

以下の記事では、ペット保険について具体的な項目に基づいて比較、解説をしています。合わせてご覧ください。

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日常的な様子で気になったとき気軽に通院できるようになるメリットも

ペット保険の加入には、経済的な負担が抑えられることで受診のハードルが低くなり、気軽に通院できるようになるメリットも挙げられます。

1日でも早く発見できれば、中耳炎など他の病気を併発する前に完治できる可能性が高まります。さらに、早めに治療を始めれば、治療費も安く済む上、愛犬の体への負担も軽くなります。

不調を言葉で訴えられない愛犬のために、少しでも早く気づいて気軽に動物病院へ通院できる環境を整えておくのも飼い主の役目といえるでしょう。

外耳炎の予防方法と注意点

寝そべる犬
最後に、外耳炎の予防方法と注意点について解説します。なるべく愛犬が外耳炎にかからないようにするには、日頃から清潔な状態を保ってあげることが大切です。

日常的に耳の中を清潔に保っておく

外耳炎を予防するために、定期的に耳を掃除して耳の中を清潔に保ってあげましょう。

耳掃除には、以下のような方法がおすすめです。

  • イヤークリーナーを耳道内に滴下し、カット綿で耳の穴を抑えながら耳道を優しくマッサージする
  • 耳掃除用のシートや、コットンにイヤーローションや水を染み込ませたもので外耳の入り口のまわりなどを拭く

なお、綿棒の使用は耳の汚れを奥に押し込んだり、耳道を傷つけたりする恐れがあるため、おすすめしません。

耳掃除してもすぐに汚くなったり、耳道が腫れていたりする場合は耳のトラブルが疑われるため、速やかにかかりつけの動物病院を受診してください。

犬種によってはトリミングの注文で工夫するのもおすすめ

犬の耳は人間と違って、通気性の悪さから湿度がこもりやすいという特徴があります。そのため、特に耳毛の多い犬種については、耳毛を抜いたり短くカットしたりすると良いでしょう。

家ですると犬が動いて耳を傷つけかねないため、トリミングサロンや動物病院でお願いすることをおすすめします。

耳毛が伸びやすい代表的な犬種は以下の通りです。

  • プードル
  • ミニチュアシュナウザー
  • マルチーズ
  • ヨークシャーテリア
  • シーズー

ただし、耳を痒そうにしている、腫れているなど耳に異常があるときは、無理に耳毛を抜くのは控えましょう。耳毛を抜いたことが刺激となり、症状を悪化させる恐れがあります。

発症時にオロナインや点耳薬など人間用の薬を使用するのは控える

犬が外耳炎を発症した場合、オロナインや点耳薬など人間用の薬を使用するのは控えましょう。飼い主の勝手な判断で人間用の薬を与えると、状態をさらに悪化させる可能性があります。

また、外耳炎は耳が痒いだけでなく、アレルギーや腫瘍などが根底に隠れている場合も少なくありません。別の病気によって誘発されている場合は、その治療が必要となります。

まとめ

寝そべる犬
犬の外耳炎は、症状が進行すると耳だけでなく、脳にも影響を与える恐れがあります。普段から愛犬の耳の中を清潔に保ち、さらに愛犬の耳垢の様子やにおいなどをチェックしておくことで、予防や早期発見に繋がるでしょう。

外耳炎にかかると通院が必要となる場合が多いため、愛犬の治療費の備えとしてペット保険への加入を検討してみることをおすすめします。

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トリセツ編集部(アニマライフ)
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ペット保険のスペシャリストである少額短期保険募集人資格保有者が記事の執筆・監修をしています。ペット保険の情報をわかりやすくお伝えすべく、日々最先端のペット保険情報をチェックしています。犬や猫の「もしものとき」に備えるためのペット保険選びを正しい情報でサポートします。
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