本記事では、下痢の色別の見分け方や起こり得る病気、下痢に関連する傷病にかかる診療費への備えとしてのペット保険について解説します。
猫の下痢を引き起こしてしまう原因

猫の下痢にはさまざまな原因が考えられるため、症状がみられる場合は以下の原因に当てはまるものがないか確認しましょう。
まずは、猫が下痢を引き起こしてしまう主な原因について解説します。
環境の変化などに伴うストレス
まず挙げられるのが、ストレスによるものです。
猫は、ちょっとした環境の変化に対して敏感に反応しやすく、ストレスが病気に繋がることも少なくありません。
例えば、以下のような環境変化に心当たりがないか確認してみましょう。
- 引っ越しや旅行
- 留守番
- 車での長距離移動
- 部屋の模様替え
- 工事の大きな音
また、痛いと感じることや爪切り、耳掃除などでストレスを感じてしまう猫もいます。
ストレスが原因の下痢である場合、環境の変化に慣れることで、症状が自然と改善していくでしょう。
一方で、環境を改善したにもかかわらず下痢が続く場合には、獣医師に相談することをおすすめします。
参照元:一般社団法人・日本臨床獣医学フォーラム|ストレス
食事やおやつの量が合っていない
猫が下痢をする場合、食事やおやつの量が合っていない可能性も考えられます。
猫も、人間同様に、食事やおやつの量が多すぎる場合は食べたものを消化しきれず、体調を崩してしまいます。
また、フードとの相性の悪さも、下痢や軟便を引き起こす原因の1つであるため、フードを切り替える際は普段以上に猫の様子を観察しておきましょう。
食事量やフードの種類などを見直したにもかかわらず、症状が長引くような場合は、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
異物誤飲・誤食
誤飲や誤食が原因となっているケースもあります。
飲み込んだ種類や量によっては、下痢だけでなく、食欲の低下や痙攣などを引き起こす恐れがあります。
その上、異物が食道や腸に詰まった場合、閉塞などを起こしかねません。
特に、おもちゃについている紐やリボンなどを誤って飲み込んだ場合は注意が必要です。
紐が腸を締め付けることで、腸の破裂や壊死などの重篤な病気に発展する可能性があります。
下痢の他に、食欲不振や嘔吐などの様子がみられる場合、異物を飲み込んだ可能性があるため、速やかに動物病院にて処置を受けることをおすすめします。
食中毒
フードは開封すると酸化が始まるため、たとえ賞味期限内のものでも時間が経つほど脂の酸化が強くなったり、カビが発生したりします。
特に水分が多いウェットフードはドライフードよりも痛みやすく、たとえ味やにおいに変わった様子がみられない場合でも、食中毒の菌が繁殖している可能性が高いため注意しましょう。
菌が繁殖したフードを食べると、下痢の他に、嘔吐や食欲不振などの症状を引き起こしかねません。
一旦開封したフードは、早めに使い切ることを意識しましょう。
アレルギーなど体質に合わない
アレルギー症状は、成猫になるまで食べて問題なかった場合も、食べ続けているうちに突然発症するケースも少なくありません。
主な症状としては、下痢や嘔吐、顔・首を中心とした皮膚の激しい痒みなどです。
動物病院でアレルゲンを特定し、獣医師と相談の上、食事内容の見直しをはかることで改善が期待できます。
数日間にわたって下痢が続く場合は病気の可能性も

下痢が数日間にわたって続く場合は、何らかの病気が原因となって引き起こされている場合も考えられます。
ここからは、長く続く下痢から疑われる主な病気について解説します。
細菌やウイルスへの感染
まず疑われる病気としては、細菌やウイルスなどによる感染症が挙げられます。
特に、免疫力が低い子猫やストレスが多い環境で感染すると発症しやすいだけでなく、脱水症状などを起こすこともあるため注意しましょう。
細菌やウイルスなどによる感染症の場合、主に以下のような症状がみられます。
- 下痢
- 発熱
- 食欲不振
- 元気がない
細菌による感染症の場合、上記の症状に加えて、嘔吐や腹痛などがみられることも特徴です。
一方で、猫免疫不全ウイルスや猫白血病ウイルスなどが原因で下痢を生じている場合、他にリンパ節の腫れや貧血などの症状を生じることがあります。
ウイルスは他の猫にも感染する可能性があるため、多頭飼いをしている環境では、感染の疑いがある猫は部屋を分けて隔離しましょう。
参照元:一般社団法人・日本臨床獣医学フォーラム|ストレス
寄生虫感染
寄生虫によって体調が悪化した場合も、症状の1つとして下痢がみられる場合があります。
具体的には、コクシジウムやジアルジア、猫回虫や猫条虫などの内部寄生虫が挙げられます。
寄生虫に感染した場合、主に以下のような症状が特徴です。
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲不振
- 体重減少
特に外での生活経験がある猫は感染率が高い傾向にあるため、野良猫などを保護した場合は、症状がみられない場合でも動物病院で検査を受けることをおすすめします。
寄生虫の種類によっては人間に感染することもあるため、便を処理した後はしっかりと手を洗うようにしましょう。
また、寄生虫は定期的な駆虫薬の投与によって、予防が可能です。
猫パルボウイルス感染症
猫パルボウイルス感染症も、下痢を伴うことが多い病気の1つです。
名前の通り、パルボウイルスの感染から生じ、感染した場合は以下のような症状がみられます。
- 激しい下痢
- 激しい嘔吐
- 発熱
- 食欲不振
- 元気消失
悪化すると、敗血症などの二次感染を起こして命に関わりかねません。
感染力も非常に強く、環境によっては爆発的に感染が広がる可能性もあるため注意しましょう。
なお、猫パルボウイルス感染症は混合ワクチンで予防できます。
免疫力の低い子猫にとって感染のリスクが高いウイルスであるため、早い時期から定期的に予防接種をすることをおすすめします。
猫伝染性腹膜炎(FIP)
猫が下痢を起こしている場合、猫伝染性腹膜炎(FIP)を患っている可能性も考えられます。
猫伝染性腹膜炎は、ストレスや他のウイルスなどの影響から、猫腸コロナウイルスが猫伝染性腹膜炎ウイルスに突然変異することで発症するといわれている病気です。
猫伝染性腹膜炎の主な症状としては、以下のようなものがあります。
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲不振
- 発熱
- 黄疸
- 腹膜炎や胸膜炎(ウェットタイプ)
- 腎肝機能障害(ドライタイプ)
現時点では、症状緩和のための対症療法以外に治療が難しく、死亡率が非常に高い病気であるため注意が必要です。
下痢の他に、お腹が膨らんできた、ぐったりしているなど少しでも怪しい症状がみられる場合は、一刻も早く動物病院を受診してください。
IBD(炎症性腸疾患)
大腸に慢性的な炎症が起こるために、下痢や嘔吐などの消化器症状がみられるIBD(炎症性腸疾患)を発症している可能性もあります。
IBDは、基本的に猫種を問わずに発症する可能性があり、特に処方された薬を飲ませても症状が長期間にわたって改善されない場合に注意が必要です。
IBDの主な症状は以下のものが挙げられます。
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲不振
- 元気の消失
- 食事療法や投薬など対症療法に対する反応が鈍い
- 腹水(重度の場合)
血液検査やエコー検査、内視鏡検査などを実施してようやく発症がわかるケースが多く、長期間にわたる抗炎症と免疫抑制療法、食事療法によって症状を落ち着かせていく形で治療します。
短くても半年、長ければ生涯にわたって投薬が必要となる場合もあるため、注意したい病気の1つです。
便の色や状態から下痢の種類を把握しておくと良い

下痢を起こしている猫の状態は、便の色や形状などから判断できる場合があります。
愛猫の便の変色が続く場合は、速やかにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
軟便や泥状の下痢
軟便や泥状の下痢がみられる場合、ストレスや食べ物、環境の変化、感染症や寄生虫など原因はさまざまです。
急性の下痢で他に症状がなく、猫が元気で食欲などもしっかりある場合は、一時的な症状である可能性が高いでしょう。
一方で、下痢に加えて嘔吐や衰弱などの症状がみられる、徐々に水分の多い下痢になってきたなどの場合は、症状の深刻度が高くなっていると考えられます。
早めに獣医師に相談しましょう。
通常よりも白い
通常よりも白い、もしくは灰色の便である場合、胆汁の分泌が滞っている可能性が考えられます。
通常、便の茶色は肝臓から出る胆汁の色ですが、何らかの理由によって肝臓の障害や胆管の詰まりなどが起こった場合、便が白くなるのです。
また、膵外分泌不全や慢性膵炎などが原因で、膵臓が食事中の脂肪を分解しきれていない場合も挙げられます。
単なる消化不良の場合は腸を休めることによって治る場合もあります。
しかし、白い下痢が続く、どれだけ食べても体重が増えないなどの症状がみられる場合は速やかに動物病院を受診しましょう。
通常よりも黒い
通常よりも黒い便である場合、胃や小腸の出血を示している可能性があります。
胃や小腸で出血した場合、便として排出されるまでに時間がかかるため、血液が変質して黒くなってしまうのです。
一方で、下痢に赤い血が混じっている場合は、肛門や大腸などから出血している恐れがあります。
便に血が混じっている場合は緊急性の高い消化器の異常が疑われるため、速やかに動物病院を受診してください。
下痢をした際に動物病院を受診したほうが良い症状

猫が下痢を起こした際、あわせて以下のような症状がみられる場合は、重大な病気が潜んでいる可能性があります。
放置すれば体力の消耗や症状の悪化に繋がるため、当てはまる場合は速やかにかかりつけの動物病院を受診してください。
元気の消失
下痢の症状とともに猫の元気が消失している場合、深刻な感染症にかかっている可能性が考えられます。
特に猫パルボウイルス感染症や猫伝染性腹膜炎(FIP)などの場合、元気の消失だけでなく、食欲の低下や高熱などの症状を引き起こし、症状が進行するほど治療が困難になります。
明らかに元気がなく、ぐったりしている場合は、速やかにかかりつけの獣医師に相談し、たとえ夜間である場合でも救急にかかることをおすすめします。
嘔吐などの別症状
下痢の他に嘔吐の症状もある場合、急性胃腸炎や異物による中毒症状などを引き起こしている可能性が考えられます。
特に異物誤飲や誤食が疑われる場合、飲み込んだ種類や量によっては様子をみているうちに重症化しかねません。
また、下痢と嘔吐が長く続く場合、脱水症状に繋がる恐れがあります。
水を飲んでも嘔吐を繰り返す、食欲の低下がみられるなど明らかに様子がおかしい場合は早めに動物病院を受診することをおすすめします。
血便
便の緩さに関わらず、血便がみられる場合は何らかの異常のサインです。
先述した通り、下痢に黒い血が混ざっている場合は小腸など、鮮血の場合は大腸や肛門付近で出血が起きている可能性があります。
血便を引き起こす原因は緊急性を要する可能性があるため、すぐに動物病院を受診してください。
特に、血が混じる程度でなく、トマトジュースのような真っ赤な水様便が出ている場合は、腫瘍や大腸炎などの重篤な病気を患っている疑いがあります。
処置が遅れると危険であるため、わずかな異変でも獣医師に相談するようにしましょう。
子猫や老齢の猫も速やかな受診がおすすめ
成猫なら自然に治るようなものでも、免疫力の低い子猫や老齢の猫の場合は重症化するケースも少なくありません。
初期症状の下痢から進行して、その後脱水症状を引き起こしたり、全身状態が急激に悪化したりする恐れがあります。
素早く対処するために、子猫や老齢の猫の場合は、嘔吐や血便などの症状が伴わない場合も早めに獣医師に相談することをおすすめします。
猫の下痢にかかわる病気には診療費がペット保険で補償されるものも

下痢を引き起こす原因は多く、症状や治療期間によっては高額な費用が必要となるケースもあります。
猫の下痢にかかわる診療費はペット保険の補償対象となる場合があるため、万が一の時の心強い味方として、ペット保険の加入を検討しておきましょう。
猫の下痢に関連する病気の診療費事例
下痢に関連する病気の診療費は、原因や病気の進行度によってかかる診療費が大きく異なります。
例えば、猫が下痢をした場合、主に便検査や点滴などが行われ、以下のような診療費がかかります。
軽度の下痢の場合
- 初診料‥‥…約1,000円
- 便検査‥‥…約500円
- 血液検査‥‥…約4,000円
- 点滴‥‥…約1,000円
合計‥‥…約6,500円(注射や処方薬代を除く)
参照元:日本獣医師会|家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査
※上記の診療費等はあくまで一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません
※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります
状態によってはレントゲン検査や超音波検査などを行うため、費用がさらに高額になるでしょう。
また、猫の下痢の原因が回虫であった場合、おおよそ以下のような診療費がかかります。
下痢の原因が回虫である場合(体重2.5~7.5kg)
- 初診料‥‥…880円
- 便検査‥‥…550円
- 駆虫薬‥‥…1,540円
合計‥‥…2,970円
参照元:うえの動物病院|料金のご案内
※上記の診療費等はあくまで一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません
※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります
多くの駆虫剤は幼虫や虫卵には効果がないため、一般的には期間を空けて複数回の投薬や再度便検査を行います。
また、脱水症状を起こしている場合や胃腸への影響が大きい場合はさらに診療費がかかる可能性があるでしょう。
IBD(炎症性腸疾患)の診断のため内視鏡検査を実施する場合
- 麻酔料
- 検査料
- 入院費
- 病理検査代
合計‥‥…23万円
参照元:関内どうぶつクリニック|炎症性腸疾患(IBD)
※上記の診療費等はあくまで一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません
※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります
先述した通り、詳細な検査が必要となるIBDでは、内視鏡検査や病理検査が必要となります。
また、診断後も長期的な治療を進めていく形になるため、費用が高額になりやすい疾患として挙げられます。
診療費の補償だけでなく病気の早期発見などにつながるメリットも
ペット保険の加入には、診療費の補償だけでなく、早期発見に繋がるというメリットもあります。
ペット保険に加入していれば、費用の負担を抑えられることから動物病院を受診しやすくなるでしょう。
猫の下痢にはさまざまな原因があり、重症化した場合、入院しなければならないケースは少なくありません。
特に体力の少ない子猫や老齢の猫では、対処が遅れることで下痢を伴う体調不良が深刻化することも考えられます。
早いタイミングで受診することで病気の早期発見・早期治療に繋がり、なおかつ愛猫に治療の選択肢を増やしてあげられるでしょう。
病気の種類や保険会社によっては補償対象とならないケースもある
ペット保険の加入先を選ぶ際には、各保険会社を比較することが大切です。
補償対象の病気やケガは各保険会社で異なるため、場合によっては下痢に関連する病気が補償対象とならないケースがあります。
例えば、保険会社によっては、猫パルボウイルス感染症の診療費を補償対象外としている場合もあるため注意しましょう。
ペット保険の加入を検討する場合は、愛猫がかかりやすい病気を踏まえた上で、各保険会社の重要事項説明書や補償対象外項目について比較することをおすすめします。
猫が下痢を起こしたときに自宅でできる対処法

猫が下痢を起こした場合、症状を悪化させないために落ち着いた対処が求められます。
最後に、自宅でできる下痢への適切な対処法について紹介します。
猫の様子と便の状態を確認する
猫が下痢をした場合、まずは猫の様子と便の状態を確認するところから始めましょう。
頻繁に下痢をすることもなく、いつも通り元気で食欲もある場合は、一過性のものである可能性が高いと考えられます。
一方で、便の異常が続く、下痢が治まらないなどの場合は、どの病気が原因であるかに関わらず、速やかに動物病院を受診することをおすすめします。
その際、下痢の開始時期や環境の変化の有無、下痢の頻度などについて記録しておきましょう。
また、可能であれば便を持参することで、正確に便の性状を獣医師に伝えられます。
フードが原因として考えられる場合には一時的に変えてみる方法も
フードが原因と考えられる場合は、普段与えているフードを変えてみることも1つの方法です。
突然下痢が始まった場合は、特定の食べ物が原因で下痢を引き起こしている可能性が考えられます。
特に、新しいフードを与える際は消化不良を起こさないよう、以前のフードに少しずつ混ぜて、味に慣れさせながら与えると良いでしょう。
1日に何度も下痢をする、フードを変えても下痢が続くなどの様子がみられる場合は、速やかに獣医師に相談してください。
医師の指示ではない下痢止めなどを投薬しないよう注意
猫が下痢を起こしているからといって、自己判断で下痢止めなどを投薬することは控えましょう。
人間用の薬は、人間にとっては安全性が高いものでも、猫の体には危険な場合があります。
自己判断で、獣医師の指示なく薬を投薬した場合、かえって愛猫の体調を崩しかねません。
与える薬によっては中毒を起こすこともあるため注意してください。
脱水症状にならないよう水を飲むことを制限しない
猫の下痢への対処法として、猫に水を飲ませることも大切です。
下痢は体内の水分を排出するため、水分量を制限すれば脱水症状に発展する恐れがあります。
なお、猫は犬ほど水を飲む習慣がないため、以下のような工夫をすると良いでしょう。
- 水を頻繁に取り替える
- 水飲み皿を多く用意する
- ぬるま湯など飲み水の温度を愛猫の好みにする
- ドライフードをふやかす
特に子猫の場合、少しの下痢でも脱水症状になりやすい上、食欲の低下から低血糖などの症状を引き起こしかねません。
多尿がみられる、激しく下痢や嘔吐をしている、1日以上水やフードを食べないなどの危険な状態がみられる場合、速やかに獣医師に相談して原因を究明することをおすすめします。
監修者よりコメント
猫の下痢は、飼い主がよく経験する身近なトラブルの一つです。
下痢の原因は、生活環境の変化や食事内容の変化などのストレスだけでなく、寄生虫やウィルス感染、膵炎など、軽症なものから重症のものまで様々な病気の可能性もあります。
一時的な軟便であれば様子を見ても問題ありませんが、下痢が長引いたり、便の色の変化、嘔吐や食欲低下などの他の症状が見られる場合には、大きな病気が潜んでいる可能性があります。
普段から愛猫の様子を観察し、いつもと違う様子があれば、早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
一時的な下痢であれば、特別な治療が必要ない場合もありますが、長期の治療や入院が必要になる病気もあります。
診療費が高額になってしまった場合にも、安心して治療ができるように準備しておくことが大切です。
万が一の時のために、保険の加入も一度お考えください。
まとめ
猫の下痢は、身近なトラブルの1つです。
原因や症状によっては一刻を争う場合があるため、ただの下痢だと思って放っておくと深刻な状態に陥りかねません。
愛猫の病気のサインを見過ごさないためにも、日頃からトイレの様子をチェックしておきましょう。
また、下痢に関連する病気には高額な診療費がかかるケースがあります。
こうした場合に備えて、ペット保険の加入を検討しておくことをおすすめします。
